第49回:否定語を使い分ける。
これらの言葉を使い分ける時に気をつけることは、何なのか見てみましょう。
Q. この記事で、一番大事なことって何?
A. 大事なことを、1枚の画像にまとめました。
いちいちノートにまとめるのが面倒だという方、また、
ノートにまとめることが苦手だという方は、ご活用ください。
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否定表現を確認する。
1: No, none (of) and not any
- noやnone (of) は、not a や not any の代わりに使われることがある。
- noやnone (of) を使うことで、特に強調することができる。
- anyoneやanythingなどの否定形も同様に、no oneやnothingなどに置き換えることができる。
- nowhereやneverなども同様に、強調したい時に使うことができる。
2: 初めに否定形を使わない
- 文の先頭やand、but、thatといった前置詞の後に置くときは、否定形を使わず、noやnone of、no oneなどを使う。
- 例えば、「Not any force was needed」ではなく、「No force was needed」と表す方が、より自然な表現になる。
3: 正式な文体での否定形の使い方
- 正式な文体や文学的な文体では、否定形のnot aを文の先頭や前置詞の後に使うことがある。
- 例えば、「Not a sound came from the room」と言うと、よりフォーマルな印象を与えることができる。
4: noの後には単数形・複数形が使える
- noの後には、単数形・複数形のどちらでも使うことができる。
- ただし、1つしかないものを表す場合は単数形を、複数のものを表す場合は複数形を使うことが多い。
5: 特別な強調表現
- noやnone ofに特別な強調を加える表現がある。
- 不可算名詞には「no amount of」、単数形の可算名詞には「not one…/not a single…」、複数形の可算名詞には「not one of…」を使うことができる。
6: 口語的な表現
- 日常会話でよく使われる表現には、「No wonder」(当然のこと)、「No idea」(分からない)、「No comment」(コメントなし)などがある。
- 「No way」「No chance」などは、断固とした拒否を表す際に使われることが多い。
- 「No problem」「No bother」は、何かをやるのが難しくないことを表す際に使われる。
具体例
- No, none (of) and not any
- Not a single person showed up for the meeting. (less emphatic)
- None of the attendees came to the meeting. (more emphatic)
- 初めに否定形(not)を使わない
- He doesn’t have any pets. (less formal)
- No pets can be found in his house. (more formal)
- 正式な文体での否定形の使い方
- Not a word was spoken during the entire lecture. (formal)
- There wasn’t a sound throughout the entire lecture. (less formal)
- noの後には単数形・複数形が使える
- I asked for directions, but there was no one to ask. (singular noun, expected one person)
- I called the customer service line, but there were no representatives available. (plural noun, expected more than one)
- 特別な強調表現
- No amount of money can make up for the loss of a loved one. (uncountable noun)
- Not one ticket was available for the concert. (singular countable noun)
- Not one of the students passed the test. (plural noun)
- 口語的な表現
- No way am I going to that party. (emphatic refusal)
- No comment on that topic. (no response)
- No problem, I can help you with that. (easy to do)
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Q. この文法はどうやって使うのでしょうか?
A. 今回の文法を活用した会話文を見てみましょう。
Hey, do you have any plans for this weekend?
(ねぇ、今週末の予定ってあるの?)
Sorry, there’s no way I can make plans this weekend. I have a huge project due on Monday.
(ごめん、今週末は無理だわ。月曜日に提出しなくちゃいけない大きなプロジェクトがあるんだ。)
No problem, I understand. How about next weekend then?
(ああ、わかった。じゃあ来週の週末はどう?)
No idea yet, I’ll have to check my schedule.
(まだ分からないなあ、スケジュールを確認しなきゃ。)
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Q. この記事の要点は?
A. 否定表現の確認を行いました。
・「no」と「none of」は、「not a」と「not any」の代わりに用いられ、強調をするために用いられる。
・文頭や「and」「but」「that」の直後には「not a」や「not any」は使われない。「no」「none of」「no one」などを用いる。
・文学的なスタイルでは、文頭や「and」「but」「that」の直後に「not a」を使うことができる。
・「no」の後には、単数形または複数形の名詞を使うことができるが、一般的には単数形がよりフォーマルである。
・「no amount of」や「not one…」、「not a single…」、「not one of…」などを使うことで「no」や「none of」に特別な強調を加えることができる。
・「no wonder」「no idea」「no comment」などの表現があり、口語的によく使われる。
・「no way」「no chance」「no problem」「no bother」などの表現もあり、断りや信じないことを表現するのに使われる。
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次回の文法解説は?
量がたくさんあることを表す時は…
この記事を作る際に参考にした文法の解説書になります。
すべて英語で書かれていますが、練習問題が付いてます。
イギリス英語なので、スペル等の表記が異なる部分もありますが、
「使い方を練習したい」「繰り返し問題を解きたい」
という方は、使ってみても良いかもしれません。
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