第22回:「今〜されている」と「結果〜された状態」を表す方法。
受け身(受動態)の進行形と完了形
受け身(受動態)の表現にも、バリエーションがあります。
Q. この記事で、一番大事なことって何?
A. 大事なことを、1枚の画像にまとめました。
いちいちノートにまとめるのが面倒だという方、また、
ノートにまとめることが苦手だという方は、ご活用ください。
Q. 「〜される/〜された」の意味以外で、
受け身(受動態)を使って出来る表現って何?
A. 「今〜されている」ということや、
「結果として〜された状態」という意味も表せます。
受け身(受動態)の進行形:「今〜されている」を表す
- am/is/are + being + 過去分詞:「今〜されている」
「am/is/are + being + 過去分詞」の語順を作ることで、
「今〜されている」ということを表します。
つまり、誰かが何かの作業中であることを表します。
文の形としては、「be動詞 + -ing」の形で「〜している」
という進行形を表したいけれど、
「be動詞 + 過去分詞」の「〜された」という意味も付け加えたい。
ということで、“-ing”の部分を “being” にしたら
「〜されている」という丁度良い感じになりました。といった感じです。
「be動詞 + -ing」の進行形と、「be動詞 + 過去分詞」の受け身の
どちらにも使われている “being” が大切な役割を担っております。
受け身(受動態)の完了形:「結果〜された状態」を表す
- have/has + been + 過去分詞:「結果〜された状態」
一方、「have/has + been + 過去分詞」は、
「結果〜された状態」であることを表していますが、
これも、「have/has + 過去分詞」で「結果〜になる」という現在完了形の意味と、
「be動詞 + 過去分詞」の「〜された」という受け身の意味も作りたい。
こんな悩みに、“been” という「be動詞の過去分詞」を使おう。となった形になります。
「have/has + been」で現在完了形、
「been + 過去分詞」で受け身。
この受け身の部分で、過去分詞が2つ続いていますが、
「been」は「be動詞」として扱われています。
受け身の進行形も、受け身の完了形も、
「be動詞」が活用されていることがポイントです。
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Q. これらの表現を使うと、どんな文ができるの?
A. 例文を何個か書いておきます。
My car is being repaired.
私の車は今修理されています。
New houses are being built.
新しい家が今建てられています。
My wallet has been stolen.
私の財布が盗まれました。
My car has been repaired.
私の車は修理されました。
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Q. これらの表現は、どんな時に使えるの?
A. この表現が使える場面をイラストにしてみました。
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補足:イラストの日本語訳
The floor is being cleaned.
床が掃除されている
The window is being repaired.
窓が修理されている。
The window has been repaired.
窓が修理されて、新しくなった。
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Q. この記事の要点は?
A. 進行形の受け身(受動態)と、
完了形の受け身(受動態)の作り方を確認しました。
am/is/are + being + 過去分詞:「今〜されている」
have/has + been +過去分詞:「結果〜された」
それぞれの文の作り方とその意味を覚えることが大切です。
また、2つの文の形
「am/is/are + being + 過去分詞」と「have/has + been + 過去分詞」のどちらも、
be動詞を活用して文を作っています。
「なぜ、be動詞が活用されているのか。」
また、「それぞれ、どのような意味だったのか」
これらのことを理解することが大切です。
文法は、スポーツで言うところのルールブックみたいなもの。
英語学習のゴールは、英語を使えるようにすること!
英語を使うとは、スポーツで言うと、試合に出るようなもの。
試合にでる、つまり、会話で活用できるようにするためには、
練習をしないといけません。
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次回の文法解説は?
be動詞、一般動詞、動詞の過去分詞など、色々あったので、
これまでのまとめをします。
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この記事を作る際に参考にした文法の解説書になります。
すべて英語で書かれていますが、練習問題が付いてます。
イギリス英語なので、スペル等の表記が異なる部分もありますが、
「使い方を練習したい」「繰り返し問題を解きたい」
という方は、使ってみても良いかもしれません。
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