第１７回：現在完了形を使って質問をする。（現在完了形ー経験用法）
現在完了を疑問文で使うと、どうなるのかを確認してみましょう。
Q. この記事で、一番大事なことって何？
A. 大事なことを、１枚の画像にまとめました。
いちいちノートにまとめるのが面倒だという方、また、
ノートにまとめることが苦手だという方は、ご活用ください。
Q. そもそも、現在完了の文をどうやって疑問文にするの？
A. have + 過去分詞 の「have」を文の先頭で使うと、
疑問文になります。
「have + 過去分詞」（現在完了形）を使うことで、
「これまでに経験してきたこと」を表すこともできます。
「これまでに〜したことがありますか？」と相手に尋ねる際には、
“ever” という単語を付け加える必要があります。よって、現在完了形の疑問文は、
→「Have + 人（主語）+ ever + 過去分詞」の語順になります。
補足（been と gone の違い）
補足として、beenとgoneの違いについて確認しておきましょう。
been：これまでにある場所へ行ったことがあるかを尋ねる。（経験の有無を聞いている）
gone：どこへ行ったのかを尋ねる。（今どこにいるのかを聞いている）
意味のニュアンスが違うので、覚えておきましょう。
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Q. これらの表現を使うと、どんな文ができるの？
A. 例文を何個か書いておきます。
Have you ever been to the U.S?
「あなたは、これまでにアメリカへ行ったことがありますか」
No, I haven’t.
「いいえ、ありません」
I have been to the UK, but I haven’t been to the U.S.
私は、イギリスに行ったことがありますが、
アメリカには行ったことがありません。
Have you ever played soccer?
「あなたはサッカーをしたことがありますか？」
Yes, I have.
「はい、あります。」
I have never played baseball.
私は、一度も野球をしたことがありません。
Have you ever played this game?
「あなたは、このゲームをしたことがありますか？」
Yes. I have played it twice.
「はい、二度遊んだことがあります。」
Where has he gone?
彼はどこに行ったのですか？（彼は今どこ？）
Where have you been?
あなたは今までどこに行っていたのですか？
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Q. これらの表現は、どんな時に使えるの？
A. この表現が使える場面をイラストにしてみました。
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補足：イラストの日本語訳
Have you ever learned English?
英語は勉強したことある？
Yes, I have.
あるよ。
Have you ever been abroad?
海外には行ったことある？
No, I haven’t.
ないよ。
Have you ever spoken to people from abroad?
海外から来た人と話したことはある？
I have never done such a thing.
そんなことは一度もないよ。
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Q. この記事の要点は？
A. ① have を文頭で使って、疑問文を作る。
② ever / never を使って、これまでに / 一度もない
の意味を付け加える。
まずは、これら2つのことを理解しておきましょう。
「これまでに〜したことがありますか？」と尋ねる際に、
“ever” を使えば良いということを覚えておきましょう。
また、答える際には、
never：一度もない
once：一度だけある
twice：二度だけある
（three times：三回、 four times：四回、…）
といった、回数を表す言葉も使いながら答えられるようにしましょう。
今回の記事のおさらい
現在完了（経験用法）と、ever/never の使い方でした。
「Have + 人（主語）+ ever + 過去分詞」の語順で疑問文になる。
この質問に答えるときには、
never：一度もない
once：一度だけある
twice：二度だけある
などの回数を表す表現を使う。
答え方も含めて、どのような意味になるのかを覚えておきましょう。
文法は、スポーツで言うところのルールブックみたいなもの。
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次回の文法解説は？
「どれだけ長い間、そのことを続けているか」を尋ねる。
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この記事を作る際に参考にした文法の解説書になります。
すべて英語で書かれていますが、練習問題が付いてます。
イギリス英語なので、スペル等の表記が異なる部分もありますが、
「使い方を練習したい」「繰り返し問題を解きたい」
という方は、使ってみても良いかもしれません。
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