生きていく上で、お金の勉強は大事。とはいえ、なかなか時間もなくて後回し。そんな状況を変えたい方は必見!ファイナンシャル・プランナー3級程度の知識があると、お金に関する知識、いわゆるマネーリテラシーを身につけることができます。ファイナンシャル・プランナー略してFP3級の要点を自分の勉強がてら、まとめていきたいと思います。
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第16週、1日目:税金の分類
税金の分類
税金は、性質や納付方法に基づいていくつかのカテゴリに分類できます:
- 国税と地方税:
- 国税:国が課税する税金。例: 所得税、法人税、相続税、贈与税、登録免許税。
- 地方税:地方公共団体が課税する税金。例: 住民税、事業税、固定資産税、地方消費税。
- 直接税と間接税:
- 直接税:税金を負担する人が直接納める税金。例: 所得税、法人税。
- 間接税:税金を負担する人と納める人が異なる税金。例: 消費税、印紙税。
国税は所得税や法人税など、直接納める人が納める税金です。一方、消費税や酒税などは、商品を購入する人が支払うが、国が受け取る間接税の一部です。
第16週、2日目:申告納税方式と賦課課税方式
税金の納付方法には、納税者が自ら税額を計算して提出する「申告納税方式」と、税金を計算し通知する「賦課課税方式」の二つがあります。
- 申告納税方式:
- 納税者が自分で税額を計算して申告する方法。
- 例: 所得税、法人税、相続税。
- 賦課課税方式:
- 国や地方公共団体が税額を計算し、納税者に通知する方法。
- 例: 住民税、固定資産税など。
第16週、3日目:所得税の基本
I. 所得税とは:
- 所得税は、個人が1年間に得た収入から、その収入を得るためにかかった必要経費を差し引いた金額に課される税金です。
- 所得 = 収入 – 必要経費
II. 所得税の納税義務者と範囲:
- 居住者は、日本国内に住所を有する、または1年以上日本国内に居所がある個人を指します。非永住者以外の居住者は、国内および国外で得たすべての所得に対して所得税が課税されます。
III. 所得税が非課税となるもの:
- 社会保険の給付金(雇用保険、健康保険などの保険給付、障害年金、遺族年金など)
- 通勤手当(月15万円まで)
- 生活用動産の譲渡による所得(ただし、30万円超の貴金属等は除く)
- 身体の傷害に起因して支払われる生命保険契約の保険金
- 資産の損害に起因して支払われる損害保険契約の保険金
これらの所得には所得税は課されません。
第16週、4日目:所得税の計算の流れ
- 所得の分類:
- 利子所得、配当所得、不動産所得、事業所得、給与所得、退職所得、山林所得、譲渡所得、一時所得、雑所得の10種類に所得を分ける。
- 各所得の計算:
- 各所得の金額を計算し、合算する。損益通算や損失の繰越控除なども行う。
- 課税標準の計算:
- 合算した所得金額から所得控除を差し引いて、課税標準を計算する。
- 所得税額の計算:
- 課税所得金額に税率を掛けて所得税額を計算する。
- 所得税額から税額控除(例: 住宅ローン控除、配当控除など)を差し引いて申告納税額を計算する。
第16週、5日目:総合課税と分離課税
総合課税:
- 合算課税の一部。多くの所得種類(利子、配当、不動産、事業、給与、一時、雑所得など)が合算され、総合的に課税される。
分離課税:
- 一部の所得が他の所得と分離されて課税される。
- 申告分離課税:所得者が自ら税額を申告。
例: 利子所得、退職所得、山林所得、譲渡所得(土地、建物、株式の譲渡所得) - 源泉分離課税:源泉徴収で税額が天引きされる。
※ 総合課税は多くの所得が合算され、分離課税は一部の所得が独立して課税される方式。
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