第42回:不可算名詞や、複数形の名詞など、名詞に注目
名詞に注目しながら、どんな名詞の時に、動詞の形を変えるのかを見てみましょう。
Q. この記事で、一番大事なことって何?
A. 大事なことを、1枚の画像にまとめました。
いちいちノートにまとめるのが面倒だという方、また、
ノートにまとめることが苦手だという方は、ご活用ください。
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主語と動詞の一致について、4つのポイント
今回は、主語と動詞の一致について、名詞に注目しながら、主に4つのポイントについて説明をしていきます。
ポイント1
- 複数名詞
:会社の収益など、通常複数形の名詞は、複数の動詞を伴います。例えば、The company’s earnings have increased for the last five years. 「会社の収益は過去5年間で増加しています。」また、belongings、clothes、congratulations、goods、outskirts、overheads、particulars(情報)、premises(建物)、riches、savings、stairs、surroundings、thanks なども同様に複数の動詞を伴います。ただし、whereaboutsは単数形または複数形の動詞を伴います。また、policeとpeopleは常に複数形の動詞を伴い、staffは通常複数形の動詞を伴います。
ポイント2
- 単数動詞を伴う複数名詞
:dataやmediaなどは複数形の名詞ですが、通常単数形の動詞を伴います。ただし、学術的な文章などの形式的な文脈では、複数形の動詞が好まれます。criteriaやphenomenaなど、同様の複数形の名詞は常に複数形の動詞を伴います。
ポイント3
- -sで終わる不可算名詞
:中東からのニュースなど、いくつかの不可算名詞は、常に単数形の動詞を伴います。例えば、The news from the Middle East seems very encouraging. 「中東からのニュースは非常に励みになります。」同様に、means(「方法」または「お金」の意味)、economics、linguistics、mathematics、phonetics、physics、politics、statistics、athletics、gymnastics、diabetes、measles、rabiesなども単数形の動詞を使います。ただし、politicsやstatisticsなどの一部の名詞は、文脈によって単数形または複数形の動詞を伴います。
ポイント4
- 測定値、パーセンテージなどとの一致
:測定、量、数量を示すフレーズを使う場合、通常は単数形の動詞が好まれます。例えば、Only three meters separates the runners in first and second places. 「1位と2位のランナーの間はわずか3メートルしかありません。」また、主節において、最初の名詞がパーセンテージまたは分数の場合、動詞は最も近い名詞に一致します。
具体例
- Plural nouns:
- The clothes in my wardrobe need to be sorted out.
- The company’s profits have increased significantly this year.
- The outskirts of the city are becoming more urbanized.
- Plural nouns used with singular verbs:
- The media has been criticized for its biased reporting.
- The data shows a clear correlation between exercise and mental health.
- Uncountable nouns ending in -s:
- Mathematics is a challenging subject for many students.
- Athletics requires a lot of discipline and training.
- Agreement with measurements, percentages, etc.:
- Only one hour is left before the deadline.
- About 70% of the population supports the new policy.
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Q. この文法はどうやって使うのでしょうか?
A. 今回の文法を活用した会話文を見てみましょう。
Did you know that the company’s earnings have increased for the last five years?
(この会社の収益が過去5年間で増加したことを知ってた?)
Really? That’s impressive. I heard that their overheads were increasing too.
(本当に?すごいね。私は諸経費が増えていると聞いたけど。)
Yes, but despite that, they’ve still managed to make a profit. By the way, do you have any particular information on their new product launch?
(そうだけど、それでも利益を出しているんだって。ところで、彼らの新商品の発売について何か情報ある?)
Sorry, I don’t. But the news from the industry suggests that it’s going to be a game-changer.
(いや、何も。でも業界からのニュースによると、それが革新的な商品になるらしいよ。)
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Q. この記事の要点は?
A. 主語と動詞の一致について確認しました。
・複数名詞は通常複数形の動詞を取る
(例:The company’s earnings have increased for the last five years.)
・一部の複数名詞は単数形の動詞を取ることがある
(例:All the data is available for public inspection.)
・-sで終わる不可算名詞は単数形の動詞を取ることがある
(例:The news from the Middle East seems very encouraging.)
・測定値や割合などを表す場合、通常単数形の動詞を使うことが好ましい
(例:Only three metres separates the runners in first and second places.)
・複合主語の最初の名詞が割合や分数である場合、動詞は最も近い名詞に合わせる
(例:About 50%/half of the houses need major repairs.)
・単数名詞が集合体である場合、単数形または複数形の動詞を使用できる
(例:Some 80% of the electorate is/are expected to vote.)
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次回の文法解説は?
複合名詞と名詞句
この記事を作る際に参考にした文法の解説書になります。
すべて英語で書かれていますが、練習問題が付いてます。
イギリス英語なので、スペル等の表記が異なる部分もありますが、
「使い方を練習したい」「繰り返し問題を解きたい」
という方は、使ってみても良いかもしれません。
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