第36回:「used to + 動詞の原形」を使った表現を覚える。
「(今は〜してないけど)昔は〜したなぁ」
を言い始めたら、歳をとったことを実感してしまいますね。
過去のことにこだわらず、今を生きていたいものです。
Q. この記事で、一番大事なことって何?
A. 大事なことを、1枚の画像にまとめました。
いちいちノートにまとめるのが面倒だという方、また、
ノートにまとめることが苦手だという方は、ご活用ください。
Q. 「昔はしたけど、今はしていない」を表す
便利な表現があるってホント?
A. 「used to + 動詞の原形」を使うことが出来るようになると、
「昔は〜した」を簡単に表すことが出来ます。
「主語(人など)+ used to + 動詞の原形」
「主語(人など) + used to + 動詞の原形」
:昔は〜した(けれど、今は〜していない)
このように、昔はしていたけれど、もう今はしていないこと(=過去の習慣)
を伝える表現が、「used to + 動詞の原形」です。
過去の習慣、ということで、「今はもうしていないこと」を伝えようとしています。
なので、この表現「used to + 動詞の原形」を使う時は、
過去のことしか表現出来ません。
「主語(人など)+ didn’t use to + 動詞の原形」
「主語(人など)+ didn’t use to + 動詞の原形」
:昔は〜しなかった(けど今は〜している)
否定文にする際は、「did not (didn’t)」を使います。
意味も、「昔は〜していなかった(けど今は〜しています)」となります。
「used to」自体が、「過去の習慣」を表しているので、
否定文にする際は、「did not (didn’t)」と、
過去形を使う必要があることに注意しましょう。
「Did + 主語 + use to + 動詞の原形」
「Did + 主語 + use to + 動詞の原形」:以前は〜していましたか?
疑問文を作る際は、否定文同様、「did」を使います。
「did」を文頭で使うのか、それとも、疑問詞を使うのか、
尋ねたいことに合わせて表現を使い分けられるようにしましょう。
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Q. これらの表現を使うと、どんな文ができるの?
A. 例文を何個か書いておきます。
I used to play soccer.
私は、昔はサッカーをしていました。(今はもうしない)
He used to study a lot.
彼は、昔はよく勉強していた。(今はもう勉強しない)
We used to be good friends.
私達はかつては、よい友だちだった。(今はもう仲良くない)
I didn’t use to play games.
私は昔はゲームをしなかった。(けど今はする)
She didn’t use to read a lot of books.
彼女は昔は本を読まなかった。(けど今は読む)
What sports did you use to play?
あなたは昔、どんなスポーツをしていましたか?
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Q. これらの表現は、どんな時に使えるの?
A. この表現が使える場面をイラストにしてみました。
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補足:イラストの日本語訳
I used to study hard. I used to get a good score.
私は、昔はたくさん勉強したし、成績も良かったの。
I used to play soccer. I used to be a good player.
自分はサッカーをしていたんだ。良い選手だったんだよ。
You didn’t use to say such a thing. Are you doing something now?
昔はそんなこと言わなかったよね。で、今は何かしているの?
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Q. この記事の要点は?
A. 「昔は〜した(けれど今はしていない)」
を伝える表現について解説しました。
- used to + 動詞の原形:昔は〜した(けど今はしていない)
- did not (didn’t) use to + 動詞の原形:昔は〜しなかった(けど今はする)
- (疑問詞) did + 主語 + use to + 動詞の原形:以前は〜していましたか?
自身の過去を伝えるときには、便利な表現になります。
また、この表現を使えるようになると、
相手との共通点を探ったりすることも出来るようになると思います。
会話のきっかけを作る時に活用出来る表現だと思うので、
覚えておくと良いと思います。
まずは、「used to + 動詞の原形」=「昔は〜していました。」という表現は、
「昔していたこと(=過去の習慣)を伝える表現」である。
ということを覚えておきましょう。
この「used to + 動詞の原形」という基本の形を、否定文や疑問文に変えることで、
それぞれ、どのようなことを表現していたのか。
ということについても理解しておきましょう。
文法は、スポーツで言うところのルールブックみたいなもの。
英語学習のゴールは、英語を使えるようにすること!
英語を使うとは、スポーツで言うと、試合に出るようなもの。
試合にでる、つまり、会話で活用できるようにするためには、
練習をしないといけません。
文法を自由自在に活用するために、
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次回の文法解説は?
「そこに〜がある」と状況を説明する方法について解説します。
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この記事を作る際に参考にした文法の解説書になります。
すべて英語で書かれていますが、練習問題が付いてます。
イギリス英語なので、スペル等の表記が異なる部分もありますが、
「使い方を練習したい」「繰り返し問題を解きたい」
という方は、使ってみても良いかもしれません。
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