第64回:繰り返しが嫌な時は、助動詞の後の動詞を省略することもある。
会話ではよくあることなので、一旦丁寧に確認してみましょう。
Q. この記事で、一番大事なことって何?
A. 大事なことを、1枚の画像にまとめました。
いちいちノートにまとめるのが面倒だという方、また、
ノートにまとめることが苦手だという方は、ご活用ください。
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「助動詞の後の単語を省略するとき」
単語を省略することで、前の節や文から単語を繰り返す必要がなくなります。代わりに、助動詞(be、have、can、will、wouldなど)を使用します。
助動詞を使った後の単語の省略
- 前の節や文から単語を繰り返さずに、助動詞を使用することで省略できます。
- 例:「She says she’s finished, but I don’t think she has.」(… has finished.と繰り返す代わりに)
- 例:「’Would any of you like to go to Paris?’ – ‘I would.’」(I would like to go to Paris.と繰り返す代わりに)
- 前の節や文に複数の助動詞がある場合、主要動詞を繰り返す代わりに、最初の助動詞以外のすべてを省略することができます。また、2つ以上の助動詞を使用することもできます。
- 例:「They could have been delayed by the snow.” “Yes, they could.’」(または could have (been))
助動詞がない場合や助動詞がdoの形である場合
- 前の節や文に助動詞がない場合、または助動詞がdoの形である場合は、主要動詞を繰り返す代わりにdoの形を使用することができます。(現在形の場合はdoを、過去形の場合はdidを使用します。)
- 例:「Mona plays golf on Saturdays, and I do too.」(… and I play golf on Saturdays too. … and so do Iも可能です)
- 例:「I didn’t steal the money.’ ‘No one thinks that you did.」(… thinks that you stole it. … No one thinks soも可能です)
- beが前の節や文の主要動詞の場合は、beの形を繰り返します。
- 例:「’The children are noisy again. They always are.」
haveが助動詞として使用される場合、
主要動詞の代わりにdoneを使用することができます。
- これは、特に口語英語でよく行われます。
- 例:「’She’s never made a mistake before.’ ‘Well, she has (done) this time.’」
- ただし、代替される動詞が自動詞の場合は通常は不可能です。
- 例:「’They’ve already gone.’ ‘I don’t think Daniel has.’」(… Daniel has done.ではなく)
- 否定文や疑問文の場合、助動詞(can、could、may、might、must、ought to、shall、should、will、would)の後にdoを使用することもあります。
- 例:「’Will you be seeing David today?’ ‘I might (do).’」
前の節や文でbeが助動詞として使用される場合、
口語の文脈では助動詞の後にbeを省略することができます。
- 例:「’Is Ella staying for lunch?’ ‘Yes, I think she will (be).’」(または… she will do.)
- ただし、beが前の節や文で主要動詞または受動態で使用されている場合は、非公式な文脈でのみbeを省略することができます。
- 比較:「’Lina’s late again.’ ‘I thought she might (be).’」
- 注意:類似の意味でdoやhaveを使用することもあります。
- 例:「’I asked Clara to tidy her room, and she has / did.’」(hasはtidied her roomを代替し、didはtidied her roomを代替します)
助動詞の後に単語を省略するときを解説しました。これにより、前の節や文から単語を繰り返す必要がなくなり、より簡潔な表現が可能になります。助動詞の形をうまく活用し、スムーズな英語表現を身につけましょう。
具体例
- To avoid repeating words from a previous clause or sentence:
- She said she can swim, and I believe she can. (instead of… she can swim)
- “Have you finished your homework?” “Yes, I have.” (instead of… I have finished)
- He will be here soon, I think he will. (instead of… I think he will be here soon)
- When there is no auxiliary verb in the previous clause or sentence or if the auxiliary is a form of “do”:
- “Does he like ice cream?” “Yes, he does.” (instead of… he likes ice cream)
- “Did you see the movie?” “No, I didn’t.” (instead of… I didn’t see the movie)
- “Am I late?” “No, you are not.” (instead of… you are not late)
- If “have” is the main verb in the previous clause or sentence:
- “Have you finished your work?” “Yes, I have (done).” (instead of… Yes, I have finished)
- “They have gone already.” “I don’t think John has (gone).” (instead of… John has gone)
- If “be” is the main verb or an auxiliary verb in the previous clause or sentence:
- “Are you coming to the party?” “Yes, I will (be).” (instead of… Yes, I will be coming)
- “The book is being read by many people.” “I believe it will (be).” (instead of… it will be being read)
- Using “done” after “have” as an auxiliary verb:
- “She’s already written the report.” “Well, she has (done).” (instead of… she has written)
- “They’ve finished their homework.” “I don’t think Sarah has (done).” (instead of… Sarah has finished)
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Q. この文法はどうやって使うのでしょうか?
A. 今回の文法を活用した会話文を見てみましょう。
Did you finish your assignment?
(課題は終わった?)
Yes, I did.
(うん、終わったよ。)
Good. I need to finish mine as well.
(いいね。私も自分の課題を終わらせなきゃ。)
You can do it. I believe in you.
(大丈夫だよ。きっと終わるはず。)
Thanks. I hope I can do it on time.
(ありがとう。期限までに間に合えばいいな。)
I’m sure you will. Just stay focused.
(絶対に大丈夫。集中してやればできるよ。)
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Q. この記事の要点は?
A. 動詞を省略する時について確認しました。
- 前の節や文から単語を繰り返すのを避けるために、動詞群全体や動詞とそれに続く部分の代わりに助動詞(be、have、can、will、wouldなど)を使用します。
- 前の節や文に複数の助動詞がある場合、主要動詞を繰り返さずに最初の助動詞以外を省略することがあります。
- 前の節や文に助動詞がない場合、または助動詞がdoの形である場合、主要動詞を繰り返さずにdoの形を使用することができます。
- beが前の節や文の主要動詞である場合、beの形を繰り返します。
- haveまたはhave gotが前の節や文の主要動詞である場合、通常はdoまたはhaveの形を使用できます。
- haveを助動詞として使用する場合、主要動詞を繰り返す代わりにdoneを使用することができます。
- beを助動詞として使用する場合、助動詞の後にbeを省略することができます(非公式な文脈のみ)。
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次回の文法解説は?
不定詞(to + 動詞の原形)を省略する場合。
この記事を作る際に参考にした文法の解説書になります。
すべて英語で書かれていますが、練習問題が付いてます。
イギリス英語なので、スペル等の表記が異なる部分もありますが、
「使い方を練習したい」「繰り返し問題を解きたい」
という方は、使ってみても良いかもしれません。
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