第74回:指示代名詞の使い方を理解する
日本語でもよく使う、「あれ」「これ」を
表す言葉、「指示代名詞」について確認してみましょう。
Q. この記事で、一番大事なことって何?
A. 大事なことを、1枚の画像にまとめました。
いちいちノートにまとめるのが面倒だという方、また、
ノートにまとめることが苦手だという方は、ご活用ください。
Q. 「あれ」「これ」は、英語で何て表現するの?
A. 「あれ」…「that」、「これ」…「this」
「あれら」…「those」、「これら」…「these」
これらの言葉を使います。
日本語でもよく使うので、ニュアンスは理解できると思いますが、
一応、それぞれの表現について確認してみましょう。
「これ」「これら」を使う時
- 「これ」…this ←1個のものを指している
- 「これら」…these ←複数のものを指している
「this/these」を使う時は、
「手元にあるもの」について言いたい時になります。
「あれ」「あれら」を使う時
- 「あれ」…that ←1個のものを指している
- 「あれら」…those ←複数のものを指している
「that/those」を使う時は、
「遠くにあるもの」について言いたい時になります
「this/these」「that/those」いずれの表現も、
直後に名詞を使って、「この(これらの)〜」「あの(あれらの)〜」
とする時もあれば、
単に、「this (these)」「that (those)」だけを使って、
「これ(これら)」「あれ(あれら)」を指す時もあります。
直後に名詞を使わない時は、文脈や、その状況から
何を指しているのかが分かる時になります。
これらの言葉の使い方については、
日本語の使い方と、大して変わらないので、
気にする必要もないかもしれません。
※補足:「that」を「あれ」以外の意味で使うこともある
- その時に起こった出来事
- 誰かが言ったこと
これら2つのことを「言い換えて」
「that」で表すこともあります。
日本語だと、「それは、…」
と相手が言ったことを言い換えて返事をするかと思いますが、
英語では、「that」
を使って、言い換えて、返事をしているということです。
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Q. これらの表現を使うと、どんな文ができるの?
A. 例文を何個か書いておきます。
This bag is expensive.
このカバンは高い。
I want to buy these shoes.
私はこれらの靴が欲しい。
Who is that ?
あれは誰?
Look at those flowers.
あの花を見て。
I’m sorry, I’m late.
ごめん、遅れた。
That‘s all right.
大丈夫だよ。
You can eat raw fish, can’t you ?
あなたは刺し身を食べれるよね?
Yes, that‘s right.
うん。食べれるよ。
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Q. これらの表現は、どんな時に使えるの?
A. この表現が使える場面をイラストにしてみました。
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補足:イラストの日本語訳
I like these comic books. I haven’t read those comic books yet.
この漫画は好きなんだよなぁ。
あの漫画はまだ読んでないなぁ。
I read that book. I haven’t read this book yet.
あの本は読んだ。この本はまだ読んでない。
I’ll buy this one.
これを買おう。
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Q. この記事の要点は?
A. 「this」「these」「that」「those」
について確認しました。
今回扱ったこれらの言葉は、指示代名詞とも言います。
「物」や「言ったこと」などを指して
「それは〜」と言い換えることが出来るので、
これらの4つの言葉を使い分けながら、
適切な表現が出来るようになると良いでしょう。
「単数・複数」の違いはありますが、
日本語の感覚と同じなので、覚えやすいと思います。
文法は、スポーツで言うところのルールブックみたいなもの。
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英語を使うとは、スポーツで言うと、試合に出るようなもの。
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次回の文法解説は?
「どっちが良いと思う?」を英語で言いたい時は?
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この記事を作る際に参考にした文法の解説書になります。
すべて英語で書かれていますが、練習問題が付いてます。
イギリス英語なので、スペル等の表記が異なる部分もありますが、
「使い方を練習したい」「繰り返し問題を解きたい」
という方は、使ってみても良いかもしれません。
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