第30回:助動詞「can」を使って「自分が出来ること」を表現する。
「〜できる」ということを使う場面は結構あるけれど、
自信を持って「できる」と言う場面って、以外と少ないような…
それに、いつも「〜できる」と言ってる人を見ると、
「…うん。」ってなるやつ。
どんな表現でも、「時と場合(TPO)」を考えるって大事。
Q. この記事で、一番大事なことって何?
A. 大事なことを、1枚の画像にまとめました。
いちいちノートにまとめるのが面倒だという方、また、
ノートにまとめることが苦手だという方は、ご活用ください。
Q. 「〜できる」は英語で、どう表現する?
A. 助動詞「can」を活用しましょう。
今回は、「〜できる」ということを伝える助動詞、「can」の使い方について解説です。
助動詞。ということで、これまでに見てきた「will」や「may」と使い方は同じ。
「can + 動詞の原形」という語順を作ることで、
「〜できる」という意味を表すことができます。
「can」のニュアンスとしては、「〜の仕方を知っている」とか、
「自分だったら可能である、出来る。」という感じですが、
すべてまとめて、「〜できる」という日本語訳に落ち着いています。
また、「昔は〜できた」ということを表したい時には、
「can」を「could」に変えれば大丈夫。
- 「can」=「今〜できる」
- 「could」=「昔〜できた」
まずは、これらの意味を覚えることが大切です。
さて、今回解説しているこの「can」を疑問文で使うと、どうなるのかというと、
「Can/Could + you 〜」の場合、
「〜してくれませんか?」と、相手に尋ねる表現となり、
「Can/Could + I 〜」の場合、
「自分が〜しても大丈夫ですか?」と相手に許可を求める表現になります。
疑問文で「can」を使うと、「〜できる」という意味が薄れてしまいます。
表現としてどのような意味になっているのかを覚えてしまいましょう。
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Q. これらの表現を使うと、どんな文ができるの?
A. 例文を何個か書いておきます。
I can play the piano.
私はピアノを弾ける。
He couldn’t understand much English.
彼は英語を理解出来なかった。
I couldn’t sleep well last night.
私は昨晩よく寝られなかった。
Can you open the door, please?
ドアを開けてくれませんか?
Could I borrow your comic books?
あなたの漫画を借りても良いでしょうか?
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Q. これらの表現は、どんな時に使えるの?
A. この表現が使える場面をイラストにしてみました。
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補足:イラストの日本語訳
I could play basketball.
昔はバスケが出来たんだよ。
I could play soccer too.
サッカーも出来たね。
But, I can’t play them now at all.
今はもう、どっちも出来ないけど。
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Q. この記事の要点は?
A. 助動詞「can/could」の意味と使い方でした。
- can + 動詞の原形 :今〜できる
- could + 動詞の原形:昔〜できた
- Can/Could you ~:〜してくれませんか?
- Can/Could I ~ :自分が〜しても大丈夫ですか?
「can」は現在出来ることを表し、「could」は昔出来たことを表しています。
文の作り方自体は、これまでに確認した「will」や「may」と同じです。
疑問文で使うと、Can/Couldの後に続ける言葉が
「you」か「I」かで意味が変わってきます。
相手に尋ねたいのか、許可を求めたいのか、
場面に応じて使い分けられるようにしましょう。
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次回の文法解説は?
①「〜しなければいけない」
②「〜してはいけない」
③「〜しなくてもいい」をそれぞれ表現する。
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この記事を作る際に参考にした文法の解説書になります。
すべて英語で書かれていますが、練習問題が付いてます。
イギリス英語なので、スペル等の表記が異なる部分もありますが、
「使い方を練習したい」「繰り返し問題を解きたい」
という方は、使ってみても良いかもしれません。
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