生きていく上で、お金の勉強は大事。とはいえ、なかなか時間もなくて後回し。そんな状況を変えたい方は必見!ファイナンシャル・プランナー3級程度の知識があると、お金に関する知識、いわゆるマネーリテラシーを身につけることができます。ファイナンシャル・プランナー略してFP3級の要点を自分の勉強がてら、まとめていきたいと思います。
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第15週、1日目:NISA
NISA(少額投資非課税制度)
NISAは、一定額以下の投資にかかる売却益や配当金が非課税になる制度で、一般NISA、つみたてNISA、ジュニアNISAの3つのタイプがあります。
一般NISA:
- 年間120万円までの投資にかかる売却益や配当金が非課税。
- 非課税の期間は5年間。
- 利用できるのは20歳以上の日本国内居住者(2023年以降は18歳以上)。
- 1年に1口座を開設できますが、金融機関は1年ごとに変更可能。
- 対象商品は上場株式、株式投資信託、ETF、J-REIT(預貯金や公社債は対象外)。
- NISA口座内で生じた損失は他の口座での売却益や配当金と損益通算できない。
- 非課税枠は翌年に繰り越せない。
- 2024年以降、新しいNISA制度に移行します。
第15週、2日目:つみたてNISA
つみたてNISA(積立投資非課税制度)
つみたてNISAは、長期的な積み立て投資に適しており、年間40万円までの投資にかかる売却益や配当金が最長20年間非課税となります。対象者は20歳以上の日本国内居住者(2023年以降は18歳以上)。対象商品は長期の積み立て・分散投資に適した公募株式投資信託とETFです。一般NISAと併用できません。
第15週、3日目:ジュニアNISA
ジュニアNISA
ジュニアNISAは、未成年者向けのNISAで、年間80万円までの投資にかかる売却益や配当金が非課税です。対象者は20歳未満の日本国内居住者(2023年以降は18歳未満)。未成年者の代理で口座を管理する親権者等がいます。金融機関の変更はできず、18歳までは払出しに制限があり、途中で払い出す場合には過去の利益に課税されます。
※ジュニアNISAの投資可能期間は2023年12月までです。
第15週、4日目:ポートフォリオ
ポートフォリオ
- ポートフォリオとは: ポートフォリオは、所有する資産の組み合わせを指し、分散投資を意味します。
- ポートフォリオ運用とアセットアロケーション: ポートフォリオ運用は、異なる銘柄に投資することで安定性を追求します。アセット・アロケーションは、投資資金を異なる資産クラスに分散して運用する方法です。
- 期待収益率: 期待収益率は、予想される状況とその発生確率から、投資収益率を加重平均した値です。ポートフォリオの期待収益率は、構成銘柄の期待収益率をポートフォリオの割合で計算します。
- リスクの低減効果と相関係数: リスクは損失だけでなく、利益の発生も含みます。ポートフォリオのリスクを低減するために、相関係数を使用します。相関係数は、資産間の価格動向の関係を示し、-1から+1の範囲で表現されます。相関係数が-1に近いほど、リスク低減が期待されます。
第15週、5日目:デリバティブ取引
デリバティブ取引
デリバティブ取引は、株式や債券などの金融商品から派生した金融商品(デリバティブ)を扱う取引です。主なデリバティブ取引には、以下のものがあります:
- 先物取引: 将来の特定時点で、特定の商品をあらかじめ定められた価格で一定数量売買する取引。例えば、5月に8月に受け渡す商品の価格を予め決定する取引です。
- オプション取引: 将来の特定時点で、特定の商品を一定の価格で売買する権利を売買する取引。買う権利をコール・オプション、売る権利をプット・オプションと呼びます。取引期間が長いほど、オプション料(オプションプレミアム)は高くなります。
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