生きていく上で、お金の勉強は大事。とはいえ、なかなか時間もなくて後回し。そんな状況を変えたい方は必見!ファイナンシャル・プランナー3級程度の知識があると、お金に関する知識、いわゆるマネーリテラシーを身につけることができます。ファイナンシャル・プランナー略してFP3級の要点を自分の勉強がてら、まとめていきたいと思います。
第25週、1日目:相続の承認と放棄
単純承認、限定承認、放棄の違い。
・単純承認は相続財産全体を無条件で承認することです。相続人が全責任を負うことになります。
・限定承認は、相続財産の一部についてのみ承認し、残りを放棄することです。過大な債務を負わずに済むメリットがあります。
・放棄は相続財産全体についての権利自体を放棄することです。相続人としての地位そのものを否認することになります。
第25週、2日目:遺産分割
遺産分割には協議分割と審判分割などがあります。協議分割は当事者間の話し合いで分割する方法で、審判分割は裁判所の審判により分割する方法です。
遺産の分割方法には現物分割と価額分割があります。現物分割は財産そのものを分配し、価額分割は金銭の支払いによって精算する方法です。
配偶者居住権とは、被相続人の自宅に居住していた配偶者が、相続開始後も引き続き居住できる権利のことをいいます。一定の要件があります。
第25週、3日目:遺言と遺贈
遺言とは、人が死亡した場合に遺される財産や権利義務関係について、自らが生前に定めておくことです。
遺贈とは遺言の一類型で、特定の財産を特定の者に譲ることを内容とする遺言のことを指します。
遺言には公正証書遺言や自筆証書遺言、秘密遺言があります。公証人立会いや証人が必要なものもあります。
遺言の効力を発生させるためには、
1遺言能力
2意思表示の真実性
3法定の方式の遵守、が必要となります。
第25週、4日目:遺留分
遺留分とは、法定相続人の遺留分権利者が、遺言などによって相続分から外れた場合にも、最低限保障されるべき相続分のことをいいます。
遺留分権利者は配偶者と直系卑属血族で、その割合は配偶者が2分の1、子が3分の2などと法定されています。
遺留分を侵害した場合、遺留分額に不足する金額の支払いを請求できるのが遺留分侵害額請求権です。遺言者の意思をある程度制限します。
第25週、5日目:成年後見制度
成年後見制度とは判断能力が不十分な成年者を法律的に支援する制度です。本人を直接支援するとともに、財産管理や契約行為の代行も行います。
成年後見には、後見、保佐、補助の3種類があります。
後見は生活全般の判断で支援が必要な場合、
保佐は日常生活は問題ないが法律行為に制限が必要な場合、
補助はその両方の支援が必要な場合と使い分けがなされます。
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