第56回:情報を補足する時に使う英語表現
関係代名詞以外にも、情報を付け加える方法があります。
Q. この記事で、一番大事なことって何?
A. 大事なことを、1枚の画像にまとめました。
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名詞句に情報を追加する他の方法
- まず、ある名詞句で言及されている人や物について、別の方法で後続の名詞句で情報を追加することがあります。例えば、「A hooded cobra, one of the world’s most dangerous snakes, has escaped from Dudley Zoo.」という文は、「フードを被ったコブラ、世界で最も危険なヘビの一つがダドリー動物園から逃げ出しました。」という意味になります。ここでは、2つの名詞句がコンマで区切られており、話し言葉ではしばしば一時停止や他のイントネーションの休止点で区切られます。ただし、2つ目の項目が定義的な関係節のような役割を果たす場合、通常は句読点や話し言葉でのイントネーションの休止点はありません。例えば、「My friend Mia has moved to Sweden.」と言います。
- 「and」や「or」のような接続詞を使って名詞句に情報を追加することもできます。例えば、「Kurt Svensson, her teacher and well-known concert pianist, thinks that she has great talent.」という文は、「クルト・スヴェンソンは、彼女の教師であり、有名なコンサートピアニストでもありますが、彼は彼女には素晴らしい才能があると考えています。」という意味になります。ここでは、「her teacher」が「well-known concert pianist」でもあることを示しています。
- 副詞の「namely」や「that is」というフレーズを使って名詞句に詳細情報を追加することもできます。例えば、「This side effect of the treatment, namely weight gain, is counteracted with other drugs.」という文は、「治療の副作用である体重増加は、他の薬で対処されます。」という意味になります。また、「The main cause of global warming, that is the burning of fossil fuels, is to be the focus of negotiations at the international conference.」と言うことができます。ここでは、「that is」が使われて、「the burning of fossil fuels」が「global warming」の主な原因であることを示しています。
- また、名詞句に情報を追加するために、「-ing」や「-ed」の形の分詞節や「being + -ed」の形の分詞節を使うこともあります。これらは通常、定義的な関係節と似た役割を果たします。例えば、「The people living next door come from Italy.」という文は、「隣に住んでいる人々はイタリア出身です。」という意味になります。ここでは、「living」の分詞節が関係代名詞「who」のような役割を果たしています。
- 書き言葉の英語、特に新聞では、非定義的な関係節の代わりに「-ing」や「-ed」の分詞節が使用されることもあります。これらは通常、カンマやダッシュで区切られます。「The men, wearing anoraks and hats, made off in a stolen Volvo estate.」また、「The proposals – expected to be agreed by ministers – are less radical than many employers had feared.」と言うことができます。
以上が、「名詞句に情報を追加する他の方法」についての解説です。
具体例
- 追加の名詞句による情報の追加:
- A beautiful mansion, one of the city’s oldest buildings, stands at the end of the street.
(美しい大邸宅は、街で最も古い建物の1つで、その通りの端に建っています。) - Sarah Evans, the CEO of the company, will be delivering the keynote speech at the conference.
(サラ・エヴァンスは、その会社のCEOであり、カンファレンスで基調講演を行います。)
- 接続詞(”and” や “or”)による情報の追加:
- Lisa Thompson, a talented writer and an accomplished painter, showcased her artwork at the gallery.
(リサ・トンプソンは、才能ある作家であり、優れた画家でもあり、そのギャラリーで自身の作品を展示しました。) - The workshop covered various topics, including grammar and vocabulary.
(そのワークショップでは、文法や語彙を含むさまざまなトピックが取り上げられました。)
- 副詞(”namely” や “that is”)による情報の追加:
- His pet dog had one unusual feature, namely a black spot on its tail.
(彼のペットの犬には、尾に黒い斑点という特異な特徴がありました。) - The main culprit in the crime, that is, the prime suspect, was apprehended yesterday.
(犯罪の主犯である、つまり、首謀者が昨日逮捕されました。)
- 分詞節による情報の追加:
- The child playing in the park is my niece.
(公園で遊んでいる子供は私の姪です。) - The document signed by the CEO is now considered legally binding.
(CEOが署名した文書は、現在法的拘束力があるとされています。)
- 非制限用法の分詞節による情報の追加:
- The protesters, carrying banners and chanting slogans, marched through the streets.
(デモ参加者は、バナーを掲げながらスローガンを唱え、通りを行進しました。) - The new regulations, expected to be implemented next month, will affect businesses across the country.
(来月実施予定の新しい規制は、全国の企業に影響を与えることが予想されています。)
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Q. この文法はどうやって使うのでしょうか?
A. 今回の文法を活用した会話文を見てみましょう。
Did you read the newspaper article about the environmental issue?
(新聞の記事、環境問題について読んだ?)
Are you referring to the article on deforestation, namely the destruction of the Amazon rainforest?
(アマゾンの森林破壊のやつ?森林伐採に関する記事のこと?)
Yes, that’s the one. It’s alarming how it’s impacting the planet.
(そう、その記事だよ。地球に与える影響が深刻だよね。)
We need to take immediate action to address this critical problem.
(この深刻な問題に対処するために、すぐ行動を起こさないといけないね。)
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Q. この記事の要点は?
A. 様々な情報を追加する方法を確認しました。
- 一つの名詞句に関する情報を追加する場合、後続の名詞句で同じ人や物を別の方法で説明することがあります。
- 例: A hooded cobra, one of the world’s most dangerous snakes, has escaped from Dudley Zoo.
- 例: Dr Alex Parr, director of the State Museum, is to become the government’s arts adviser.
- 名詞句に情報を追加する際には、andやorなどの接続詞を使用することもできます。
- 例: Kurt Svensson, her teacher and well-known concert pianist, thinks that she has great talent.
- 例: Phonetics or the study of speech sounds is a common component on courses in teaching English as a foreign language.
- 副詞のnamelyや句のthat isを使用して、名詞句に詳細を追加することもあります。
- 例: This side effect of the treatment, namely weight gain, is counteracted with other drugs.
- 例: The main cause of global warming, that is the burning of fossil fuels, is to be the focus of negotiations at the international conference.
- 現在分詞や過去分詞の句を使用して、名詞句に情報を追加することもあります。
- 例: The people living next door come from Italy.
- 例: The weapon used in the murder has now been found.
- 例: The prisoners being released are all women.
- to不定詞の句を使用して、名詞句に情報を追加することもあります。
- 例: Have you brought a book to read?
- 例: My decision to resign from the company was made after a great deal of thought.
- 書かれた英語では、特に新聞記事では、非定義的関係節の代わりに現在分詞や過去分詞の句が使用されることもあります。
- 例: The men, wearing anoraks and hats, made off in a stolen Volvo estate.
- 例: The proposals – expected to be agreed by ministers – are less radical than many employers had feared.
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次回の文法解説は?
まだある、情報を追加する方法。
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