主語と述語の一致②(単数形・複数形) 英語文法解説 上級編 part 41

文法解説-上級編
この記事では、英語の学習塾で8年以上の指導経験がある筆者が、分かりやすく易しい英文法解説をしています。ケンブリッジ大学で出版された文法書シリーズを参考にしており、初級編・中級編・上級編のそれぞれを解説しています。簡単なイラストを交え、中学生から社会人まで、幅広い層に対応できる英語の文法学習を提供しています。筆者は生徒たちから「分かりやすい!」と評判であり、その指導経験を活かした文章が魅力です。ぜひ、英語の学習に役立ててみてください。
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第41回:主語と述語の一致②(単数形・複数形の使い分け)

前回の内容に引き続き、主語と述語を一致させるために必要な知識です。

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主語に応じて、単数形・複数形を使い分ける

  1. ・「any of, each of, either of, neither of, or none of」に続く複数の名詞/代名詞の場合、単数形または複数形の動詞を使用できます。ただし、丁寧な書き言葉では単数形の動詞を使用します。
    ・「a/ the majority of, a number of, a lot of, plenty of, all (of), or some (of)」に続く複数の名詞/代名詞の場合、複数形の動詞を使用します。「the number of」に続く場合は単数形の動詞を使用します。
    ・「one of」と複数の名詞/代名詞に続く場合は単数形の動詞を使用しますが、「who」が続く場合はしばしば複数形の動詞を使用します。
    ・「any of, none of, the majority of, a lot of, plenty of, all (of), some (of)」に続く不可算名詞の場合、単数形の動詞を使用します。
    ・「every」や「each」と単数名詞/複数名詞に続く場合は単数形の動詞を使用します。
  2. 主語が「and」でつながれた2つ以上の項目から成る場合、通常は複数形の動詞を使用します。ただし、「and」で繋がれた項目を1つの「もの」として考える場合、単数形の動詞を使用することもあります。
  3. 主語が「(either) … or …」または「(neither) … nor …」でつながれた2つ以上の項目から成る場合、最後の項目が単数形の場合は単数形の動詞を使用します。ただし、非公式な英語では複数形の動詞が使用されることもあります。最後の項目が複数形の場合は複数形の動詞を使用します。最後の項目が単数形で、前の項目が複数形の場合は、単数形または複数形の動詞を使用することができます。
  4. 「there + be/have」の場合、単数名詞や不可算名詞には単数形の動詞形を使用し、複数名詞には複数形の動詞形を使用します。ただし、非公式な話し言葉では、複数名詞に対して短縮形の単数形のbeやhave(”There’s”)が使用されることがよくあります。

具体例

  • Any of the students (singular noun) is welcome to attend the lecture.
  • All of the books (plural noun) are on the shelf.
  • The majority of the class (plural noun) are ready for the exam.
  • Some of the food (plural noun) is still left on the table.
  • Each of the guests (plural pronoun) has been assigned a room.
  • Plenty of time (uncountable noun) has been allocated for the presentation.

  • The cat and the dog (two items joined by “and”) are playing in the garden.
  • The new car, along with its accessories (a phrase connected by “and”), is parked in the garage.

  • Either the book or the pen (two items joined by “or,” with the last item singular) is on the table.
  • Neither the apples nor the oranges (two items joined by “nor,” with the last item plural) are fresh.
  • Either the students or the teacher (two items joined by “or,” with the last item singular) is responsible for the mistake.
  • Either the books or the magazines (two items joined by “or,” with the last item plural) are available at the library.

  • There is a cat (singular noun) on the roof.
  • There are three cats (plural noun) on the roof.
  • There’s been a lot of rain (uncountable noun) this week.

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Q. この文法はどうやって使うのでしょうか?

A. 今回文法を活用した会話文を見てみましょう。

Did you hear about the refugees who were turned back at the border?
(国境で入国を拒否された難民の話を聞いたことある?)

Yes, a number of them have been denied entry.
(うん、数人が入国を断られたんだよね。)

That’s terrible. Every country should do more to help those in need.
(ひどいよね。全ての国が、助けを必要とする人々を助けるためにすべきことがあるよね。)

I completely agree. Each of us can do our part to make a difference.
(その通りだよね。私たち一人ひとりが何かしらの形で貢献できるはずだよね。)

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Q. この記事の要点は?

A. 主語と述語の一致について確認しました。

  1. 特定のフレーズに対しては、複数の名詞/代名詞に対して単数形または複数形の動詞を使用することができます。
  2. 「and」で繋がった主語は通常複数形の動詞を取りますが、単一の項目として考えられる場合には単数形の動詞を取ることもあります。
  3. 「either… or…」または「neither… nor…」で繋がった主語は、最後の項目が単数形である場合には単数形の動詞を、複数形である場合には複数形の動詞を取ります。
  4. 「There + be/have」は、単数形あるいは不可算名詞には単数形の動詞を、複数形名詞には複数形の動詞を用います。

次回の文法解説は?

主語と述語の一致③

この記事を作る際に参考にした文法の解説書になります。
すべて英語で書かれていますが、練習問題が付いてます。
イギリス英語なので、スペル等の表記が異なる部分もありますが、
「使い方を練習したい」「繰り返し問題を解きたい」
という方は、使ってみても良いかもしれません。

 

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