「全て」を表す言葉を使い分ける 英語文法解説 上級編 part 51

文法解説-上級編

この記事では、英語の学習塾で8年以上の指導経験がある筆者が、分かりやすく易しい英文法解説をしています。ケンブリッジ大学で出版された文法書シリーズを参考にしており、初級編・中級編・上級編のそれぞれを解説しています。簡単なイラストを交え、中学生から社会人まで、幅広い層に対応できる英語の文法学習を提供しています。筆者は生徒たちから「分かりやすい!」と評判であり、その指導経験を活かした文章が魅力です。ぜひ、英語の学習に役立ててみてください。

スポンサーリンク

第51回:all, whole, every, each を使い分ける

日本語だと、「全部」とか「全て」という言葉で済みますが、
英語では、そうもいきません。

Q. この記事で、一番大事なことって何?

A. 大事なことを、1枚の画像にまとめました。

いちいちノートにまとめるのが面倒だという方、また、
ノートにまとめることが苦手だという方は、ご活用ください。

[広告]
確かな英語力は、日々の継続から。
その継続を後押しする、第二言語習得理論に基づいた
オンライン英語学習プログラムがあります。
英語を使う人のための、確実なスキルアップが望める
7日間の無料体験はこちらから!

「All (of)」「whole」「every」「each」の使い方

1.「All (of)」
・「all」は、しばしば先行する名詞の後ろに置かれます。
・be動詞や、助動詞がある場合は、通常、allはそれらの言葉の後に置かれます。
・否定文にする場合は、「not all (of)」を使います。

2.「All」と「whole」
・単数形の可算名詞の前では、通常、「whole」が使われます。
・ただし、all + day/week/night/month/winter などには「all」が使われます。
・複数形の名詞の前では、「all (of)」または「whole」が使われます。
・「whole」は、「entire」の意味で使われることもあります。

3.「Every」と「each」
・ほとんどの場合、「every」と「each」は同じ意味で使われます。
・ただし、「every」は、ほとんど、完全性を強調するために使われます。
・また、「every」は複数名詞の前で数字が続く場合にも使われます。
・一方、「each」は、名詞の前や代名詞として使われます。

具体例

  1. All (of)
  • All of us enjoyed the party last night.
  • The students all passed the exam.
  • We all thought the movie was boring.
  1. Not all (of)
  • Not all of the guests arrived on time.
  • The dishes were not all washed.
  • Not all of the tickets were sold for the concert.
  1. All and whole
  • The whole day was spent at the beach.
  • The entire building was destroyed in the fire.
  • All the houses in the neighborhood were painted blue.
  1. Every and each
  • Every student must bring their own pencil to class.
  • I eat breakfast every morning.
  • Each room in the hotel has a different theme.

[広告]
TOEICのスコアを上げたいけれど、
まとまった勉強時間が取れなくて困っている…
なら、細かいスキマの時間を使いながら、
少しずつスキルを積み重ねてみてはどうでしょう。
スマホ1つでスコアアップが出来る、
オンライン講座のリンクはこちらから。

Q. この文法はどうやって使うのでしょうか?

A. 今回文法を活用した会話文を見てみましょう。

Hey, do you know where my phone is?
(ねぇ、私の携帯どこにあるか知ってる?)

Did you check all of your pockets?
(ポケットは?)

Yeah, I did. I checked every pocket on my pants and jacket.
(うん、調べたよ。ズボンと上着のポケット全部見たよ。)

Did you check the whole room? Maybe it fell somewhere else.
(部屋全体を調べた?他の場所に落ちてるかもしれないよ。)

I already checked every corner of the room. It’s not here.
(部屋の隅々まで探したんだ。ここにはないんだよ。)

Hmm, that’s strange. Maybe you left it in the car?
(うーん、変だな。車に置き忘れたんじゃない?)

Oh, you’re right! I remember using it in the car earlier. Thanks for reminding me.
(ああ、そうだった!車の中で使ったこと思い出したよ。ありがとう。)

No problem, glad I could help.
(どういたしまして、役に立てて良かったよ。)

[広告]
ロゼッタストーン・ラーニングセンターで、最先端の教育制度を活用して英語を学びませんか?私たちは個々の学習ペースに合わせてeラーニングと対面教育を組み合わせ、柔軟な学習環境を提供しています。自宅でのeラーニングと対面教育のメリットを最大限に活かし、あなたの英語学習をサポートします。最新のテクノロジーと個別の指導が組み合わさった当センターで、自由な学習スタイルを体験してみませんか?英語学習を楽しく効果的に進めるための環境がここにあります。新たな一歩を踏み出して、新しい英語学習の旅に参加しましょう!

Q. この記事の要点は?

A. all, whole, every, each の使い分けを確認しました。

  • “All”は、名詞の後ろや、動詞「be」や、助動詞がある場合はその後に置かれます。「all」を使った否定文は、「not all (of)」を使います。「not all (of)」と「none of」には異なる意味があります。
  • 単数可算名詞の前では、「whole」が「all the」よりも一般的に使われます。ただし、時間表現や部分から成るものでは、「all」を使うことができます。名詞の前に「entire」を使うこともできます。
  • 複数名詞の前では、「all (of)」または「whole」が使えますが、意味が異なります。「all」は数字やグループの全ての項目を意味し、「whole」は完全に影響を受けたことを意味します。
  • 「Every」は、ほぼ、ほとんどなどの修飾語と名詞を合わせて使ったり、複数名詞の後ろに数を加えたり、抽象的な不可算名詞と一緒に使ったりして、積極的な態度を表します。定期的または繰り返されるイベントを指すフレーズにも使われます。
  • 「Each」は、ペアの中の人や物について話す場合に、名詞の前または「one」の前に使います。また、代名詞としても使われます。

次回の文法解説は?

この記事を作る際に参考にした文法の解説書になります。
すべて英語で書かれていますが、練習問題が付いてます。
イギリス英語なので、スペル等の表記が異なる部分もありますが、
「使い方を練習したい」「繰り返し問題を解きたい」
という方は、使ってみても良いかもしれません。

関連記事一覧

 

他の文法解説記事を検索できます。

スポンサーリンク

ブログランキング・にほんブログ村へ

コメント

タイトルとURLをコピーしました