新しいことに挑戦しようとする時。普段プライベートで練習している時と、多少感覚が異なるだけで、いつもは出来ているのに、急に出来なくなる瞬間に陥ることは無いだろうか?あれ、なんでだろう?と思ったので、AI片手に、ちょっと調べてみた。
不安と記憶の関係とは?
「いつもと違う…」と思った時に感じることは、大抵不安なので、不安と記憶の関係を調べてみる。すると…
不安は記憶に否定的な影響を与える可能性があります。
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC9104759/
COVID-19パンデミック中に行われたある研究では、睡眠の質の低下、不眠、不安、ストレス、疲労が互いに正の相関を持ち、積極的な対処や記憶とは逆の相関を示していました。また別の研究では、誤情報の撤回が心理的な不快感を引き起こし、これによって不快感を軽減するために撤回を無視する動機が生まれることが示されています。この不快感は、誤情報への信念と使用の継続を予測します。
数学不安症という特定の不安症は、作業記憶を過負荷にすることによってパフォーマンスに悪影響を与えることが示されています。数学不安症の程度が高い人は、計算を含む課題において、数学不安症の程度が低い人よりも作業記憶が低いことが示されています。不安は認知的な活動を抑制し、集中力に影響を与えるため、認知的なパフォーマンスに困難をもたらすことがあります。
ただし、すべての種類の不安が記憶に否定的な影響を与えるわけではありません。マウスを対象とした長期間のカンナビジオール(CBD)治療の効果に関するある研究では、CBD治療が記憶や不安に悪影響を与えないことが示されました。
結論として、不安は特に数学などの特定の課題に関連している場合に、記憶に否定的な影響を与える可能性があります。不安に関連する不快感は、誤情報の継続的な影響にも関与する役割を果たすことがあります。ただし、不安と記憶の関係を完全に理解するためには、さらなる研究が必要です。
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC8447889/
https://www.semanticscholar.org/paper/c1ef9efe263d61d3e1417edb896a725af44b8c03
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/34250870/
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC6513893/
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC8940274/
とのこと。更には、
不安は作業記憶に否定的な影響を与える可能性があります。ある研究では、状態不安と特性不安が作業記憶の更新に関連するP300振幅と負の相関を示していることがわかりました。
別の研究では、数学不安は作業記憶の破壊により、複雑な問題の解決に重大な影響を与えることが示されています。高い数学不安症群は、ネガティブな感情、痛み、恐怖と関連する領域をより活性化させましたが、低い数学不安症群は作業記憶のエンコーディングと回想プロセスに関連する領域を活性化させました。ただし、不安の作業記憶への影響は他の要因によって緩和される可能性があります。ある研究では、高い知能が不安の作業記憶への否定的な影響を防ぐことが示されました。また、ある研究では、耳鳴り患者において耳鳴りの重症度は作業記憶の一部のスコアと関連していましたが、耳鳴り自体は作業記憶のスコアと関連していませんでした。
結論として、不安は特に数学を含む課題において、作業記憶に否定的な影響を与える可能性があります。ただし、不安の作業記憶への影響は知能などの他の要因によって緩和されることがあります。不安と作業記憶の関係を完全に理解するためには、さらなる研究が必要です。
https://www.semanticscholar.org/paper/2c4a430ede6be836aeea5686ce267fb1c8566426
https://www.semanticscholar.org/paper/f74af4bf4d57b9e0a6dda25816ce49570fd5bf5c
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC9688482/
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC6764008/
https://www.semanticscholar.org/paper/c755e9a2a899a208b6b413e0623e816414802a41
https://www.semanticscholar.org/paper/afb8ca3745db8bbb396b4a3c76bd3f6a8d76f249
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/25316093/
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33000654/
などなど。
おそらく、認知的な負荷の問題なのかもしれない。
不安だったり、新しいことに対する挑戦に脳のリソースを取られて、いつも行っている作業だったり、パフォーマンスが出来ないのかもしれない。
さて、認知的な負荷をかけながら練習をする、というのも、なかなかに難しいのではないだろうか。こういったことを考えると、どのジャンルにおいても、「プロ」と言われる分野でトップを走り続ける方々は本当にスゴイのだなぁ。と実感する。
どうやって、不安に対処する?
さて、こうなってくると、不安の対処の方法が気になる所。
ということで、調べてみた。
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC7134563/
- 事前の準備を行う:可能な限り、新しい状況に備えて調査や学習を行います。これにより、感じるかもしれない不安や不快感を軽減することができます。
- リラクゼーションの技術を実践する:深呼吸、プログレッシブ・マッスル・リラクゼーション、視覚化などのリラクゼーションの技術を実践することで、心と体を落ち着かせることができます。新しい状況の前や途中でこれらの技術を実践し、不安や不快感の管理に役立てましょう。
- ネガティブな思考に立ち向かう:不安はしばしばネガティブな思考や信念によって燃え立つことがあります。これらの思考に疑問を投げかけ、よりポジティブで現実的な思考に置き換えるようにしましょう。
- 現在の瞬間に集中する:不安はしばしば未来を心配したり、過去にこだわったりすることから生じます。現在の瞬間に焦点を当て、その瞬間で何ができるかを考え、不安や不快感の管理に取り組みましょう。
- サポートを求める:信頼できる人と話すことで、不安や不快感が軽減し、より支えられていると感じることができます。また、不安が日常生活に干渉している場合は、セラピストやカウンセラーから専門的な支援を求めることもできます。
https://www.semanticscholar.org/paper/8a69279bb3492eb1747eddd0c47fbf5e4e547994
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC9688482/
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/14978561/
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/24118524/
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/23132684/
https://www.semanticscholar.org/paper/b419ddf7cb63655d933277f8e6fe55ff69f09564
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/35086369/
「不安や新しい状況での不快感に対処することはプロセスであり、自分に最適な方法を見つけるには時間がかかる場合があります。自分自身に対して忍耐強く、優しく接し、必要な時に助けを求めることを恐れないでください。」
とのこと。
いかに準備して、いかにその瞬間に没頭するのかということがポイントになりそう。
結局の所、「フロー」の状態に自分自身を持っていくしかなさそう。
いかに雑念を排除するのかということが課題なのかもしれない。
自分自身に対して優しくなる。
挑戦をすると、きっと、ミスをしたり、出来なかったりすることが増えてしまう。そんな時に、自分自身を傷つけるのではなく、自分自身に優しくなりながら、どうにかこうにか、寄り添わないといけないのだろう。
この辺りは、セルフコンパッションだったり、マインドフルネスの知識が役に立ちそう。
認知的な負荷がかかり過ぎると、いつもやっていることすら出来なくなる。これは、スプラトゥーンのサーモンランが良い例かもしれない。難易度が上がるに連れて、いつもならデスしないことが出来ていても、急に出来なくなったり、処理出来なくなったり…
結局は認知的な負荷に慣れるしかないのだろうから、そこは仕方ないかもしれない。
後は、マインドフルネスにも通じるけれど、深呼吸を忘れないようにしよう。不安で仕方ないときは、呼吸が浅くなっていることもしばしば。一旦、呼吸を整えて、間をおいてから取り組むことも大事なことの一つなのかもしれません。
リラックスしている時→きっと呼吸は普段通り。
不安な時→きっと、呼吸は浅くなっている気もする。
上手くいかなかった時のことを思い出しながら、次の機会には、しっかりとしたパフォーマンスが出来るように対処することが大切ですね。
きっと、自分に厳しすぎる人ほど、意識して、自分を認めてあげることが大事かもしれません。
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