第23回:受動態(受け身)の文の様々な形
前回に引き続き、受動態の文の形についてです。
Q. この記事で、一番大事なことって何?
A. 大事なことを、1枚の画像にまとめました。
いちいちノートにまとめるのが面倒だという方、また、
ノートにまとめることが苦手だという方は、ご活用ください。
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動名詞・不定詞を使った受動態の文
受動態は、行動を行う人物よりも行動そのものに焦点が当てられる場合に使用されます。今回確認する受動態の形は、「-ing」または「to-動詞の原形」を使う2つの文型です。
動名詞
能動態で「目的語 + -ing」が続く動詞は、「be +過去分詞+ -ing」の形を作ります。このような動詞の例には、「bring」、「catch」、「hear」、「find」、「keep」、「notice」、「observe」、「send」、「show」があります。
- ing形を続けることができるいくつかの動詞は、「being + 過去分詞」で受動態にもできます。これらの動詞の例には、「avoid」、「deny」、「describe」、「dislike」、「face」、「hate」、「imagine」、「like」、「remember」、「report」、「resent」があります。
能動態で、名詞句と-ing節で構成される目的語が続く動詞には、受動態が存在しないものがあります。これらの動詞の例には、「anticipate」、「appreciate」、「dislike」、「forget」、「hate」、「imagine」、「like」、「mind」、「recall」、「remember」があります。
不定詞
「動詞 + to-動詞の原形」の能動態は、「be +過去分詞 + to-動詞の原形」の形を作ります。これらの動詞の例には、「advise」、「allow」、「ask」、「believe」、「consider」、「expect」、「feel」、「instruct」、「mean」、「order」、「require」、「tell」、「understand」があります。
ただし、能動態で「目的語 + to-動詞の原形」が続く動詞には、受動態が存在しないものがあります。これらの動詞の例には、「can’t bear」、「hate」、「love」、「need」、「prefer」、「want」、「wish」があります。
最後に、「動詞 + to-動詞の原形 + 目的語」の能動態は、「動詞+ to be+過去分詞」を使って受動態にします。これらの動詞の例には、「appear」、「begin」、「come」、「continue」、「seem」、「tend」、「agree」、「aim」、「arrange」、「attempt」、「hope」、「refuse」、「want」があります。ただし、このグループの動詞は、常に能動態と受動態の両方で対応する意味を持っているわけではないことに注意してください。
具体例
例文1:Verb + -ing
Active: She observed the birds flying in the sky.
Passive: The birds were observed flying in the sky by her.
例文2:Verb + being + past participle
Active: He hates people interrupting him.
Passive: He hates being interrupted by people.
例文3:Verb + to-infinitive
Active: The teacher instructed the students to read the book.
Passive: The students were instructed to read the book by the teacher.
例文4:Verb + to be + past participle
Active: The company started selling organic products last year.
Passive: Organic products started to be sold by the company last year.
例文5:No passive form available
Active: I prefer you to come with me to the party.
Passive: There is no passive form available for this sentence.
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Q. この文法はどうやって使うのでしょうか?
A. 今回の文法を活用した会話文を見てみましょう。
Have you ever been caught cheating on an exam?
(試験でカンニングしたことがありますか?)
No, I haven’t. But I’ve heard of people being caught and getting expelled from school.
(いいえ、ありません。でも、人がカンニングして学校を退学になった話を聞いたことがあります。)
Yeah, it’s definitely not worth the risk. I dislike the idea of cheating in general.
(そうですね、リスクを冒す価値は全くないです。私はカンニングのアイデア自体が嫌いです。)
I completely agree. Cheating is unfair to other students who work hard, and it can also lead to feeling guilty and ashamed. It’s important to remember that honesty is the best policy.
(全く同感です。カンニングは、一生懸命努力している他の生徒に不公平であり、また罪悪感や恥ずかしさを感じることにもつながります。正直さが最良の方針であることを忘れてはいけません。)
I couldn’t agree more. Have you ever been asked to help someone cheat?
(完全に同意します。あなたは誰かからカンニングを手伝うよう頼まれたことがありますか?)
No, I haven’t. But if I were, I would refuse. I don’t want to be involved in something that could potentially harm someone else’s academic or professional career.
(いいえ、ありません。でももしそうだったら断るでしょう。他人のキャリアや学業に損害を与える可能性のあることに関与したくないので。)
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Q. この記事の要点は?
A. 動名詞・不定詞を使った受動態の文の作り方を確認しました。
能動態の文を受動態に変える際、動詞の-ing形とto不定詞形の両方が使用できます。例えば、
①「see」や「observe」のような動詞は、「be + 過去分詞 + -ing」の形で受動態になります。
②「love」や「hate」のような動詞は、「being + 過去分詞」で受動態になります。
③「begin」や「seem」のような動詞は、「動詞 + to be + 過去分詞」の形で受動態になります。
④「teach」や「order」のような動詞は、「be + 過去分詞 + to不定詞」の形で受動態にできます。
ただし、名詞句と-ing節から成る目的語を持つ動詞は、通常受動態にできません。また、「like」や「want」のような動詞は、目的語とto不定詞を組み合わせた受動態にできません。
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次回の文法解説は?
この記事を作る際に参考にした文法の解説書になります。
すべて英語で書かれていますが、練習問題が付いてます。
イギリス英語なので、スペル等の表記が異なる部分もありますが、
「使い方を練習したい」「繰り返し問題を解きたい」
という方は、使ってみても良いかもしれません。
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