「私を〜」を英語で表すには 英語文法解説 初級編 part 59

文法解説-初級編
この記事では、英語の学習塾で8年以上の指導経験がある筆者が、分かりやすく易しい英文法解説をしています。ケンブリッジ大学で出版された文法書シリーズを参考にしており、初級編・中級編・上級編のそれぞれを解説しています。簡単なイラストを交え、中学生から社会人まで、幅広い層に対応できる英語の文法学習を提供しています。筆者は生徒たちから「分かりやすい!」と評判であり、その指導経験を活かした文章が魅力です。ぜひ、英語の学習に役立ててみてください。
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第59回:人称代名詞① 目的格

「I」は「私は」という意味なので、
「私を」と言いたい時は、別の言葉を使う必要があります。

Q. この記事で、一番大事なことって何?

A. 大事なことを、1枚の画像にまとめました。

いちいちノートにまとめるのが面倒だという方、また、
ノートにまとめることが苦手だという方は、ご活用ください。

人称代名詞、目的格のまとめ画像
 

Q. どうやって「(人)を〜」を表せばいい?

A. 「I / You」などの人称代名詞を
目的格に変えないといけない

Q. そもそも、代名詞って何?

A. I / You / He / She / They / It
(他にもありますが)これらをまとめて
代名詞と言います。

これらの代名詞のうち、
「人」を表しているもののことを、人称代名詞と言います。

「〜は」と言いたい時は、「I / You / She など」を使っていました。
この時、これらの人称代名詞は、文の主語を表していたので、
「I / You / She など」の人称代名詞は、主格と言われています。

Q. 目的格って何?

A. 「(人)は、…を〜する」の「…を」の部分のことです。
細かく言うと、文の目的語の位置で使われる人称代名詞は、

目的格と言われます。

「〜を」と言いたい時には…

  • I → me
  • We → us
  • You → you
  • He → him
  • She → her
  • They → them
  • it → it

(変わっていないものもありますが、)このように、別の単語を使わないといけません。
使い方をよく確認しながら覚えるようにしましょう。

※補足①

前置詞(for / to / with など)の後では、
目的格の人称代名詞を活用します。

※補足②

目的格の人称代名詞などが活用できると、
「give + もの(it/them) + to + 人(目的格)」:「人」に「もの」を与える
という表現も作れるようになります。

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Q. これらの表現を使うと、どんな文ができるの?

A. 例文を何個か書いておきます。

Do you know him?
あなたは彼のことを知ってますか?

I want to see her, but she doesn’t want to see me.
私は彼女に会いたいけど、彼女は私に会いたくない。

Why are you looking at them?
なぜあなたは彼らを見ているの?

I want to buy it.
これを買いたい。

Please give it to me.
それを私に渡してくれませんか。

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Q. これらの表現は、どんな時に使えるの?

A. この表現が使える場面をイラストにしてみました。

イラストで分かる人称代名詞目的格の使い方

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補足:イラストの日本語訳

※注)多少、意訳しております。

I really like her. Do you know about her phone number?
彼女のことが気になるんだけど、彼女の電話番号知ってる?

I don’t know. Ask her about it.
分からない。彼女に聞いてみればいいじゃん。

Please let me know about your phone number?
電話番号教えてもらってもいい?

I’m sorry I don’t like you, so I don’t want to tell you.
ごめんなさい、あなたに興味無いから教えたくないです。

She said she doesn’t like me.
自分のこと嫌いだって…

Never mind. Let‘s eat something.
気にすんなって。何か食べに行こう。

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Q. この記事の要点は?

A. 代名詞の目的格について確認しました。

・I → me
・We → us
・You → you
・He → him
・She → her
・They → them
・it → it

人称代名詞、目的格の使い方と、言葉の変化を正しく理解しておきましょう。

一旦、大雑把に、人称代名詞の目的格は、
動詞の後や、前置詞の後に使う
このように理解しても良いと思います。

文法は、スポーツで言うところのルールブックみたいなもの。
英語学習のゴールは、英語を使えるようにすること!
英語を使うとは、スポーツで言うと、試合に出るようなもの。
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次回の文法解説は?

「〜の」と、誰のものかを表したい時は…

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この記事を作る際に参考にした文法の解説書になります。
すべて英語で書かれていますが、練習問題が付いてます。
イギリス英語なので、スペル等の表記が異なる部分もありますが、
「使い方を練習したい」「繰り返し問題を解きたい」
という方は、使ってみても良いかもしれません。

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