最近の、日曜日21時から放送しているNHKスペシャルシリーズが
面白すぎて、その放送を見た感想と、書いていて思ったことがあれば、
書いておこうという、10/31~11/6の週の振り返り。
NHKスペシャル、進化論シリーズ。
最近のNHKスペシャルは、かなり力が入っているなぁ。
と思いながら、11/6(日)に放送が始まった進化論シリーズも、
かなり、面白くなりそうな予感。
途中に、小ネタは入っているものの、
第一回は、植物の世界観を知ることが出来る内容だった。
植物自身にも、自己防衛反応があり、また、危険を周りに知らせたり、
他にもあらゆるコミュニケーションの手段を持っているという、
最新の研究内容は、かなり興味深い。
コミュニケーションの手段といえば、
「言語」
という刷り込みが成されているのが人間だと思うけれど、
植物の世界観からすると、
化学物質などを組み合わせて、伝達物質を放出しているのだそう。
目には見えないけれども、
コミュニケーションを取っているのが、植物の世界観であり、
また、植物の世界では、
栄養のやり取りも行われているようで、
菌を通じて、多くの栄養を作り出した植物は、
栄養が足りていない植物に栄養を送るという、共生関係が存在しているそう。
たしかに、地下の様子は見ることは出来なかったけれど、
今回の放送で、「菌」という存在が、
植物同士を結びつける役割を担っていることがわかった。
この、共生関係は、人間の世界には無い世界感だというのが、第一印象。
次に、助け合いの精神が存在している植物界のほうが、
人間界より、良い世界観のような感じがする。というのが第二の印象。
人間界には、様々なネットワークは存在しているけれども、
共生関係、あるいは、助け合い、相互扶助の関係になっているかは疑問で、
社会の課題として、そこに存在しているように思える。
NHKスペシャル、第一回の終わり方は、
そんな環境が、「環境汚染物質によって破壊されている」から、
環境問題をよく考えようという、結構強引な終わり方をしていたように思える。
まず、知りたいことは、
どんな環境汚染物質が、植物にどのように影響を及ぼしているのか。
これは、きっと、現在進行形で研究中なのでしょう。
次に、環境汚染物質と、ひと括りにしてしまっているけれど、
具体的にはどういった物質で、何が原因で環境に放出されているのか。ということ。
確かに、環境問題は深刻になっており、もう、元には戻せない状況まで
追い詰められているのかもしれない。
ただ、「だから環境に配慮しましょう!」と言われても、具体性に欠ける。
ミクロの対策が先なのか、マクロでの対処が先なのか。
常に、「鶏がさきか卵がさきか」の問題で平行線のまま。
とはいえ、植物界の共生関係の在り方に関しては、
人間も見倣うべき部分はあるのだろう。
資本主義と競争主義が推し進められ、
確かに、ダーウィンの進化論では、「適者生存=競争で生き残る」
という考えが植え付けられてしまっているけれど、
実は、本質は「適者生存かつ、適者は弱者を救う」
という部分は、目から鱗だった。
24時間テレビのスローガン的な考えが、
植物界では、当たり前に行われている。
植物に対する見方が変わる、新発見です。
現代に、共生関係を実現できる?
現代を生きる人類は、共生関係を実現出来るのだろうか?
あるいは、それに類似するシステムを開発出来るのだろうか。
それは、ある意味では、『人新世の資本論』に描かれている
理想的な環境かもしれない。
あるいは、DAOやweb3といった新しいテクノロジーによって、
生み出される新たな経済圏によって、実現させられるのかもしれない。
競争関係ではなく、植物界における共生関係のような世界観が、
人間社会にも取り入れることが出来るのであれば、
人は皆、幸せに暮らせるのかもしれない。
いや、これこそ理想論か?
ただ、植物界では、出来ていること。
人間界で出来ないならば、人間は植物以下の存在ということかもしれない。
バイオミメティクスと言ったら変かもしれないけれど、
自分以外のすべての世界観は、一度知ることが大切なのかもしれない。
自分の価値観に合わないからといって、すべてを否定するのではなく、
否定するにしても、相手の世界観を理解する努力が先に来るべきなのだろう。
人間関係でも。世界的な問題に対する見方でも。
まとめ:人の悩みは、実は小さいのかもしれない。
先週、ネガティブなことが頭の中に浮かんできたら、
とりあえずメモしておいて、後で考える。みたいな習慣を取り入れてみよう。
といって、実践してみたら、意外とネガティブなことを考えることが無くなって、
ネガティブな出来事から、
色々派生させて考えながら日記を書いている自分からすると、
「ネタが無くなった!」なんて思うくらい、
ネガティブなことをメモするだけで、頭がスッキリとして、
目の前のことにしっかり集中出来て、ビックリしてる。
メモに残す。というか、頭の中に浮かんでくる思考とか、悩みは、
実は、書いてみると大したことは無くて、
後で考えよう。と思っていても、実は取るに足りないことの方が
多かったりすることに気づいた。
人には人の主観があって、人それぞれの世界観で生きている訳だけれど、
植物界に見られるような、寛容さを自分の中に持ち合わせておきたいと
思いながら、この振り返りを終わらせようかと思う。
植物の世界観からしたら、人間が生きる寿命なんてものは、
本当に、取るに足りないくらい些細なものなのだろう。
生きている当事者としての「自分」がどう生きたいのか。
どんな世界観の中で生きていたいのか。
自分が重要に思う価値観とは何なのか。
一年も終わりに近づき、年末かぁ。と思うこともあり、
新年になったら、目標でも立てようか。なんて思うこともあり。
いずれにしろ、色々な世界観がある。
「みんな違って、みんな良い」
地球という単位で見た、植物界や人間界のような違いでも、
個人という、細かい単位で見た違いだろうと。
「みんな違って、みんな良い」
「みんな違って、みんなどうでもいい」は、
完全に、クリエイターが自分の世界観を表現するときのマインドセット。
自分視点。
「みんな違って、みんな良い」
という、3人称視点、(神の視点)を持ち合わせても、面白そう。
珍しく、見て良かった!
と思えるNHKスペシャルが続いているので、
今後の期待も込めて、記録に残しておこう。
P.S. 11/6(日)の朝、ツイッターを開くと、
MZDAO企画で参加した、
前澤友作さんにツイッターフォローしてもらうという企画。
とうとう、フォローされてました!
前澤友作さんの行動力には、見倣うべき部分がある。
それくらいの早い行動力。
MZDAOの世界観はどうなるだろう?
なんて考えながら、しばらく、会社が作られていく過程を見てみたい。
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