「疑問詞+〇〇」でいろいろなことを聞く 英語文法解説 初級編 part 47

文法解説-初級編
この記事では、英語の学習塾で8年以上の指導経験がある筆者が、分かりやすく易しい英文法解説をしています。ケンブリッジ大学で出版された文法書シリーズを参考にしており、初級編・中級編・上級編のそれぞれを解説しています。簡単なイラストを交え、中学生から社会人まで、幅広い層に対応できる英語の文法学習を提供しています。筆者は生徒たちから「分かりやすい!」と評判であり、その指導経験を活かした文章が魅力です。ぜひ、英語の学習に役立ててみてください。
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第47回:「What / Which + 名詞」「How + 形容詞/副詞」
相手のことをよく知りたい時は、これらの表現が活用出来る。

相手のことについて聞きたい時に使える
疑問文を確認してみましょう。

Q. この記事で、一番大事なことって何?

A. 大事なことを、1枚の画像にまとめました。

いちいちノートにまとめるのが面倒だという方、また、
ノートにまとめることが苦手だという方は、ご活用ください。

疑問詞の意味と使い方のまとめ画像
 

Q. 疑問詞にどんな言葉を付け加えれば、便利な表現になる?

A. 「What / Which」の場合は、直後に「名詞」
「How」の場合は、直後に「形容詞/副詞」を使う。

このように、「疑問詞」の後に、1つ、単語を付け加えるだけで、
より詳しい事柄を尋ねることが出来るようになります。
それぞれの表現を確認してみましょう。

What + 名詞 + 疑問文の語順〜?

  • What + 名詞 + 疑問文の語順〜?:何の「名詞」が〜ですか?

名詞の部分に、「色」「本」「種類」「時間」などの単語を使うことで、
「どんな色が〜?」や「何時?」など、
多くのことを尋ねることが出来るようになります。

特に、

  • What kind of ~? / What type of ~? / What sort of ~?
    :どんな種類の〜が…ですか?

という表現は、話に行き詰まりそうになった時などにも使える
便利表現だと思います。

Which + 名詞 + 疑問文の語順〜?

  • Which + 名詞 + 疑問文の語順〜?:どの「名詞」が〜ですか?

複数の選択肢から、どの1個を選ぶのですか?
ということを尋ねる時に使えるになります。

どの1個を選ぶのかを聞いているので、名詞は複数形にはしません。

※補足(What と Which の違い)

  • What :一般的な事柄について聞く時に使う。
    (例としては、クイズの問題文など。)
  • Which :2〜4個の選択肢の中から、どれかを選ぶ時に使う

状況に応じて、使い分けることが出来るようにしましょう。

How + 形容詞/副詞 + 疑問文の語順〜?

  • How + 形容詞/副詞 + 疑問文の語順〜?
    :どれくらいの「形容詞/副詞」ですか?

頻度や様子、見た目などについて聞きたい時は、
「How」の後に「形容詞」や「副詞」を続けます。

「How」だけの場合だと、「どのような」「どのように」
といったことしか尋ねることが出来ませんでしたが、
「形容詞」や「副詞」を続けることで、
より具体的なことも尋ねることが出来るようになります。

「How」を使った表現の幅も広げてみましょう。

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Q. これらの表現を使うと、どんな文ができるの?

A. 例文を何個か書いておきます。

What time is it?
今何時?

What kind of music do you like?
どんな音楽が好きですか?

Which movie do you want to see?
どの映画を見たい?

Which clothes do you like?
どっちの服が好き?

How old are you?
何歳ですか?

How often do you play games?
どれくらいの頻度でゲームをしますか?

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Q. これらの表現は、どんな時に使えるの?

A. この表現が使える場面をイラストにしてみました。

イラストで分かる疑問詞の使い方

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補足:イラストの日本語訳

※注)多少、意訳しております。

What sports did you play in your childhood?
子供の頃どんなスポーツをしていましたか?

I played basketball.
バスケットボールをしてました。

How long did you play?
どれくらい?

For about 3 years.
だいたい3年くらい。

What sports do you want to play now?
今はどんなスポーツをしてみたい?

I want to play soccer.
サッカーかな。

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Q. この記事の要点は?

A. 「疑問詞+〇〇」の形を使って、疑問文を作ってみました。

疑問詞の後に、名詞や形容詞/副詞などを続けることで、
表現の幅を広げてみました。

実際に疑問文を作るときには、
語順がぐちゃぐちゃにならないように
気をつけることが大切かもしれません。

文法は、スポーツで言うところのルールブックみたいなもの。
英語学習のゴールは、英語を使えるようにすること!
英語を使うとは、スポーツで言うと、試合に出るようなもの。
試合にでる、つまり、会話で活用できるようにするためには、
練習をしないといけません。
文法を自由自在に活用するために、
第二言語習得理論という学問の観点から作られた、
一人でもスピーキングの基礎練習ができる参考書があります。
参考書も、自分に合った物を選ぶことが大切ですが、
英会話に割く時間がない方は、
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次回の文法解説は?

「How」を使った便利な表現を活用出来るようにする。

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この記事を作る際に参考にした文法の解説書になります。
すべて英語で書かれていますが、練習問題が付いてます。
イギリス英語なので、スペル等の表記が異なる部分もありますが、
「使い方を練習したい」「繰り返し問題を解きたい」
という方は、使ってみても良いかもしれません。

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