第1回:現在形と現在進行形の発展的な使い方。
基本、中級、では、進行形に出来ないと言われていた動詞も、
実は、進行形で表すことで、ある意味を追加することが出来ます。
Q. この記事で、一番大事なことって何?
A. 大事なことを、1枚の画像にまとめました。
いちいちノートにまとめるのが面倒だという方、また、
ノートにまとめることが苦手だという方は、ご活用ください。
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Q. 状態動詞って何?
A. 英語の状態動詞(stative verb)とは、
状態や感情、所有、感覚、思考などの状態を表す動詞のことです。
状態動詞は、動作を表す動詞(動作動詞)とは異なり、
継続的な状態を示し、動作の進行や進行完了を表しません。
例えば、以下のような単語が状態動詞にあたります。
- be (~である、~にいる)
- seem (~のように思われる)
- like (~が好きである)
- love (~を愛する)
- hate (~を憎む)
- own (~を所有する)
- belong (~のものである)
- know (~を知っている)
- understand (~を理解する)
- remember (~を覚えている)
- forget (~を忘れる)
- believe (~を信じる)
- feel (~を感じる)
- see (~を見る)
- hear (~を聞く)
状態動詞を現在進行形として使える時は、どんな時?
英語の状態動詞を現在進行形として使うことは、
一般的に適切ではありません。状態動詞は状態を表すための動詞であり、
動作や行為を表現する動詞(動作動詞)とは異なります。
現在進行形は、ある動作が現在進行中であることを表すために使用されます。
ただし、状態動詞を現在進行形として使用する場合も、
文脈によっては正しいことがあります。
例えば、以下のような場合です。
- 一時的な感情や状態を表す場合
: I‘m feeling a bit tired today.(今日はちょっと疲れている。) - 変化が起こりつつある場合
: The climate is changing rapidly.(気候は急速に変化している。) - その場での意思決定を表す場合
: I’m thinking about what to do next.(次に何をするか考えている。)
しかし、状態動詞を現在進行形として使用することができるかどうかは
文脈によって異なりますので、注意が必要です。
通常、状態を表す場合は、現在形で十分です。
状態と動作の二つの意味を持つ動詞はある?
はい。英語には状態と動作の二つの意味を持つ動詞が存在します。
これらの動詞は、文脈によって状態を表す場合と動作を表す場合があります。
例えば、「have」という動詞は
所有を表す状態動詞として使われることがありますが、
動作動詞として使われることもあります。
以下に例を挙げます。
- 状態動詞の場合
:I have a car. (私は車を持っている。) - 動作動詞の場合
:I am having lunch. (私は昼食をとっている。)
また、「run」という動詞も、
動作動詞として走ることを表す場合と、
状態動詞として稼働することを表す場合があります。
- 動作動詞の場合
:I run every morning. (私は毎朝走る。) - 状態動詞の場合
:The machine runs smoothly. (その機械はスムーズに動いている。)
このように、動詞には状態と動作の二つの意味を持つものもあるため、
文脈に応じて使い分ける必要があります。
心理を表す動詞とは、どういうもの?
A. 英語で心理を表す動詞は、
主に状態動詞として使用されます。
以下にいくつかの例を挙げます。
- think(考える)
- believe(信じる)
- feel(感じる)
- know(知っている)
- understand(理解する)
- remember(覚えている)
- forget(忘れる)
- doubt(疑う)
- imagine(想像する)
- expect(期待する)
- wish(望む)
- desire(願望を持つ)
- fear(恐れる)
- hope(希望する)
- love(愛する)
- hate(憎む)
- like(好きである)
- dislike(嫌いである)
これらの動詞は、心理状態を表すだけでなく、
話し手の態度や感情、信念、予想、希望なども表すことがあります。
文脈に応じて正確に使用することが重要です。
心理状態を表す動詞を、現在進行形で使うことはある?
心理状態を表す英語の動詞を現在進行形で使うことは、
あまり一般的ではありません。状態動詞は、状態を表すための動詞であり、
動作や行為を表現する動詞(動作動詞)とは異なります。
現在進行形は、ある動作が現在進行中であることを表すために使用されます。
ただし、心理状態を表す動詞を現在進行形で使用する場合、
文脈によっては正しい場合があります。
たとえば、以下のような場合です。
- 一時的な感情や状態を表す場合
:I’m feeling a bit anxious about the exam tomorrow.
(明日の試験に少し不安を感じている。) - 変化が起こりつつある場合
:She’s becoming more confident in her English skills.
(彼女は英語力に自信を持つようになってきている。) - その場での意思決定を表す場合
:I’m thinking about whether to accept the job offer or not.
(その仕事のオファーを受け入れるかどうか考えている。)
しかしながら、心理状態を表す動詞を現在進行形で使用することができるかどうかは、
文脈によって異なります。通常、状態を表す場合は、現在形で十分です。
遂行動詞って何?
A. ある動作を実行することを表す動詞のことを指します。
遂行動詞は、行動や活動を表すための動詞であり、
状態を表す状態動詞とは対照的です。代表的な遂行動詞には、
以下のようなものがあります。
- do(する)
- make(作る・する)
- take(取る・する)
- have(持つ・する)
- give(与える)
- go(行く・する)
- come(来る・する)
- say(言う)
- tell(教える・話す)
- see(見る・会う)
- hear(聞く)
- watch(見る)
- read(読む)
- write(書く)
- eat(食べる)
- drink(飲む)
遂行動詞は、英語で最も一般的に使用される動詞の一部であり、
多くの場合、文の主語に対する動作を表すために使用されます。
遂行動詞は、時制や文脈に応じて形が変化することがあります。
例えば、現在進行形や過去形などがあります。
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Q. この文法はどうやって使うのでしょうか?
A. 今回の文法を活用した会話文を見てみましょう。
How are you feeling today?
(今日は元気?)
I’m feeling a bit tired.
(ちょっと疲れてる。)
Did you sleep well?
(ちゃんと寝た?)
No, I had trouble sleeping last night.
(いや、あまり寝られなかった。)
That’s too bad.
Maybe you should try meditating before bed to help you relax.
(そっか。寝る前の瞑想とかは、リラックス効果があると思う。)
I’ve been thinking about trying that.
(ちょうど、それを実践しようと思ってたんだ。)
It’s worth a try. I’ve heard it can be really helpful.
(おすすめだよ。瞑想はかなり効くって聞いたから。)
Thanks, I’ll give it a go tonight.
(ありがとう。ちょっと試してみるよ。)
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Q. この記事の要点は?
A. 状態動詞の使い方を確認しました。
文脈に応じて、進行形にすることもありますが、
「強調」の意味合いで使われることがほとんどです。
基本的には、
- 状態動詞は主に現在形で使われる
状態動詞は、一般的に現在形で使用されます。
例えば、「be」や「seem」、「appear」などが状態動詞にあたります。
状態動詞が使われる文には、しばしば形容詞や名詞が含まれます。
例えば、「He is tall.」、「She seems happy.」、「It appears difficult.」
などです。 - 状態動詞は否定文や疑問文で使われる
状態動詞は、否定文や疑問文で使用されることがあります。
例えば、「He is not tall.」、「She doesn’t seem happy.」、
「Is it difficult?」などです。 - 状態動詞には進行形がない
状態動詞には、進行形がありません。
例えば、「He is being tall.」や「She is appearing happy.」
のような文は間違っています。
代わりに、「He is tall.」、「She appears happy.」などと言います。 - 状態動詞には目的語がない
状態動詞は、目的語を必要としません。
例えば、「I feel happy.」、「He seems tired.」、
「It looks beautiful.」などの文で、
主語に対しての状態や感情が述べられています。 - 状態動詞には副詞が付けられることがある
状態動詞には、副詞を付けて、その状態や感情を
より詳しく説明することができます。
例えば、「He looks extremely happy.」、
「She appears somewhat anxious.」、
「It seems fairly simple.」などです。
以上の基本的な使い方を理解した上で、
文脈に応じて、意味を強調するために、
現在進行形を活用出来るようにしましょう。
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次回の文法解説は?
この記事を作る際に参考にした文法の解説書になります。
すべて英語で書かれていますが、練習問題が付いてます。
イギリス英語なので、スペル等の表記が異なる部分もありますが、
「使い方を練習したい」「繰り返し問題を解きたい」
という方は、使ってみても良いかもしれません。
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