第19回:「〇〇する必要がない」という英語表現にも、それぞれ違いがある。
どのような違いがあるのか、
基本的な使い方も含めて確認してみましょう。
Q. この記事で、一番大事なことって何?
A. 大事なことを、1枚の画像にまとめました。
いちいちノートにまとめるのが面倒だという方、また、
ノートにまとめることが苦手だという方は、ご活用ください。
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don’t need to, don’t have to の基本
そもそも、英語で「必要である」ということを表現するには、「need」「have to」「must」の3つの表現があります。しかし、これらの表現には微妙な違いがあります。ここでは、否定文を中心に、「need」「don’t need to」「don’t have to」について、その使い方と注意点について説明します。
【don’t need to】
「don’t need to」は「必要でない」という意味を表現する際に使われます。
以下は「don’t need to」の使い方の例です。
You don’t need to come to the meeting if you’re busy.
(忙しいならミーティングに来る必要はない)
I don’t need to buy any more vegetables.
(もう野菜を買う必要はない)
They don’t need to worry about the weather.
(彼らは天気を心配する必要はない)
注意点としては、「don’t have to」という表現もあるため、使い分けに注意が必要です。
【don’t have to】
「don’t have to」は「しなくてもよい」という意味を表現する際に使われます。
以下は「don’t have to」の使い方の例です。
I don’t have to go to work tomorrow.
(明日は仕事に行かなくてもよい)
They don’t have to pay for the dinner.
(彼らはディナーの代金を払う必要はない)
She doesn’t have to take care of her younger sister today.
(彼女は今日妹の世話をする必要はない)
注意点としては、「don’t have to」と「must not」は意味が異なります。「don’t have to」は、「〇〇する必要がない」、「must not」は、「〇〇してはいけない」です。許可するのか、禁止するのか。否定文になると、意味が大きく異なるので注意しましょう。
need, don’t need to, don’t have to の違いとは?
“need”は、一般動詞または助動詞として使用できます。助動詞として使用する場合、時制が変わらず、三人称単数に対しても「-s」が追加されません。
助動詞として使用する場合、”need”は否定文でよく使用されますが、肯定文ではあまり使用されません。一般的な必要性について話す場合は、「don’t need to」を使用することが好まれます。また、”needn’t”と「don’t need to」は、何かをする必要がない場合に使用できます。
「〇〇する必要がない」ということを伝える時は、「needn’t」と「don’t need to」のどちらかを使用できます。ただ、外部のルールや誰かの決定によって、「何かをする必要がなくなる」場合は、「don’t have to」を使用することが好まれます。
“needn’t”または「don’t have to」を使用して、何かが必ずしも真実である必要はないことを示すことができます。このような場合に「mustn’t」は使用しません。
以上のように、「need」の使用法にはいくつかのルールがありますが、文脈によって使い分けることが重要です。
例文
- 助動詞の「need」と、一般動詞の「need」
- You needn’t worry about the presentation, I’ll take care of it.
- She needs a new laptop for work.
- 「〇〇する必要がない」
- You don’t need to finish the report tonight, take your time.
- You don’t need to have a college degree to work in this field.
- 話者が決めた「する必要がないこと」と、外部の決定によるもの
- You needn’t apologize, it wasn’t your fault.
- We don’t have to wear uniforms on Fridays.
- 「mustn’t」を使えない時
- You needn’t be an expert in technology to use this app.
- Volcanoes don’t have to erupt constantly to be considered active.
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Q. この文法はどうやって使うのでしょうか?
A. 今回の文法を活用した会話文を見てみましょう。
Do I need to finish this report by tonight?
(このレポートは、今晩仕上げる必要ありますか?)
No, you don’t have to. You can submit it tomorrow morning if you need more time.
(いや、その必要はないですよ。時間が掛かるのであれば、明日の朝でも大丈夫です。)
Thank you. Do you think I should work on it a bit more tonight or can I take a break?
(ありがとうございます。ところで、今晩もう少しこのレポートをすべきでしょうか?少し休んでも良いと思いますか?)
You needn’t work on it tonight if you don’t want to. It’s up to you.
(もし取り組みたくないなら、今じゃなくても良いと思います。あなた次第です。)
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Q. この記事の要点は?
A. need, don’t need to, don’t have to の使い分けでした。
今回は、
① needを一般動詞または助動詞として使用できること
② 「〇〇する必要がない」と、許可を与えるためにneedn’tまたはdon’t need toを使用できること
③ needn’tまたはdon’t have toを使用して何かをする必要がないことを言うことができること
これらのことを確認しました。
その時に応じて、使い分ける事が出来るようにしましょう。
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次回の文法解説は?
should, ought to, had better の違いとは?
この記事を作る際に参考にした文法の解説書になります。
すべて英語で書かれていますが、練習問題が付いてます。
イギリス英語なので、スペル等の表記が異なる部分もありますが、
「使い方を練習したい」「繰り返し問題を解きたい」
という方は、使ってみても良いかもしれません。
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