第51回:all, whole, every, each を使い分ける
日本語だと、「全部」とか「全て」という言葉で済みますが、
英語では、そうもいきません。
Q. この記事で、一番大事なことって何?
A. 大事なことを、1枚の画像にまとめました。
いちいちノートにまとめるのが面倒だという方、また、
ノートにまとめることが苦手だという方は、ご活用ください。
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「All (of)」「whole」「every」「each」の使い方
1.「All (of)」
・「all」は、しばしば先行する名詞の後ろに置かれます。
・be動詞や、助動詞がある場合は、通常、allはそれらの言葉の後に置かれます。
・否定文にする場合は、「not all (of)」を使います。
2.「All」と「whole」
・単数形の可算名詞の前では、通常、「whole」が使われます。
・ただし、all + day/week/night/month/winter などには「all」が使われます。
・複数形の名詞の前では、「all (of)」または「whole」が使われます。
・「whole」は、「entire」の意味で使われることもあります。
3.「Every」と「each」
・ほとんどの場合、「every」と「each」は同じ意味で使われます。
・ただし、「every」は、ほとんど、完全性を強調するために使われます。
・また、「every」は複数名詞の前で数字が続く場合にも使われます。
・一方、「each」は、名詞の前や代名詞として使われます。
具体例
- All (of)
- All of us enjoyed the party last night.
- The students all passed the exam.
- We all thought the movie was boring.
- Not all (of)
- Not all of the guests arrived on time.
- The dishes were not all washed.
- Not all of the tickets were sold for the concert.
- All and whole
- The whole day was spent at the beach.
- The entire building was destroyed in the fire.
- All the houses in the neighborhood were painted blue.
- Every and each
- Every student must bring their own pencil to class.
- I eat breakfast every morning.
- Each room in the hotel has a different theme.
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Q. この文法はどうやって使うのでしょうか?
A. 今回の文法を活用した会話文を見てみましょう。
Hey, do you know where my phone is?
(ねぇ、私の携帯どこにあるか知ってる?)
Did you check all of your pockets?
(ポケットは?)
Yeah, I did. I checked every pocket on my pants and jacket.
(うん、調べたよ。ズボンと上着のポケット全部見たよ。)
Did you check the whole room? Maybe it fell somewhere else.
(部屋全体を調べた?他の場所に落ちてるかもしれないよ。)
I already checked every corner of the room. It’s not here.
(部屋の隅々まで探したんだ。ここにはないんだよ。)
Hmm, that’s strange. Maybe you left it in the car?
(うーん、変だな。車に置き忘れたんじゃない?)
Oh, you’re right! I remember using it in the car earlier. Thanks for reminding me.
(ああ、そうだった!車の中で使ったこと思い出したよ。ありがとう。)
No problem, glad I could help.
(どういたしまして、役に立てて良かったよ。)
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Q. この記事の要点は?
A. all, whole, every, each の使い分けを確認しました。
- “All”は、名詞の後ろや、動詞「be」や、助動詞がある場合はその後に置かれます。「all」を使った否定文は、「not all (of)」を使います。「not all (of)」と「none of」には異なる意味があります。
- 単数可算名詞の前では、「whole」が「all the」よりも一般的に使われます。ただし、時間表現や部分から成るものでは、「all」を使うことができます。名詞の前に「entire」を使うこともできます。
- 複数名詞の前では、「all (of)」または「whole」が使えますが、意味が異なります。「all」は数字やグループの全ての項目を意味し、「whole」は完全に影響を受けたことを意味します。
- 「Every」は、ほぼ、ほとんどなどの修飾語と名詞を合わせて使ったり、複数名詞の後ろに数を加えたり、抽象的な不可算名詞と一緒に使ったりして、積極的な態度を表します。定期的または繰り返されるイベントを指すフレーズにも使われます。
- 「Each」は、ペアの中の人や物について話す場合に、名詞の前または「one」の前に使います。また、代名詞としても使われます。
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次回の文法解説は?
few, little, less, fewer は、どう使い分ける?
この記事を作る際に参考にした文法の解説書になります。
すべて英語で書かれていますが、練習問題が付いてます。
イギリス英語なので、スペル等の表記が異なる部分もありますが、
「使い方を練習したい」「繰り返し問題を解きたい」
という方は、使ってみても良いかもしれません。
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