第56回:「get」の基本的な意味と、重要表現の確認
単語の使い方は、あまり触れられることがないので、
良い機会だと思って、改めて、「get」の使い方の基本を
確認してみましょう。
Q. この記事で、一番大事なことって何?
A. 大事なことを、1枚の画像にまとめました。
いちいちノートにまとめるのが面倒だという方、また、
ノートにまとめることが苦手だという方は、ご活用ください。
Q. 「get」を使うとどんな意味を表せるの?
A. ①「受け取る、買う、見つける」②「〜になる」
③「着く」④「乗る、降りる」を表せます。
1つずつ確認してみましょう。
get + 名詞:受け取る、買う、見つける
「get」の後に、「名詞」を続けることで、
「名詞」を得る、つまり、「受け取る、買う、もしくは、見つける」
といった意味を作ることが出来ます。
また、get a bus / a train / a taxi などのように、
「乗り物を使う」という意味も表せます。
get + 形容詞:〜になる
get hungry / get cold / get tired etc.
上記のように、「get」の後に、形容詞を続けると、
「形容詞の状態になる」という意味を表せます。
また、形容詞ではありませんが、
get married:結婚する、get dressed:着替える、get lost:道に迷う
という意味も表せます。
いずれも、「〜の状態になる」ということを表せるからでしょう。
get to + 場所:「場所」に到着する
「場所」を得る、つまり、「到着する」
というニュアンスで覚えても良いのかもしれません。
注意するべき表現は、
get here:ここに着く、get there:あそこに着く、get home:家に着く
これらの表現については、「get」の後に「to」を使いません。
「to」を使わない表現として理解しておきましょう。
get in / get on :乗る
get out / get off :降りる
「乗る、降りる」それぞれ、表現が2つずつありますが、
使い分けのポイントは、
- 自分の車に乗り降りする時
→ get in (into) / get out (get out of a car) - 公共交通機関を乗り降りする時
→ get on / get off
と使い分けると自然です。
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Q. これらの表現を使うと、どんな文ができるの?
A. 例文を何個か書いておきます。
Where did you get these clothes?
あなたは、どこでこれらの服を買いましたか?
I got hungry because I didn’t eat lunch.
昼食を食べていなかったので、お腹が空いた。
I tried to get there before 11 o’clock, but I got lost.
11時にそこに着くよう心がけたが、道に迷ってしまった。
He always gets on a train and gets to work at 9:00.
彼はいつも電車に乗り、9時に職場に着く。
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Q. これらの表現は、どんな時に使えるの?
A. この表現が使える場面をイラストにしてみました。
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補足:イラストの日本語訳
She got on a bus. She got to a shopping mall at 10:00.
彼女はバスに乗った。10時にはショッピングモールに着いた。
She got many clothes.
服をたくさん買った。
She didn’t eat lunch, so she got hungry.
お昼を食べていなかったから、お腹が空いていた。
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Q. この記事の要点は?
A. 「get」を使った基本表現を使い分けでした。
① get + 名詞:受け取る、買う、見つける
② get + 形容詞:〜になる
③ get to + 場所:場所に着く
④ get in / get out :自分の車を乗り降りする
⑤ get on / get off :公共交通機関に乗り降りする
同じ「get」を使っていますが、どんな言葉を続けるかで
意味が変わってきます。
それぞれ、どのような状況で使える表現なのかを確認しておきましょう。
文法は、スポーツで言うところのルールブックみたいなもの。
英語学習のゴールは、英語を使えるようにすること!
英語を使うとは、スポーツで言うと、試合に出るようなもの。
試合にでる、つまり、会話で活用できるようにするためには、
練習をしないといけません。
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次回の文法解説は?
「do」と「make」の意味と表現を、改めて確認!
この記事を作る際に参考にした文法の解説書になります。
すべて英語で書かれていますが、練習問題が付いてます。
イギリス英語なので、スペル等の表記が異なる部分もありますが、
「使い方を練習したい」「繰り返し問題を解きたい」
という方は、使ってみても良いかもしれません。
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