「every」と「all」の違いとは… 英語文法解説 初級編 part 80

文法解説-初級編
この記事では、英語の学習塾で8年以上の指導経験がある筆者が、分かりやすく易しい英文法解説をしています。ケンブリッジ大学で出版された文法書シリーズを参考にしており、初級編・中級編・上級編のそれぞれを解説しています。簡単なイラストを交え、中学生から社会人まで、幅広い層に対応できる英語の文法学習を提供しています。筆者は生徒たちから「分かりやすい!」と評判であり、その指導経験を活かした文章が魅力です。ぜひ、英語の学習に役立ててみてください。
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第80回:「every」「all」を使い分ける

「every」「all」を日本語に直すと、
どちらも同じような意味になりますが、
英語で文を作る時には、
気をつけないといけないことがあります。

Q. この記事で、一番大事なことって何?

A. 大事なことを、1枚の画像にまとめました。

いちいちノートにまとめるのが面倒だという方、また、
ノートにまとめることが苦手だという方は、ご活用ください。

everyとallの違いのまとめ画像
 

Q. 「every」と「all」は、どう使い分ければいいの?

A. 「every」の後は、単数形。
ということから覚えましょう。

「every」と「all」の比較

① 「every」の後は、単数形の名詞を使う。
ex) Every house in this street is the same.
(この通りの家は、(外見が)皆同じだ。)

↓「every」を「all」にすると、
「all」の後は、複数形の名詞になる。

ex) All the houses in this street are the same.
(この通りの家は、(外見が)皆同じだ。)

② 「every」の後は、単数形なので、動詞も単数扱いにする。
ex) Every country has a national flag.
(どの国にも国旗がある。)

↓「every」を「all」にすると、
「all」の後の動詞は複数扱いになる。

ex) All countries have a national flag.
(どの国にも国旗がある。)

  • every → 単数
  • all → 複数

ということを理解しておきましょう。

「every day」と「all day」の違い

  • every day「どれくらいの頻度なのか」を表し、
    「毎日」という意味。
  • all day「どれくらい長く続いたか」を表し、
    「一日中」という意味。

「every」→頻度
「all」→期間
の違いもある。

「every」が使われる単語は、結構ある。

  • everybody / everyone:皆(全ての人)
  • everything:すべてのこと、全てのもの
  • everywhere:どこでも

全て、「every」を使っているので、
後に続く動詞も、単数扱いになります。

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Q. これらの表現を使うと、どんな文ができるの?

A. 例文を何個か書いておきます。

Every student in this class passed the exam.
このクラスの生徒は全員、試験に合格した。

All the students in this class passed the exam.
このクラスの生徒は全員、試験に合格した。

It rained all day yesterday.
昨日は、一日中雨だった。

He watches his smartphone for about two hours every evening.
彼は、スマホを毎晩2時間くらい見る。

Everybody needs friends.
全ての人が、友達を必要とする。

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Q. これらの表現は、どんな時に使えるの?

A. この表現が使える場面をイラストにしてみました。

イラストで分かるeveryとallの使い分け

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補足:イラストの日本語訳

※注)多少、意訳しております。

Everyone wants to do something new.
全ての人は、何か新しいことをしたいと思っている。

Everyone knows it is important to do something new, but …
すべての人が新しいことをすることは大事だと知っているけど…

We did nothing all day sometimes.
私達は、時には一日中何もしないこともある。

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Q. この記事の要点は?

  • every → 単数
  • all → 複数

この基本的な使い方の違いを踏まえた上で、
その他の表現も覚えられると良いと思います。

文法は、スポーツで言うところのルールブックみたいなもの。
英語学習のゴールは、英語を使えるようにすること!
英語を使うとは、スポーツで言うと、試合に出るようなもの。
試合にでる、つまり、会話で活用できるようにするためには、
練習をしないといけません。
文法を自由自在に活用するために、
第二言語習得理論という学問の観点から作られた、
一人でもスピーキングの基礎練習ができる参考書があります。
参考書も、自分に合った物を選ぶことが大切ですが、
英会話に割く時間がない方は、
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次回の文法解説は?

英語での「数量」の表し方を確認します。

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この記事を作る際に参考にした文法の解説書になります。
すべて英語で書かれていますが、練習問題が付いてます。
イギリス英語なので、スペル等の表記が異なる部分もありますが、
「使い方を練習したい」「繰り返し問題を解きたい」
という方は、使ってみても良いかもしれません。

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