第54回:「to + 動詞の原形」
不定詞の副詞的用法の基本を理解する
不定詞が苦手、よく分からない。となっている人は多いハズ。
まずは、どんな時に使うのか、基本的な使い方を見てみましょう。
Q. この記事で、一番大事なことって何?
A. 大事なことを、1枚の画像にまとめました。
いちいちノートにまとめるのが面倒だという方、また、
ノートにまとめることが苦手だという方は、ご活用ください。
Q. 不定詞の〇〇的用法の区別がよく分からない
A. 〇〇的用法という名前以上に、
意味と役割に注目しましょう。
今回、注目する役割は、「理由(〜するため)」を伝える言い方です。
「何か行動した」という文章の後で、「〜するため」と理由を続ける時に、
「to + 動詞の原形」を使っています。
この、「何か行動した」→「〜するため」の文の流れを理解しておきましょう。
※補足① 「to+動詞の原形」=「〜するため」、
「for+名詞」=「名詞のため」
「to+動詞の原形」の意味を少し細かく見てみると、
「〜という行動をするため」と考えることも出来ます。
ex) I need some money to buy food.
(私は、食べ物を買う(という行動をする)ため、いくらかお金が必要だ。)
一方、「for+名詞」を使うと、「〜という物(名詞)のため」
と伝えることが出来ます。
ex) I need some money for food.
(私は、食べ物(という物)のためにいくらかお金が必要です。)
日本語だと、「〜のため」という一言で、全て片付けることが出来ますが、
英語だと、言葉の使い方を変える必要がある場面もある。
という補足でした。
※補足② for/toを活用して文を作る
今回は、「wait」を例にとってみます。
- wait for + 「人/もの」〜:「人/もの」のために待つ
ex) Please wait for me. (私のために待ってくれない?) - wait to + 「動詞の原形」:〜するのを待つ
ex) She is waiting to go. (彼女は、出発を待っている。) - wait for + 「人/もの」+ 「to + 動詞の原形」:「人/もの」が〜するのを待つ
ex) I sat down in the movie theater and waited for the film to begin.
(私は映画館の席に着き、映画が始まるのを待っていた。)
基本的には、「for」の後には「名詞」、
「to」の後には、「動詞の原形」を続けているのが分かると思います。
表現に応じて、適切な言葉遣いが出来るようにしましょう。
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Q. これらの表現を使うと、どんな文ができるの?
A. 例文を何個か書いておきます。
Why are you going out?
なんで出かけるの?
To meet a friend.
友達に会うためだよ。
I don’t have time to play video games.
私にはゲームをする時間がありません。
Do you have time for a cup of tea?
お茶をする時間はありますか?
Everybody needs money to live.
すべての人が、生きるためにはお金が必要だ。
I turned on the TV to watch the news.
私は、ニュースを見るためにテレビをつけた。
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Q. これらの表現は、どんな時に使えるの?
A. この表現が使える場面をイラストにしてみました。
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補足:イラストの日本語訳
She went to the library to study.
彼女は勉強をするために図書館へ行った。
She went to the restaurant to eat lunch.
彼女は昼食を食べるためにレストランへ行った。
She went home to go to bed early.
彼女は早く寝るために家に帰った。
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Q. この記事の要点は?
A. 「〜するため」を表すために、
「to+動詞の原形」を使いました。
- 「to+動詞の原形」を使うと理由を伝えられる。
- to / for の使い分けにはルールがある。
- to / for を活用した表現の確認
の3点をまとめました。
理由を伝える際には、
「何か行動した」→「〜するため」
の文の流れを意識することが大切です。
文法は、スポーツで言うところのルールブックみたいなもの。
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英語を使うとは、スポーツで言うと、試合に出るようなもの。
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次回の文法解説は?
「go」の後の言葉の続け方にも、ルールがある。
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この記事を作る際に参考にした文法の解説書になります。
すべて英語で書かれていますが、練習問題が付いてます。
イギリス英語なので、スペル等の表記が異なる部分もありますが、
「使い方を練習したい」「繰り返し問題を解きたい」
という方は、使ってみても良いかもしれません。
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