第44回:様々な文を受け身の文にする
今回は、色々な形の能動態の文を、
受け身の文に直してみます。
Q. この記事で、一番大事なことって何?
A. 大事なことを、1枚の画像にまとめました。
いちいちノートにまとめるのが面倒だという方、また、
ノートにまとめることが苦手だという方は、ご活用ください。
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Q. どんな文を受け身の形にするの?
A. まずは、「目的語」が2つある文章を受け身にしてみましょう
「目的語」が2つある文章を「受け身」の文にする
- (能動態):Somebody gave the police the information.
(誰かが警察に情報を与えた) - (受け身①):The police were given the information.
- (受け身②):The information was given to the police.
上記のように、能動態の文で、「the police」と「the information」のように、
2つの目的語がある時は、受け身の文を2通り作る事ができます。
目的語が2つ続く動詞
- give / ask / offer / pay / show / teach / tell
これらの動詞を使って受け身の文を作る時は、2通りの文が作れますが、
たいていは、「人」を主語にして受け身の文を作ります。
「being」を活用する
- (能動態):I don’t like people telling me what to do.
(何をすべきかを私に言ってくる人たちが好きではない) - (受け身):I don’t like being told what to do.
(何をすべきか言われるのが好きではない)
能動態の文で、「動詞ing」になっている部分を受け身にする時は、
「being + 過去分詞」の形を作ります。
「get」を受け身で使う
受け身の文では、「be動詞」の代わりに「get」を使うことも出来ます。
ただし、
注①)何らかの出来事が起こったことを受け身にするときにしか「get」は使えない
注②)「get」を使った受け身は、友達と話すくらいのカジュアルな表現。
「be動詞」はどのような場面でも使えるので、
「be動詞 + 過去分詞」の形だけを覚えても良いかもしれません。
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Q. これらの表現を使うと、どんな文ができるの?
A. 例文を何個か書いておきます。
- She was given a present by her colleagues when she retired.
(彼女が退職する時、彼女は同僚からプレゼントを与えられた。) - I wasn’t given the information I needed.
(私は必要な情報を与えられなかった。) - He likes giving presents and he also likes being given them.
(彼はプレゼントをあげることも好きだし、もらうことも好きだ。) - You can’t do anything about being stuck in a traffic jam.
(交通渋滞に陥ってしまったら、何も出来ないよ。) - He got stung by a bee while he was sitting in the garden.
(彼は庭で座っている時に、蜂に刺された。) - This park doesn’t get used very often.
(この公園は、あまり使われていない。)
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Q. これらの表現は、どんな時に使えるの?
A. この表現が使える場面をイラストにしてみました。
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補足:イラストの日本語訳
I heard that he gave you some advice.
(彼が君にアドバイスをしたって聞いたよ。)
Actually, he didn’t. I was given information that I already knew.
(いや、してないよ。自分がもう知ってる情報を聞かされただけ。)
Even if you knew it, isn’t it useful ?
(知っていたとしても、使える情報じゃないの?)
I don’t think it’s needed to be told again.
(改めて聞かされる必要は無いと思うけど。)
But, if it’s important, you need to check repeatedly, isn’t it ?
(けど、もし重要なら、繰り返し確認する必要があるんじゃない?)
How do you feel if it is “common sense”?
(それが「常識」だったらどう思う?)
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Q. この記事の要点は?
A. 受け身の使い方を確認しました。
目的語が2つある文の受け身の文の作り方では、
2通りの文が作れました。
よく使われる受け身の型は、どのようなものだったかを、
しっかりと定着させておきましょう。
文法は、スポーツで言うところのルールブックみたいなもの。
英語学習のゴールは、英語を使えるようにすること!
英語を使うとは、スポーツで言うと、試合に出るようなもの。
試合にでる、つまり、会話で活用できるようにするためには、
練習をしないといけません。
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次回の文法解説は?
「say」を受け身の文で使うと…
この記事を作る際に参考にした文法の解説書になります。
すべて英語で書かれていますが、練習問題が付いてます。
イギリス英語なので、スペル等の表記が異なる部分もありますが、
「使い方を練習したい」「繰り返し問題を解きたい」
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