第77回:「the」を付ける時・付けない時①
どのような名前の前に「the」を付けるのか。
丁寧に確認してみましょう。
Q. この記事で、一番大事なことって何?
A. 大事なことを、1枚の画像にまとめました。
いちいちノートにまとめるのが面倒だという方、また、
ノートにまとめることが苦手だという方は、ご活用ください。
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Q. 「the」を付けなくても良い時って、どんな時?
A. 人の名前や地名の前には、「the」がいりません。
細かく内容を確認してみましょう。
「the」がいらない時
- 人の名前の前
(Helen etc.) - 大陸名の前
(Africa / Europe etc.) - 国名・州名の前
(France / Japan / Texas etc.) - 島の名前の前
(Bermuda / Tasmania etc.) - 街・都市名の前
(Cairo / New York etc.) - 山の名前の前
(Everest / Kilimanjaro etc.) - 「職業名+名前」の時
(Doctor Johnson / President Johnson etc.)
ただし、国名の中に、共和国(Republic)、王国(Kingdom)、州(States)
が含まれている名前の前には、「the」が付くので、気をつけましょう。
(the Czech Republic / the Dominican Republic)
(the United Kingdom / the United States of America)
「the」を使わないといけない時
- 海・川の名前の時
(the Atlantic / the Mediterranean / the Amazon / the Nile) - 砂漠の名前の前
(the Sahara / the Gobi Desert) - 複数の人・国・島々・山脈の前
(the Johonsons / the Netherlands / the Canaries / the Alps) - 方角(名詞)の前
(the north / the south-east)
※方角を表す言葉が、形容詞になった場合は、「the」が付きません。
(northern / south-eastern etc.)
例文も確認しながら、「the」を使うか、使わないかを確認しましょう。
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Q. これらの表現を使うと、どんな文ができるの?
A. 例文を何個か書いておきます。
- Milan is in the north of Italy.
(ミランはイタリアの北部にある。) - Africa is much larger than Europe.
(アフリカはヨーロッパより大きい。) - Portugal is in western Europe.
(ポルトガルは、ヨーロッパの西側にある。) - Next year we’re going skiing in the Swiss Alps.
(来年、私達は、スイスアルプス山脈にスキーに行く予定だ。) - The UK consists of Great Britain and Northern Ireland.
(イギリスは、イングランドと北アイルランドから成る。) - She has traveled a lot in the Middle East.
(彼女は、中東によく旅行に行く。)
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Q. これらの表現は、どんな時に使えるの?
A. この表現が使える場面をイラストにしてみました。
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補足:イラストの日本語訳
There are many old buildings in the north part of this city.
It seems there is a big shopping mall in the east part.
(この街の北側には、古い建物が多くあるね。
東側には、大きなショッピングモールがあるみたい。)
Yes, but look!
(うん。でも、見て!)
The west part of this city has beautiful nature. What’s more,
there is a famous restaurant in the south part.
(この街の西側には、きれいな自然があるみたいだし、それに、
南側には、有名なレストランがある。)
Well, where do you want to go ?
(うん。どこに行きたい?)
First, let’s go to the west and take a walk.
After that, let’s go shopping.
(最初に、西側に行って散歩しよう。
その後で買い物しよう。)
OK. Then, let’s eat something after shopping.
(いいよ。じゃあ、買い物の後で何か食べよう。)
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Q. この記事の要点は?
A. 「the」を使う時、使わない時を確認しました。
多くの固有名詞の前では、「the」を使いませんが、一方で、
「the」を使う場合とは、どんな時なのかを、よく確認しておきましょう。
文法は、スポーツで言うところのルールブックみたいなもの。
英語学習のゴールは、英語を使えるようにすること!
英語を使うとは、スポーツで言うと、試合に出るようなもの。
試合にでる、つまり、会話で活用できるようにするためには、
練習をしないといけません。
文法を自由自在に活用するために、
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次回の文法解説は?
「the」が必要な名詞、そうじゃない名詞②
この記事を作る際に参考にした文法の解説書になります。
すべて英語で書かれていますが、練習問題が付いてます。
イギリス英語なので、スペル等の表記が異なる部分もありますが、
「使い方を練習したい」「繰り返し問題を解きたい」
という方は、使ってみても良いかもしれません。
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