「時間」を表す言葉と前置詞の使い分け 英語文法解説 中級編 part 121

文法解説-中級編
この記事では、英語の学習塾で8年以上の指導経験がある筆者が、分かりやすく易しい英文法解説をしています。ケンブリッジ大学で出版された文法書シリーズを参考にしており、初級編・中級編・上級編のそれぞれを解説しています。簡単なイラストを交え、中学生から社会人まで、幅広い層に対応できる英語の文法学習を提供しています。筆者は生徒たちから「分かりやすい!」と評判であり、その指導経験を活かした文章が魅力です。ぜひ、英語の学習に役立ててみてください。
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第121回:前置詞を使い分ける

今回は、「時間」に注目して、
前置詞を使い分けることが出来るようにしましょう。

Q. この記事で、一番大事なことって何?

A. 大事なことを、1枚の画像にまとめました。

いちいちノートにまとめるのが面倒だという方、また、
ノートにまとめることが苦手だという方は、ご活用ください。

時間を表す時の前置詞の使い分け

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Q. どんな前置詞を「時間」を表す言葉の前に使うの?

A. 今回は「at / on / in」に注目します。

どのように使い分けるのかを見てみましょう。

「at / on / in」の使い分け

  • 「at」の後には、「時刻」を表す言葉を使う。
    ex) at 11:45 / at lunchtime / at sunset etc.
  • 「on」の後には、「曜日、日付」が続く。
    ex) on Friday / on 20 April 2023 / on my birthday etc.
  • 「in」の後には、月・年・季節など、「期間」を表す言葉を続ける。
    ex) in October / in 1995 / in winter etc.
「at」を使った表現
  • at night:夜に
  • at the weekend (←イギリス英語):週末に
    on the weekend (←アメリカ英語)
  • at the moment:今の所
  • at present :現在は
  • at the same time:同時に
「in」を使うと…
  • in the morning
    in the afternoon
    in the evening
「on」を使うと…
  • on Friday morning
    on Sunday afternoon
    on Monday evening
※注意点
  1. 「last / next / this / every」の前では、「at / on / in」は使わない。
  2. 会話では、曜日の前の「on」は省略されることが多い。
  3. 「〇〇以内に」を「in」を使って表せる。
    ex) in a few minutes (数分以内に) / in a week (一週間以内に)
  4. どれくらい時間が掛かったのかも、「in」を使って表せる。
    ex) I learned to drive in four weeks.
    (4週間で運転の仕方を学んだ。)

例文も合わせて、これらの前置詞の使い分けを振り返ってみましょう。

---

 

Q. これらの表現を使うと、どんな文ができるの?

A. 例文を何個か書いておきます。

  • Electricity prices are going up in October.
    (10月に、電気料金の値段が上がった。)
  • My brother is an engineer, but he doesn’t have a job at the moment.
    (兄弟はエンジニアだが、今の所仕事はしていない。)
  • I haven’t seen her for a few days. I last saw her on Tuesday.
    (数日間、彼女を見ていない。最後に見たのは火曜日だ。)
  • I don’t like driving at night.
    (夜に運転することは好きではない。)
  • My car is being repaired at the garage. It will be ready in two hours.
    (自分の車は、ガレージで修理されている。2時間くらいで直るだろう。)
  • On Saturday night I went to bed at midnight.
    (土曜の夜は、深夜に寝た。)

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Q. これらの表現は、どんな時に使えるの?

A. この表現が使える場面をイラストにしてみました。

イラストで分かる前置詞の使い分け

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補足:イラストの日本語訳

※注)多少、意訳しております。

I’m always happy on Friday nights.
I always hope to spend some time for myself during weekends.
(金曜日の夜はいつも嬉しいね。
週末は自分のために時間を使いたいと思ってるよ。)

Everybody feels the same thing before weekends.
(みんな週末の前は同じ気持ちだと思うよ。)

But on Sunday nights, I always feel “I didn’t have enough time.”
(でも、日曜日の夜はいつも「時間がなかった…」って思うよね。)

That’s right. Besides, if you do some hobbies on holidays,
don’t you feel time passes so rapidly?
(そうだね。それに、休日に趣味をすると、
時間があっという間に過ぎる感じしない?)

I do. And when I get up on Monday morning, I always feel depressed.
(それな。そして、月曜の朝に起きると、常にやる気が無いんだよね。)

That’s true. I really hate getting up early on Monday morning.
(ホントそれ。月曜日の朝に早起きするのはホントに嫌だね。)

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Q. この記事の要点は?

A. 時間を表す言葉と、前置詞の使い分けを確認しました。

どういった表現の時に、どの前置詞を使うのかを、
しっかりと区別して、使い分けることが出来るようにしましょう。

文法は、スポーツで言うところのルールブックみたいなもの。
英語学習のゴールは、英語を使えるようにすること!
英語を使うとは、スポーツで言うと、試合に出るようなもの。
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次回の文法解説は?

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