関係代名詞の継続用法って何? 英語文法解説 中級編 part 95

文法解説-中級編
この記事では、英語の学習塾で8年以上の指導経験がある筆者が、分かりやすく易しい英文法解説をしています。ケンブリッジ大学で出版された文法書シリーズを参考にしており、初級編・中級編・上級編のそれぞれを解説しています。簡単なイラストを交え、中学生から社会人まで、幅広い層に対応できる英語の文法学習を提供しています。筆者は生徒たちから「分かりやすい!」と評判であり、その指導経験を活かした文章が魅力です。ぜひ、英語の学習に役立ててみてください。
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第95回:関係代名詞の使い方(継続用法とは?)

「〇〇用法」と説明されると、
よく分からなくなってしまうと思います。
なので、この記事では、
この文法の使い方に注目してみたいと思います。

Q. この記事で、一番大事なことって何?

A. 大事なことを、1枚の画像にまとめました。

いちいちノートにまとめるのが面倒だという方、また、
ノートにまとめることが苦手だという方は、ご活用ください。

関係代名詞・継続用法のまとめ画像

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Q. 関係代名詞の継続用法って、何のためにある?

A. 補足情報を付け加えるためにあります。

「who / which / whose / where」を使って、
補足で情報を加えることが出来ます。
具体例を見てみましょう。

関係代名詞の主格や目的格と、継続用法の違い

  • 主格)The woman who lives next door is a doctor.
    (隣に住んでいる女性は、医者だ。)
  • 目的格)We stayed at the hotel (that) you recommended.
    (私達は、あなたがオススメしたホテルに泊まった。)

    ※主格や目的格では、「どの人」なのか。ということや、
    「どの物」なのかということを特定しています。
  • 継続用法)My brother Ben, who lives in Hong Kong, is an architect.
    (私の兄弟のベンは、香港に住んでいて、建築士だ。)
    継続用法)We stayed at the Park Hotel, which a friend of ours recommended.
    (私達は、パークホテルに滞在した。
    そこは、私達の友達がオススメしていたホテルだ。)

    ※継続用法は、「どの人」ということや、「どの物」なのか
    ということは、ある程度分かっていて、コンマ(,)以下で、
    「どんな人か」あるいは、「どんな物か」といった、補足情報を
    付け加えています。

継続用法の注意点

  • 「that」は使えない。
  • 「who / which」は省略できない
  • 目的格で、「人についての情報」を追加する時は「whom」を使う。

例文を確認しながら、継続用法の使い方を見てみましょう。

---

 

Q. これらの表現を使うと、どんな文ができるの?

A. 例文を何個か書いておきます。

  • I went to see the doctor, who told me I needed to change my diet.
    (私は医者の元へ行った。その医者は、食生活を変えるべきだと私に言った。)
  • Our teacher, whose name I have forgotten, was very kind.
    (名前は忘れてしまったんだけど、私達の先生は優しかった。)
  • My car, which I’ve had for 15 years, has never broken down.
    (私の車は、15年ほど持っているのだが、一度も壊れたことがない。)
  • Alaska, where my brother lives, is the largest state in the USA.
    (アラスカは、自分の兄弟が住んでいるのだが、アメリカで一番大きな州だ。)
  • My office, which is on the second floor, is very small.
    (私のオフィスは、二階にあるのだけれど、とても小さい。)
  • Steven, whom I’ve known for a very long time, is one of my closest friends.
    (スティーブンは、知り合ってから長くて、私の親しい友達の1人だ。)

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Q. これらの表現は、どんな時に使えるの?

A. この表現が使える場面をイラストにしてみました。

イラストで分かる関係代名詞・継続用法の使い方

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補足:イラストの日本語訳

※注)多少、意訳しております。

It’s surprising that he, whom I thought I could trust, is
a person who says one thing and does another.
(自分が信頼していた彼が、言行不一致の人だとは驚きだよ。)

You should be careful about what he says to you.
(彼が君に言うことにも気をつけておいたほうがいいよ。)

What should I do then? I think there is no one who I can trust.
(じゃあ、どうすればいいんだろう?
誰も信用できる人がいないと思うんだけど。)

You should think about every problem by yourself before you consult.
(どんな問題でも、相談する前に、自分で考えるべきだと思うよ。)

Well, changing a job might be an option.
(転職も選択肢の1つかも。)

I hope you can find a good job which is suitable for you.
(君にとっての適職が見つかることを願ってるよ。)

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Q. この記事の要点は?

A. 関係代名詞・継続用法について確認しました。

補足して情報を付け加える言い方が関係代名詞の継続用法です。
関係代名詞の継続用法は、使い方を見ながら、
内容を理解する方が、分かりやすいのではないでしょうか。

文法は、スポーツで言うところのルールブックみたいなもの。
英語学習のゴールは、英語を使えるようにすること!
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次回の文法解説は?

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イギリス英語なので、スペル等の表記が異なる部分もありますが、
「使い方を練習したい」「繰り返し問題を解きたい」
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