第33回:間接話法の時のthat節の使い方
「that」を使う・使わない、で文の作り方が変わります。
Q. この記事で、一番大事なことって何?
A. 大事なことを、1枚の画像にまとめました。
いちいちノートにまとめるのが面倒だという方、また、
ノートにまとめることが苦手だという方は、ご活用ください。
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間接話法で「that」を使う
間接話法では、しばしば「報告する内容」を表す際に 「that 節」を使用します。 例えば、「He said (that) he was enjoying his work.」 や 「The members of the Security Council warned that further action may be taken.」 のようにです。 よく使われる reporting verbs には agree, mention, notice, promise, say, think などがありますが、特に口語では that を省略することがあります。しかし、complain、confide、deny、grumble、speculate、warn、answer、argue、reply のようなより一般的でない reporting verbs の後には、一般に that を省略しません。 また、that節が動詞の直後に来ない場合、特に正式な文章では、that を省略しないことがあります。例えば、She agreed with her parents and brothers that it would be safer to buy a car than a motorbike のようにです。
「that節」を「to + 動詞の原形」で言い換える
間接話法でよく使われる動詞には、「to + 動詞の原形」を伴う代替形があるものもあります。たとえば、acknowledge、assume、believe、consider、declare、expect、find、presume、report、think、understand などです。しかし、これらの代替形はしばしば形式的でフォーマルなものであることが多いです。
動詞の直後に目的語が必要な場合もある
一部の動詞に続く that節 では、動詞と that節 の間に目的語を含める必要があります。この目的語は前置詞目的語ではありません。例えば、I notified the bank that I had changed my address. ですが、I notified that I… や I notified to the bank that I… などではないことに注意してください。このような動詞には、assure、convince、inform、persuade、reassure、remind、tell などがあります。ただし、他の一部の動詞については、that節の前に目的語を含める必要はありません。例えば、They promised (me) that they would come to the party. や、他には、advise、show、teach、warn などの動詞があります。
that節の後の目的語を整える
一部の動詞には、that節を「人を表す目的語」と一緒に使うことができるものがありますが、その場合は目的語の前に前置詞を置く必要があります。
・to を使用する動詞には、She admitted (to me) that she was seriously ill. や、I pointed out (to the driver) that he had parked across the entrance. などがあります。
・with を使用する動詞には、We agreed (with Ella) that the information should go no further. や argue、check、disagree、joke などがあります。
・ask、demand、require の動詞に続けて、of を使用します。例えば、The club asks (of its members) that they pay their fees by 31st December. や、The company demands (of its staff) that they should be at work by 9:00.
この形式に関しては、フォーマルな文章でよく見られます。会話文やフォーマルでは無い場合では、「to + 動詞の原形」を使った節で表されます。(例:The club asks its members to pay their fees by 31st December.)ただし、「demand」を使った場合は、「to + 動詞の原形」を続けることが出来ないので、注意が必要です。
具体例
- Informal speech:
- He mentioned (that) he was going to the beach.
- She denied (that) she had eaten the last slice of pizza.
Formal writing:
- The speaker argued that climate change is a pressing issue.
- The witness replied that he had seen the suspect near the crime scene.
- Formal alternatives with object + to-infinitive:
- The judge found the defendant guilty, and he found the defendant to be guilty.
- The manager expected the project to be completed by the end of the month.
- Object before that-clause with preposition:
- The doctor informed his patient of the diagnosis that he had cancer.
- She persuaded her boss to approve the proposal that she had presented.
- Verbs with or without a personal object before that-clause:
- The politician proposed (to the committee) that they increase funding for education.
- He mentioned (to his friend) that he was thinking about quitting his job.
After ask and require with of:
- The teacher asked (of his students) that they complete the assignment by Friday.
- The landlord requires (of his tenants) that they keep the apartment clean.
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Q. この文法はどうやって使うのでしょうか?
A. 今回の文法を活用した会話文を見てみましょう。
Did you hear about the new company policy?
(新しい会社の方針について聞いた?)
No, what is it?
(いや、何それ?)
The boss announced that all employees must start working from the office again.
(上司が発表したんだけど、全員オフィスに戻って働かなきゃいけなくなったんだって。)
Ugh, I was hoping we could continue working from home. Did anyone complain about it?
(うわー、家で仕事を続けられると思ってたのに。誰か反対しなかった?)
I heard some people grumbling, but the boss didn’t seem to care.
(ぶつぶつ文句を言ってる人がいるって聞いたけど、上司は気にしないみたい。)
Well, I guess we have to follow the rules. Can you remind me when this policy goes into effect?
(まぁ、ルールに従わないといけないんだろうな。この方針がいつから実行されるのか、教えてくれない?)
Sure, I’ll check and let you know.
(いいよ、確認して教えるね。)
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Q. この記事の要点は?
A. 間接話法において、「that 節」の使い方の確認でした。
1.間接話法では、しばしば that-節が使われます。動詞によっては、that を省略することがありますが、特に非公式な場合に限ります。しかし、一部の報告動詞では、that を省略することはできません。
2.一部の報告動詞には、代わりに目的語と 「to+動詞の原形」 を使用することができます。ただし、これらは通常、比較的形式的なものです。
3.一部の動詞には、that-節の前に目的語が必要です。この目的語は、前置詞的目的語ではなく、直接的なものである必要があります。
4.一部の動詞には、that-節の前に目的格の人称代名詞が必要である場合と、必要でない場合があります。また、目的語を含める場合には、前置詞が必要です。
5.一部の動詞には、of の後に名詞句が必要です。これは通常、形式的な文脈で使用されます。
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次回の文法解説は?
この記事を作る際に参考にした文法の解説書になります。
すべて英語で書かれていますが、練習問題が付いてます。
イギリス英語なので、スペル等の表記が異なる部分もありますが、
「使い方を練習したい」「繰り返し問題を解きたい」
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