必須熟語表現をcheck!④ 英語文法解説 初級編 part 115

文法解説-初級編
この記事では、英語の学習塾で8年以上の指導経験がある筆者が、分かりやすく易しい英文法解説をしています。ケンブリッジ大学で出版された文法書シリーズを参考にしており、初級編・中級編・上級編のそれぞれを解説しています。簡単なイラストを交え、中学生から社会人まで、幅広い層に対応できる英語の文法学習を提供しています。筆者は生徒たちから「分かりやすい!」と評判であり、その指導経験を活かした文章が魅力です。ぜひ、英語の学習に役立ててみてください。
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第115回:語順に注意する必要がある熟語表現

初級編の最終回になります。
目的語の位置に気を付ける必要のある熟語をまとめます。

Q. この記事で、一番大事なことって何?

A. 大事なことを、1枚の画像にまとめました。

いちいちノートにまとめるのが面倒だという方、また、
ノートにまとめることが苦手だという方は、ご活用ください。

語順に注意する必要がある熟語のまとめ画像
 

熟語表現と、その例文を1つずつ確認してみましょう

  • put on ~:身につける
    He put on his jacket.
    (彼はジャケットを着た。)
  • take off ~:脱ぐ
    I took off my shoes.
    (私は靴を脱いだ。)
  • turn on ~:点ける
    She turned on the light.
    (彼女は電気を付けた。)
  • turn off ~:消す
    I turned off the light.
    (私は電気を消した。)
  • pick up ~:手に取る
    He picked up the book.
    (彼は本を選び取った。)
  • put down ~:置く
    She put down the book.
    (彼女は本を置いた。)
  • bring back ~:持ち帰る
    Don’t forget to bring back this book.
    (この本を忘れずに持ち帰りなさい。)
  • take back ~:返す
    I took back this new lamp to the shop.
    (私はこの新しいランプを店に返品した。)
  • give back ~:返す
    She gave back the key to him.
    (彼女は彼に鍵を返した。)
  • put back ~:戻す
    I put back the letter in the envelope.
    (私は手紙を封筒の中に戻した。)
これらの熟語表現は、語順に注意

今回確認している熟語表現は、目的語を必要とします。
しかし、その目的語の位置には、注意する必要があります。

「put on」を例に、確認してみましょう。

  1. He put on his jacket.
  2. He put his jacket on.

このように、動詞の直後(前置詞の前)に目的語が続くことがあります。
特に、目的語が、「it / them」の代名詞の時には、
「put it on」のように、必ず動詞の後に代名詞が続くので、注意が必要です。

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Q. これらの表現は、どんな時に使えるの?

A. この表現が使える場面をイラストにしてみました。

イラストで分かる語順に注意する熟語表現の使い方

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補足:イラストの日本語訳

※注)多少、意訳しております。

When I lie down on my bed, I always pick up my smartphone.
(ベッドに横になる時、絶対スマホを持っちゃうんだ。)

After I turn it on, I always use SNS.
(スマホを付けたら、SNSを開いちゃう。)

So, I couldn’t sleep at night.
(だから、夜寝れないんだよね。)

You shouldn’t check SNS before you sleep.
(寝る前にSNSは見ないほうが良いと思うよ。)

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Q. この記事の要点は?

A. 語順が2パターンある熟語について確認しました

代名詞が、動詞の後に続くパターンは、海外ドラマでも何でも
よく見かける表現です。語順にも気を配りながら、
これらの熟語表現も活用出来るようにしましょう。

文法は、スポーツで言うところのルールブックみたいなもの。
英語学習のゴールは、英語を使えるようにすること!
英語を使うとは、スポーツで言うと、試合に出るようなもの。
試合にでる、つまり、会話で活用できるようにするためには、
練習をしないといけません。
文法を自由自在に活用するために、
第二言語習得理論という学問の観点から作られた、
一人でもスピーキングの基礎練習ができる参考書があります。
参考書も、自分に合った物を選ぶことが大切ですが、
英会話に割く時間がない方は、
この参考書で、一人でも英会話の練習が出来るはずです

次回の文法解説は?

初級編で確認したことを踏まえて、
中級編の文法表現を学んでみましょう。

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この記事を作る際に参考にした文法の解説書になります。
すべて英語で書かれていますが、練習問題が付いてます。
イギリス英語なので、スペル等の表記が異なる部分もありますが、
「使い方を練習したい」「繰り返し問題を解きたい」
という方は、使ってみても良いかもしれません。

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