「動詞の原形」「動詞のing形」どんな時にどっちを使う? 英語文法解説 初級編 part 51

文法解説-初級編
この記事では、英語の学習塾で8年以上の指導経験がある筆者が、分かりやすく易しい英文法解説をしています。ケンブリッジ大学で出版された文法書シリーズを参考にしており、初級編・中級編・上級編のそれぞれを解説しています。簡単なイラストを交え、中学生から社会人まで、幅広い層に対応できる英語の文法学習を提供しています。筆者は生徒たちから「分かりやすい!」と評判であり、その指導経験を活かした文章が魅力です。ぜひ、英語の学習に役立ててみてください。
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第51回:これまでに確認してきた文法の、動詞の使い方に注目です。

第1〜50回までの内容で、「動詞」はどう使われていたのか。
特に、「動詞の原形」と「動詞のing形」に注目してみましょう。
どんな時に、どっちを使っていたのか。どんな意味になったのか。
一気に確認してみましょう。

Q. この記事で、一番大事なことって何?

A. 大事なことを、1枚の画像にまとめました。

いちいちノートにまとめるのが面倒だという方、また、
ノートにまとめることが苦手だという方は、ご活用ください。

動詞の使い方のまとめ画像
 

Q. 「動詞の原形」を使う時って、どんな時だっけ?

A. ① 助動詞の後
  ② do / does / did が使われた後
③ 「to + 動詞の原形」を使う表現の時
まずはこの3つを定着させましょう。

それぞれの場合について、確認してみましょう。

助動詞の後

will / shall / might / may / can
could / must / should / would

これらの言葉は、助動詞と呼ばれていました。
助動詞が使われた後には、動詞の原形を使う必要があります。

それぞれの助動詞の解説記事
「多分、後で○○していると思う」を表現する方法 -英語文法解説 初級編 part 27-
第27回:「will + 動詞の原形」を使って、 「なんとなく予定をたてている」ことを表現する。 ざっくりとしたイメージを、簡単に伝えると、 「〜しようかなぁ」みたいな表現です。
「will」の用法②と、「私が〜しましょうか?」と尋ねる方法 -英語文法解説 初級編 part 28-
第28回:助動詞「will」と、助動詞「shall」を使って 「申し出」や「提案」を表現する。 助動詞→動詞を助ける言葉 1つの助動詞に、様々な意味が含まれています。
「〜かもしれない」を表現する。 -英語文法解説 初級編 part 29-
第29回:「may/might」の使い方。ちょっと自身がない時に使える表現。 「多分、〜」とか、「〜かもしれない」など。 根拠や自身が無い時には、必ず使っている表現を英語にしてみましょう
「〜できる」を伝える方法 -英語文法解説 初級編 part 30-
第30回:助動詞「can」を使って「自分が出来ること」を表現する。 「〜できる」ということを使う場面は結構あるけれど、 自信を持って「できる」と言う場面って、以外と少ないような… それに、いつも「〜できる」と言ってる人を見ると、 「…うん。」ってなるやつ。 どんな表現でも、「時と場合(TPO)」を考えるって大事。
「〜しないといけない」「〜してはいけない」「〜しなくてもいい」を表現する -英語文法解説 初級編 part 31-
第31回:「must」「mustn't」「don't need to」の3つの表現を使い分ける。 3つも表現があって大変に思えるけれど、 意味を見てみると全然違うので、 以外と楽に覚えることが出来たりします。
「〜した方がいい」人に何かを勧める時の表現 英語文法解説 初級編 part 32
第32回:助動詞「should」:「〜した方がいい」/「〜すべき」を使えるようにする。 なにか「良いもの」があったら、誰かにシェアしたくなりますね! 今回は、そんな時にも使える英語表現を確認してみましょう。
丁寧に「〜したいですか?」とか、「〜したいのですが。」と伝える方法 英語文法解説 初級編 part 34
第34回:「Would you like ~」や「would like to + 動詞の原形」で丁寧な表現を心掛ける。 今回の表現は、日本語で言う「おもてなし」を表しています。

do / does / did が使われた後

「do」を使って、疑問文や否定文を作りたい時には、
「do」の後は、「動詞の原形」が使われていました。

一般動詞の疑問文や否定文の解説記事

「to + 動詞の原形」を使う時

be going to… / have to… / want to…
would like to… / used to…

これらの表現を使う時には、「to」の後に動詞の原形を使わないといけません。

「to + 動詞の原形」を使った表現の解説記事
「後で○○をするつもり」を表現する方法 -英語文法解説 初級編 part 26-
第26回:「be動詞 + going + to + 動詞の原形」を使いこなせるようにする。 大まかな予定を伝えたい時には、 この表現が使えると思います。
「(客観的に見て)〜しないといけない」を表現する。 英語文法解説 初級編 part 33
第33回:「have/has to ~」を使って、「〜しないといけない」を表現する。 「自分が〜しなきゃ」と思っている時と、 「明らかに〜したほうが良いよ」と、誰かに対して思っている時では、 実は使える表現が違う。ということを見てみましょう。
丁寧に「〜したいですか?」とか、「〜したいのですが。」と伝える方法 英語文法解説 初級編 part 34
第34回:「Would you like ~」や「would like to + 動詞の原形」で丁寧な表現を心掛ける。 今回の表現は、日本語で言う「おもてなし」を表しています。
「昔は〜した(けど今はしていない)。」ということを伝える 英語文法解説 初級編 part 36
第36回:「used to + 動詞の原形」を使った表現を覚える。 「(今は〜してないけど)昔は〜したなぁ」 を言い始めたら、歳をとったことを実感してしまいますね。 過去のことにこだわらず、今を生きていたいものです。

Q. 動詞に「-ing」を付けるときってどんな時?

A. 「進行形」の文を作りたい時。

  • am/is/are + 動詞-ing:現在進行形
  • was/were + 動詞-ing:過去進行形

時制は異なりますが、「〜している」という意味にしたい時は、
「be動詞+動詞-ing」の形にします。

進行形の文についての解説記事
「今〜している」ということを伝えるには -英語文法解説 初級編 part 3-
第3回:「be動詞+-ing」を使って、今していることを表現する。 「今していること」を相手に伝えるための表現です。
「今何してる?」を英語で表現する方法 -英語文法解説 初級編 part 4-
第4回:現在進行形の疑問文の作り方とは? 「今なにしてる?」を英語で表現してみましょう。
「今〜している」と「〜する」の違いとは。-英語文法解説 初級編 part 8-
第8回:現在進行形と一般動詞の現在形の違いについて解説。 違いを説明して?と言われると、ちょっと困ることを 一旦、丁寧に確認してみましょう。
「その時〜していた」ということを伝える。-英語文法解説 初級編 part 13-
第13回:過去進行形を使うことが出来るようにする。 「〜してた」ということを表します。 言い訳したい時や、嘘をつく時にも使えますね!
「あの時〜していた」と「〜した」の違いをチェック-英語文法解説 初級編 part 14-
第14回:過去進行形と過去形の違いについて確認。 「〜した」と「〜していた」 もしかしたら、日本語を話している人の方が違いが分かりやすいかもしれません。
「明日は何しているの?」と尋ねる方法。-英語文法解説 初級編 part 25-
第25回:現在進行形の表現の幅を広げてみる。 実は、「〜している」以外にもある 現在進行形の意味を見てみましょう。

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Q. これらの表現を使うと、どんな文ができるの?

A. 例文を何個か書いておきます。

I may call you later.
後で電話をかけるかもしれません。

Would you like some tea?
お茶はいかがですか?

He doesn’t know many people.
彼は知り合いが多くない。

I’m going to play soccer tomorrow.
私は明日サッカーをするつもりです。

It’s raining, so I don’t want to go out.
雨が降っているから、外に出たくない。

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Q. これらの表現は、どんな時に使えるの?

A. この表現が使える場面をイラストにしてみました。

イラストで分かる動詞の使い方

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補足:イラストの日本語訳

※注)多少、意訳しております。

Shall we watch this TV program?
このテレビ番組でも見ない?

Sure !
いいよ。

I think this actor is nice.
この俳優は良いと思うんだ。

I don’t think so.
そんなこと無いんじゃない。

Please be quiet. I’m watching.
静かにして。見てるから。

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Q. この記事の要点は?

A. 「動詞の原形」と「動詞のing形」の使い分けを確認しました。

① その文に、助動詞は使われているか
② その文に、「do」は使われているのか
③ その文に、「動詞の原形」が必要な表現はあるのか
④ その文は、「〜している」という意味の文なのか

これらのことを考えて、動詞を使い分けることが出来るようになりましょう。
どんな表現の時に、どんな形の動詞を使う必要があるのかを理解することが
大切です。

文法は、スポーツで言うところのルールブックみたいなもの。
英語学習のゴールは、英語を使えるようにすること!
英語を使うとは、スポーツで言うと、試合に出るようなもの。
試合にでる、つまり、会話で活用できるようにするためには、
練習をしないといけません。
文法を自由自在に活用するために、
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参考書も、自分に合った物を選ぶことが大切ですが、
英会話に割く時間がない方は、
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次回の文法解説は?

動詞の目的語、不定詞なのか動名詞なのか。
語呂合わせはいらない。簡単な見分け方を解説!

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この記事を作る際に参考にした文法の解説書になります。
すべて英語で書かれていますが、練習問題が付いてます。
イギリス英語なので、スペル等の表記が異なる部分もありますが、
「使い方を練習したい」「繰り返し問題を解きたい」
という方は、使ってみても良いかもしれません。

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