第52回:動詞の後の目的語に、「不定詞」をとるか「動名詞」をとるか。
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語呂合わせで覚えても、結局よく分からない。
ってなってしまう人向けの覚え方です。
Q. この記事で、一番大事なことって何?
A. 大事なことを、1枚の画像にまとめました。
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いちいちノートにまとめるのが面倒だという方、また、
ノートにまとめることが苦手だという方は、ご活用ください。
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Q. どんな動詞のときに、目的語を「不定詞」にするの?
A. 文章の意味を考えた時に、
「これから〜」
の意味を付け加えても違和感が無い時です。
- want to… :(これから)〜したい
- hope to… :(これから)〜を望む
- decide to… :(これから)〜すると決める
など
「不定詞」を続ける必要がある動詞が使われている時には、
このように、「これから〜」の意味を付けても、違和感がありません。
つまり、その動詞が未来の方向を向いているような意味の時は、
「不定詞」を使います。
Q. どんな動詞のときに、目的語を「動名詞」にするの?
A. 文章の意味を考えた時に、
「もう始めていることを〜」
の意味を付け加えても違和感が無い時です。
- enjoy… :(もう始めていることを)楽しむ
- stop… :(もう始めていることを)止める
- finish… :(もう始めていることを)終わらせる
など。
これらの動詞は全て、
何かを始めていないと、意味として辻褄が合わなくなります。
つまり、「過去に何かを始めている」
=過去の方向を向いているような動詞の意味の時は、
目的語に「動名詞」を使います。
※補足① 「不定詞」でも「動名詞」でも意味が同じものもある
「不定詞」でも「動名詞」でも意味が同じ動詞に関しては、
先程の「これから〜」の意味、「もう始めていることを」の意味の
どちらを使っても、文章の意味として伝わるものになります。
※補足② 「不定詞」「動名詞」どちらを使うかで意味が変わるものもある
詳しいことは、今後の記事にて解説予定ですが、
文章の意味を考える時に、
「これから〜」の意味、「もう始めていることを」の意味
を付け加えてみましょう。
きっとニュアンスが変わってくるはずです。
※補足③ would like to … の後は動詞の原形
「would like to… 」を使う機会が多いような感じもしますが、
「like」の部分を、「prefer」「love」「hate」といった単語に
置き換えることも出来ます。
「would」と一緒にこれらの単語を使う時は、
「to」の後は「動詞の原形」を使うようにしましょう。
「would + like/prefer/love/hate + 不定詞」
と考えることも出来ますね。
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Q. これらの表現を使うと、どんな文ができるの?
A. 例文を何個か書いておきます。
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I want to eat curry and rice this evening.
今晩はカレーライスを食べたいな。
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He tried to read his book, but he couldn’t.
彼は本を読もうとしたけど、出来なかった。
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I enjoy playing soccer.
私はサッカーを楽しんでいます。
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It has stopped raining.
雨が止んだみたいだ。
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He likes getting up early.
彼は早起きすることが好きだ。
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He likes to get up early.
彼は早起きが好きだ。
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I would like to go to Finland.
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Q. これらの表現は、どんな時に使えるの?
A. この表現が使える場面をイラストにしてみました。

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補足:イラストの日本語訳
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I would like to play soccer.
サッカーをしたいなぁ。
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I would hate to play baseball.
野球は嫌だな。
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I prefer to play soccer.
サッカーの方がいいかな。
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So, let’s play soccer.
じゃあ、サッカーにしよう。
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They decided to play soccer.
彼らはサッカーをすることに決めました。
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They enjoyed playing soccer.
彼らはサッカーを楽しみました。
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Q. この記事の要点は?
A. 目的語に「不定詞」と「動名詞」の
どちらをとるかを確認しました。
- 目的語に「不定詞」を取る
→「これから〜」の意味を付けられる。 - 目的語に「動名詞」を取る
→「もう始めていることを」の意味を付けられる。
※「不定詞」「動名詞」どちらでもいい単語もある。
※「不定詞」「動名詞」どちらかをとるかで意味が変わる単語もある。
「未来の意味を付けられるグループ」と「過去の意味を付け加えるグループ」
このグループ分けで、「不定詞「動名詞」の使い分けを
覚えてもいいと思います。
語呂合わせにするか、単語の意味のグループ分けをするかの違いなので、
自分にとって覚えやすい方法を使って覚えてみましょう。
ちなみに、自分は、語呂合わせを覚えていません。
グループ分けのほうが楽だなぁ。と思ってました。
文法は、スポーツで言うところのルールブックみたいなもの。
英語学習のゴールは、英語を使えるようにすること!
英語を使うとは、スポーツで言うと、試合に出るようなもの。
試合にでる、つまり、会話で活用できるようにするためには、
練習をしないといけません。
文法を自由自在に活用するために、
第二言語習得理論という学問の観点から作られた、
一人でもスピーキングの基礎練習ができる参考書があります。
参考書も、自分に合った物を選ぶことが大切ですが、
英会話に割く時間がない方は、
この参考書で、一人でも英会話の練習が出来るはずです!
次回の文法解説は?
語順に注意する必要がある動詞を、Pick up!
---
この記事を作る際に参考にした文法の解説書になります。
すべて英語で書かれていますが、練習問題が付いてます。
イギリス英語なので、スペル等の表記が異なる部分もありますが、
「使い方を練習したい」「繰り返し問題を解きたい」
という方は、使ってみても良いかもしれません。
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