「will」の用法②と、「私が〜しましょうか?」と尋ねる方法 -英語文法解説 初級編 part 28-

文法解説-初級編
この記事では、英語の学習塾で8年以上の指導経験がある筆者が、分かりやすく易しい英文法解説をしています。ケンブリッジ大学で出版された文法書シリーズを参考にしており、初級編・中級編・上級編のそれぞれを解説しています。簡単なイラストを交え、中学生から社会人まで、幅広い層に対応できる英語の文法学習を提供しています。筆者は生徒たちから「分かりやすい!」と評判であり、その指導経験を活かした文章が魅力です。ぜひ、英語の学習に役立ててみてください。
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第28回:助動詞「will」と、助動詞「shall」を使って
「申し出」や「提案」を表現する。

助動詞→動詞を助ける言葉
1つの助動詞に、様々な意味が含まれています。

Q. この記事で、一番大事なことって何?

A. 大事なことを、1枚の画像にまとめました。

いちいちノートにまとめるのが面倒だという方、また、
ノートにまとめることが苦手だという方は、ご活用ください。

助動詞willの使い方のまとめ画像
 

Q. will って、「〜するつもり」という意味だけじゃないの?

A. 場面によっては、伝えることの出来る内容が変わってきます。

will を使ったときの表現について

  1. 「I will (I’ll)…」 とすることで、「後で〜すると思います」だけでなく、
    「自分が〜しますよ」といったことや、「後で〜しますよ」
    といったニュアンスも表現できます。
  2. 「I think I will (I’ll)…」とすると、「〜しようと思います。」といったように、
    「今、○○をすることを決めました」
    といった感じのニュアンスも表現できます。

Shall を使ったときの表現について

  1. 「Shall I 〜」:「自分が〜しましょうか?」と提案する。
  2. 「Shall we 〜」:「一緒に〜しませんか?」と提案する。

「Shall」を使ったときのニュアンスとしては、
「〜することは、良いことだと思う?」とか、
「〜したほうが良いかな?」といったことを表しています。

「will」についても、「shall」についても、
どういったことを表しているのかを理解しておきましょう。

特に「will」については、今見たように、
場面によって、意味が変わってくるので、
注意することが大切です。

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Q. これらの表現を使うと、どんな文ができるの?

A. 例文を何個か書いておきます。

I‘ll carry your bag for you.
あなたの荷物を持ってあげるよ

I’m tired. So, I think I’ll go to bed early tonight.
疲れたから、今夜は早く寝ようと思います。

It’s hot in this room. Shall I open the window?
この部屋暑いね。窓開けようか?

Let’s go out tomorrow.
明日出かけよう?

OK. What time shall we meet?
いいよ。何時に集合する?

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Q. これらの表現は、どんな時に使えるの?

A. この表現が使える場面をイラストにしてみました。

イラストで分かる助動詞willの使い方

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補足:イラストの日本語訳

※注)多少、意訳しております。

Will you turn off the light?
電気消してくれる?

OK. I will.
うん。分かった。

Will you bring me a glass of water?
水持ってきてもらってもいい?

Sure I will.
いいよ。

Shall we go for a walk?
散歩にでもいかない?

No, I won’t.
いや、行かない。

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Q. この記事の要点は?

A. 助動詞、「will」と「shall」の使い方でした。

  • will + 動詞の原形
  • I think I will + 動詞の原形
  • Shall I + 動詞の原形
  • Shall we + 動詞の原形

以上、4つの表現を確認しました。

「will」のニュアンス上、「I think I will …」といった表現は自然なので、
覚えておくと便利だと思います。

また、

「Shall I ~」は「自分が〜しましょうか?」という、申し出を表現しており、
「Shall we ~」は「一緒に〜しませんか?」という、提案を表しています。

場面や、状況に応じて使い分けることが出来ると便利な表現です。

「will」を使ったときの細かいニュアンスや、
「shall」を使った申し出や提案など、
それぞれ、どのような意味になるのかを理解し、
使えるようにすることが大切です。

※注意点

「shall」を使うときの注意点として、
「Shall」の後に、he/she などを使うことは出来ません。
「Shall I 〜」か「Shall we 〜」の言い方しかないので気を付けておきましょう。

文法は、スポーツで言うところのルールブックみたいなもの。
英語学習のゴールは、英語を使えるようにすること!
英語を使うとは、スポーツで言うと、試合に出るようなもの。
試合にでる、つまり、会話で活用できるようにするためには、
練習をしないといけません。
文法を自由自在に活用するために、
第二言語習得理論という学問の観点から作られた、
一人でもスピーキングの基礎練習ができる参考書があります。
参考書も、自分に合った物を選ぶことが大切ですが、
英会話に割く時間がない方は、
この参考書で、一人でも英会話の練習が出来るはずです

次回の文法解説は?

「〜かもしれない」ということを表現する。

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この記事を作る際に参考にした文法の解説書になります。
すべて英語で書かれていますが、練習問題が付いてます。
イギリス英語なので、スペル等の表記が異なる部分もありますが、
「使い方を練習したい」「繰り返し問題を解きたい」
という方は、使ってみても良いかもしれません。

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