第７６回：「some」と「any」を文によって使い分ける
日本語の「何個か」とか「いくつか」という表現は、
実はとても便利。そんなことを実感できる回になりそうです。
英語と日本語が、かなり異なる言語だということが分かりますね。
Q. この記事で、一番大事なことって何？
A. 大事なことを、１枚の画像にまとめました。
いちいちノートにまとめるのが面倒だという方、また、
ノートにまとめることが苦手だという方は、ご活用ください。
Q. 英語で「いくつかの」を表すには、
どうすればいい？
A. 文によって、
「some」と「any」を
使い分けないといけません
日本語では、一言で「いくつかの」を使えば済むのですが、
英語では、２つの単語を、作る文によって使い分ける必要があります。
「some」を使う時
「some」を使うときは、肯定文の時。
簡単に言うと、文中に、「not」が無い時に「some」を使います。
基本的には、「some + 名詞」のように、
「some」の直後には名詞を使いますが、
文脈から、何を指しているのかが分かる時には、
「名詞」を省略することもあります。
- I will buy some clothes. (私は服を買うつもりです。)
- He didn’t take any pictures, but I took some.
(彼は写真を１枚も撮らなかったが、私は何枚か撮った。)
「any」を使う時
「any」を使うときは、否定文と疑問文の時。
つまり、文中に、「not」がある時と、「？」がある時は、
「any」を使わないといけません。
「some」と同じように、「any + 名詞」の形を作ります。
また、「名詞」を省略出来ることについても、
「some」と同じです。
- I will not buy any clothes. (私は服を一着も買わないつもりです。)
- She took some pictures, but I didn’t take any.
(彼女は写真を何枚か撮ったが、私は１枚も撮らなかった。) - Do you need any help ? (少し手伝いが必要ですか？)
※補足：疑問文で、「some」を使うこともある
- Would you like … ?
- Can I/you … ?
これらのような、「would」や「can」が使われた、
「申し出」や「頼み事」をする際には、
疑問文であっても、「some」が使われます。
気をつけておきましょう。
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Q. これらの表現を使うと、どんな文ができるの？
A. 例文を何個か書いておきます。
I made some mistakes.
私は、少しミスをしてしまいました。
He didn’t make any mistakes.
彼は、１つもミスをしなかった。
Do you have any brothers or sisters ?
あなたには、兄弟や姉妹がいますか？
Would you like some coffee ?
コーヒーはいかがですか？
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Q. これらの表現は、どんな時に使えるの？
A. この表現が使える場面をイラストにしてみました。
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補足：イラストの日本語訳
Would you like some tea ?
お茶はいかがですか？
Yes, please.
いただきます。
Do you have any books ? I want to read some.
何か本持ってる？何か読みたいなぁ。
Yes. Here you are.
うん。これはどう？
How many books do you have ?
どれだけ持ってるの？
I don’t know. I always have some.
分かんない。いつも何冊かは入れてるから。
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Q. この記事の要点は？
A. 「some」「any」の使い方を確認しました。
「いくつかの」を英語で表したい時には、
「some」と「any」を使い分ける必要がありました。
- some … 「not」 が無い時
- any … 「not」 がある時 / 「？」がある時
疑問文の種類によっては、「some」を使うこともあるので、
気をつけましょう。
文法は、スポーツで言うところのルールブックみたいなもの。
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この記事を作る際に参考にした文法の解説書になります。
すべて英語で書かれていますが、練習問題が付いてます。
イギリス英語なので、スペル等の表記が異なる部分もありますが、
「使い方を練習したい」「繰り返し問題を解きたい」
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