今週思ったこと。結論は↓
『ちはやふる』は面白い。
青春は、常に「今」にある。
主にこの2つ。とりあえず、ゆっくり書いていこうと思う。
『ちはやふる』が面白い件
アプリのマガジンポケットにて、最近、『ちはやふる』の無料話が更新されていたので、前に読んで、途中で終わっていた辺り、だいたい37巻辺りの内容から、47巻の内容までをイッキ読みしたのが、2/7~2/13の週。2日かけて、十巻分の話を読んでしまった。
ざっくりと内容を書くと、高校生が競技かるたに青春を懸ける話。
高校生の青春を、百人一首の歌にのせて描写していく内容。
百人一首に対する理解も深まる一方、美しい青春と切ない恋愛などのストーリーに惹かれるのが、作品の特徴だろう。
もっとゆっくり読んで、楽しみたかった気もする。
青春について考える
さて、『ちはやふる』の作中では、百人一首の歌を引き合いに、言葉を大切にしながら、青春を描いているのだが、多くの人が、高校時代の青春に惹かれていると思う。
高校時代に対する懐かしさなのか、もう青春を過ごした時に戻れない悲しさなのか、よく、高校時代の「青春」は美しいもので、充実していないと、黒歴史みたいな風潮がある気がする。
ここで、「高校時代は〜」と振り返る前に、そもそも、「青春」の意味から見直してみよう。
青春:人生の春に例えられる若い時代。青年期。(明鏡国語辞典)
若い時代かぁ〜。
常に、今が一番若い時なんだよなぁ〜。と思う。
そう考えると、常に青春だとも言える。
じゃあ、青春のどういった所に惹かれるのかを考えてみる。
これは、『ちはやふる』の作中の表現からも読み取れるけども、「今、この瞬間に懸ける熱量が高い状態」に惹かれるのだと思う。
一つのことに熱中できる、もしくは、熱中できる何かがあることに対して、羨ましいと思う感じ。
今、充実していなかったり、毎日を決められたルーティーンで過ごして、挑戦することのない日々が長く続くとどうなるのか。ということ。
挑戦することがないと、色々と言い訳を作って諦めてしまうように思う。「時間が〜」とか、「やりたいことはもうないし〜」とか。
そんな諦めの言い訳ついでに、「自分も若ければ〜」とか、「高校の時に〜」とか「若い時に〜」なんて言葉で、自分を納得させようとしているのだと思う。
「若ければ色々できた」は、「青春」の意味からも、現実的な観点からも、今をどう過ごすのかということに対して、真剣に向き合っていないから出てくる言葉のような気がする。
「今に懸ける熱量」の問題。
「今」に対して、「気合い」と言ってしまうと、根性論のようで気が引けるけれど、いかに「好奇心」を持って挑戦できているのかを常々考えていれば、日々、青春を感じることができるようにも思える。
「今」に対して、「熱量」を持って挑戦できないようでは、「昔」に戻ったとしても、堕落した時間を過ごしてしまうのではないだろうか。
『ちはやふる』の作中では、ある時から、「でも〜」と「だって〜」を禁止している。
「言い訳をしないで、取り組むようにしよう。」というメッセージなのだが、それに加えて、「青春」を感じるために必要な禁止ワードは、「〜たら」と「〜れば」だと思う。
実現しそうもない未来を想像するよりも、今と真摯に向き合う姿勢を持つことが大事だと、そう考える。
自分も「明日は〜」とか、「疲れた〜」なんてフレーズを使って、言い訳をするのが癖になっているようで、『ちはやふる』を読むと、今と真剣に向き合おうと気力が湧いてくるような気がする。
「熱量」をどう捉えるか。ということだけれども、今と昔の天秤の上に、何かに対する「熱量」が乗っかったとして、昔、何かに懸けていた熱量と、今、何かに懸けている熱量を比べた時に、今と昔のどちらに傾くのかを、よく観察してみると良いのかもしれない。
この天秤が「昔」に傾いていると、「昔は〜」とか、「〜だったら、」といった言い訳が出てくるように思える。
天秤をどちらに傾けさせるのか。
それ次第で、「今」とか「青春」に対する考えが変わってくるように感じる。
「百人一首とか、昔の人すぎて読む気にならん!」と思うかもしれないけれども、それは、好奇心が無さ過ぎかも。メディアの問題もあるかもしれないけど。
ちなみに、月九ドラマ『ミステリと言う勿れの』作中で引用されていたマルクス・アウレリウス・アントニヌスの『自省録』は、昔の人すぎるけれど、ちゃんと、ドラマが放送された次の日辺りのアマゾンでは、一時在庫切れになっておりました。
これが影響力。これが流行というやつか。
兎にも角にも、「今」に対して、どう向き合うのか。ということを考えた週だった。
「今」生きていられているのは奇跡みたいなもの。
「明日という未来」に「今」あるものが当然のようにある保証はない。
だからこそ、「今」とちゃんと向き合って、日々何かに挑戦できればいいなぁ。と感じました。
作文みたいな終わり方で草。
とりあえず、『ちはやふる』は時間が取れたら、ゆっくり読み直したい。
というか、アプリじゃなくて、全巻揃えたいw