数えるか、数えないかで、意味が変わる単語 英語文法解説 中級編 part 70

文法解説-中級編
この記事では、英語の学習塾で8年以上の指導経験がある筆者が、分かりやすく易しい英文法解説をしています。ケンブリッジ大学で出版された文法書シリーズを参考にしており、初級編・中級編・上級編のそれぞれを解説しています。簡単なイラストを交え、中学生から社会人まで、幅広い層に対応できる英語の文法学習を提供しています。筆者は生徒たちから「分かりやすい!」と評判であり、その指導経験を活かした文章が魅力です。ぜひ、英語の学習に役立ててみてください。
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第70回:可算名詞として扱うのか、不可算名詞として扱うのかで
意味が変わる名詞を見ていきます。

同じ意味でも、可算名詞と不可算名詞で異なる単語もあります。

Q. この記事で、一番大事なことって何?

A. 大事なことを、1枚の画像にまとめました。

いちいちノートにまとめるのが面倒だという方、また、
ノートにまとめることが苦手だという方は、ご活用ください。

可算名詞・不可算名詞のまとめ画像

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Q. どんな名詞が、可算・不可算の使い分けをするの?

A. noise / paper / hair / room / experience
まずは、これらの単語について注目してみましょう。

数えるか、数えないかで意味が変わる単語

  • noise
    (可算):特定の騒音
    (不可算):雑音一般
  • paper
    (可算):新聞
    (不可算):書くための紙
  • hair
    (可算):一本の髪
    (不可算):髪型
  • room
    (可算):一部屋
    (不可算):場所
  • experience
    (可算):ある期間内に自分の身に起こったこと
    (不可算):これまでの経験全部

「a」を付ける(可算)か、付けない(不可算)か、
あるいは、「s」を付ける(可算)か、付けない(不可算)かで、
意味が変わります。注意しながら、使い分けられるようにしましょう。

※不可算名詞の確認

  • accommodation (イギリス英語では不可算)
  • behavior / damage / luck / permission / traffic
  • advice / bread / furniture / luggage / progress
  • weather / baggage / chaos / information / news
  • scenery / work

これら以外にも、不可算名詞は当然あります。
覚えやすい単語から、覚えてしまいましょう。

同じ意味でも、数えられる単語と、そうじゃないものがある。

  • 仕事
    (可算):job
    (不可算):work
  • 景色
    (可算):view
    (不可算):scenery
  • 旅行
    (可算):travel
    (不可算):trip / journey
  • 荷物
    (可算):bag / case
    (不可算):baggage / luggage
  • 助言
    (可算):suggestion
    (不可算):advice

単語によって、可算・不可算があるので、
1つずつ、使いながら覚えることも大切です。

例文も見ながら、単語がどのように使われているのかを確認してみましょう。

---

 

Q. これらの表現を使うと、どんな文ができるの?

A. 例文を何個か書いておきます。

  • I want to print some documents, but the printer is out of paper.
    (書類を印刷したいのだけれど、紙がない。)
  • Bad news doesn’t make people happy.
    (悪いニュースは、人を幸せにしない。)
  • His English is better than it was. He has made progress.
    (彼の英語は前より良くなっている。一歩前進したみたいだ。)
  • I’d like some information about places to see in this town.
    (この街で見るべき場所についての情報が欲しい。)
  • What time is the news on ?
    (ニュースは何時から始まる?)
  • It’s a beautiful view, isn’t it ?
    (素晴らしい景色じゃない?)

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Q. これらの表現は、どんな時に使えるの?

A. この表現が使える場面をイラストにしてみました。

イラストで分かる可算名詞、不可算名詞の使い方

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補足:イラストの日本語訳

※注)多少、意訳しております。

Did you hear a noise ?
(なんか物音しなかった?)

What noise? I really hate hearing noise, but I heard nothing.
(何の音?騒音は嫌いだけど、何も聞こえなかったよ。)

Are you serious ?
I could hear it from that house.
Let’s check what it was.
(本気で言ってる?
あの家から聞こえたよ。
何の音か確認してみよう。)

Sure. Let’s go there.
(うん。行ってみよう。)

There is furniture, and a doll in this room.
(この部屋には家具があるね。それと人形が1つ。)

Hey! Did you see that?
I think it moved!
(ねえ、今の見た?
あれが動いたと思うんだけど!)

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Q. この記事の要点は?

A. 「数える」「数えない」で意味が変わる名詞を確認しました。

細かい違いではありますが、丁寧に使い分けないと、
意図がズレてしまうことがあるので、言葉の使い方として、
覚えてしまったほうが良いかもしれません。

文法は、スポーツで言うところのルールブックみたいなもの。
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次回の文法解説は?

この記事を作る際に参考にした文法の解説書になります。
すべて英語で書かれていますが、練習問題が付いてます。
イギリス英語なので、スペル等の表記が異なる部分もありますが、
「使い方を練習したい」「繰り返し問題を解きたい」
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