未来進行形・未来完了形・未来完了進行形 英語文法解説 上級編 part 11

文法解説-上級編
この記事では、英語の学習塾で8年以上の指導経験がある筆者が、分かりやすく易しい英文法解説をしています。ケンブリッジ大学で出版された文法書シリーズを参考にしており、初級編・中級編・上級編のそれぞれを解説しています。簡単なイラストを交え、中学生から社会人まで、幅広い層に対応できる英語の文法学習を提供しています。筆者は生徒たちから「分かりやすい!」と評判であり、その指導経験を活かした文章が魅力です。ぜひ、英語の学習に役立ててみてください。
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第11回:未来進行形・未来完了形・未来完了進行形とは

未来進行形・未来完了形・未来完了進行形
これらの文法が何を表しているのか、
使い方も含めて確認してみましょう。

Q. この記事で、一番大事なことって何?

A. 大事なことを、1枚の画像にまとめました。

いちいちノートにまとめるのが面倒だという方、また、
ノートにまとめることが苦手だという方は、ご活用ください。

未来進行形、未来完了形、未来完了進行形についてのまとめ画像

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Q. 未来進行形って何?

A. 未来進行形は、「will be + 現在分詞」の形で表される文法です。

未来進行形は、未来のある時点で進行中の動作や状態を表します。
例えば、以下のような文が未来進行形として使われます。

  • I will be studying for my exams all day tomorrow.
  • They will be hiking in the mountains next weekend.
  • We will be watching the game at the stadium next Saturday.

未来進行形を使うと、未来のある時点で、特定の動作や状態が進行中であることを表現することができます。
例えば、「I will study all day tomorrow」という文では、明日一日中勉強することがわかりますが、それが進行中であるかどうかは分かりません。しかし、「I will be studying for my exams all day tomorrow」という文では、明日一日中勉強をしていることがわかります。

また、未来進行形は、未来のある時点で進行中の動作や状態が、より詳細に描写することを意図して使われます。
例えば、「They will hike in the mountains next weekend」という文では、来週末に山登りをすることがわかりますが、それがどのような状況になっているのかは分かりません。しかし、「They will be hiking in the mountains next weekend」という文では、彼らが来週末に山登りをしている様子がより具体的に描写されます。

まとめると、未来進行形は、

  1. 未来のある時点で進行中の動作や状態を表現するために使われる。
  2. 「will be + 現在分詞」の形で表される。
  3. 未来のある時点で進行中の動作や状態より詳細に説明することを意図して使われる。
  4. 確定している予定や決定事項に対して使われることが多い。
  5. 現在進行形と同様、長時間続く予定や定期的に行われる予定には使いにくい。

未来進行形を使って会話を作ってみましょう。

What are you doing this time next week?
(来週のこの時間は、何をしているの?)

I will be flying to Paris for a business trip. I will be attending a conference for three days.
(来週のこの時間は、出張でパリに向かってます。3日間の会議に参加するんです。)

That sounds exciting. Have you been to Paris before?
(それはいいね。パリに行ったことはあるの?)

Yes, I have been there a few times. But this time, I will be too busy to do any sightseeing.
(数回行ったくらい。けど今回は観光する時間がないほど忙しいと思う。)

Well, I hope you have a safe trip and a successful conference.
(とりあえず、気をつけて。会議が成功することを願ってるよ。)

未来完了形と未来完了進行形

英語の未来完了形と未来完了進行形は、未来のある時点までに完了する行動や状態を表すために使用されます。

【未来完了形】

未来完了形は、「will have + 過去分詞」の形で構成されます。主に、未来のある時点までに完了する予定のことや、未来のある時点までに終わっていることを表現します。

  • By next year, I will have graduated from university.
    (来年までには、大学を卒業しているだろう)
  • By the time we arrive, the concert will have started.
    (私たちが着く頃には、コンサートは始まっているだろう)

【未来完了進行形】

未来完了進行形は、「will have been + 現在分詞」の形で構成されます。主に、未来のある時点までに継続している行動や状態を表現します。

  • By the time you come back, I will have been waiting for two hours.
    (あなたが帰ってくる頃には、私は2時間待っているだろう)
  • By next month, we will have been living in this apartment for five years.
    (来月までに、私たちはこのアパートに住んで5年になるだろう)

【注意点】

未来完了形や未来完了進行形は、ある時点までに完了することや継続することを表すため、必ず未来のある時点を含む文脈で使用されます。また、未来完了進行形は、継続する行動や状態を強調するため、普段はあまり使用されない傾向があります。

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Q. この記事の要点は?

A. 未来進行形・未来完了形・未来完了進行形について確認しました

  1. 未来進行形
    未来進行形は、未来のある時点で進行中のことを表します。
  2. 未来完了形
    未来完了形は、未来のある時点までに完了することを表します。
  3. 未来完了進行形
    未来完了進行形は、未来のある時点まで進行し続けていることがある程度の期間続いていることを表します。

注意点としては、これらの文法は、

  1. 確実な予定や予測に対して使用することが多いです。
  2. 未来の出来事が決まっているわけではない場合、現在進行形やbe going toなどの表現を使うことが適切です。
  3. 未来完了形や未来完了進行形は、時間の長さに注意しなければなりません。時間があまりにも短い場合、未来進行形の使用が適切です。

以上が、未来進行形、未来完了形、未来完了進行形の使い方についての概要です。使い分けを意識して、自然な英語表現を身につけていきましょう。

次回の文法解説は?

この記事を作る際に参考にした文法の解説書になります。
すべて英語で書かれていますが、練習問題が付いてます。
イギリス英語なので、スペル等の表記が異なる部分もありますが、
「使い方を練習したい」「繰り返し問題を解きたい」
という方は、使ってみても良いかもしれません。

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