第53回:「動詞+人+to + 動詞の原形」の語順になることがある動詞
伝えようとしている内容によっては、
「動詞+人+to + 動詞の原形」の語順を作る必要があります。
意味も変わってくるので、文の形と意味を
よく理解しておきましょう。
Q. この記事で、一番大事なことって何?
A. 大事なことを、1枚の画像にまとめました。
いちいちノートにまとめるのが面倒だという方、また、
ノートにまとめることが苦手だという方は、ご活用ください。
Q. どんな単語の時に、「動詞+人+to + 動詞の原形」の
語順になるの?
A. want / ask / tell / advice / expect / teach などです。
これらの言葉を使って、「動詞+人+to + 動詞の原形」の形を作ると、
意味も変わってきます。
それぞれの意味を見てみましょう。
- want +人+ to + 動詞の原形
:人に〜してもらいたい - ask+人+ to + 動詞の原形
:人に〜するように頼む - tell+人+to + 動詞の原形
:人に〜するよう伝える - advice+人+to + 動詞の原形
:人に〜するよう助言する - expect+人+to + 動詞の原形
:人が〜することを期待する - teach+人+to + 動詞の原形
:人に〜の仕方を教える
補足として、
「would like +人+to + 動詞の原形」:人に〜してもらいたい
この表現も出来ることを覚えておきましょう。
どの単語も、「動詞+人+to + 動詞の原形」の語順になった時に、
「人に〜」の意味になっていたことに注意が必要です。
語順が変わると、意味が変わります。
※補足① 「not」の位置に注意
「〜しないよう」という表現を作りたい時は、「not」を活用しますが、その時、
「tell+人+not + to + 動詞の原形」:人に〜しないよう伝える
のように、「to」の前に「not」を置きます。気をつけておきましょう。
※補足② 「make」や「let」を使う時
- make+人 + 動詞の原形
:人に〜させる - let+人 + 動詞の原形
:人に〜させる
「make」や「let」を使う時には、「to」を使いません。
(原形不定詞といいます。)
※実は、let’s は「let us」を省略した形になっていました。
「Let’s go」=「Let us go」ということで、確かに、「to」がありませんね。
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Q. これらの表現を使うと、どんな文ができるの?
A. 例文を何個か書いておきます。
I want you to be happy.
私は、あなたに幸せになってもらいたい。
My parents don’t want me to go abroad.
私の両親は、私を海外に行かせたくない。
He asked me to help him.
彼は私に、手伝いを頼んだ。
What did he advise you to do?
彼はあなたに何をするよう助言したの?
She makes me laugh.
彼女が私を笑わせてくる。
Let’s go shopping.
買い物に行こう。
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Q. これらの表現は、どんな時に使えるの?
A. この表現が使える場面をイラストにしてみました。
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補足:イラストの日本語訳
Let’s go shopping with me.
買い物に行こう。
No, let’s not. It’s really bad weather.
いや、やめておこうよ。天気悪いし。
The girl asked her father to go shopping with her.
彼女は父に、一緒に買い物に行こうと頼んだ。
Please let me stay home today.
今日は家に居させて。
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Q. この記事の要点は?
A. 「人に〜するよう…する」
という意味の文を作る時の語順を確認しました。
① 「動詞+人+to + 動詞の原形」の語順を理解しておきましょう。
② この語順を作れる動詞は、何だったのかを覚えておきましょう。
③ それぞれの動詞で、この語順を作った時の意味を確認しましょう。
「not」を使う時の位置や、
「make」「let」を使う時のルールも理解しておきましょう。
文法は、スポーツで言うところのルールブックみたいなもの。
英語学習のゴールは、英語を使えるようにすること!
英語を使うとは、スポーツで言うと、試合に出るようなもの。
試合にでる、つまり、会話で活用できるようにするためには、
練習をしないといけません。
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次回の文法解説は?
相手に、「なぜ〇〇をしたのか」理由を伝えるにはどうすればいい?
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この記事を作る際に参考にした文法の解説書になります。
すべて英語で書かれていますが、練習問題が付いてます。
イギリス英語なので、スペル等の表記が異なる部分もありますが、
「使い方を練習したい」「繰り返し問題を解きたい」
という方は、使ってみても良いかもしれません。
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