「よく」「いつも」等、頻度を表す言葉は、文のどこで使う? 英語文法解説 初級編 part 94

文法解説-初級編
この記事では、英語の学習塾で8年以上の指導経験がある筆者が、分かりやすく易しい英文法解説をしています。ケンブリッジ大学で出版された文法書シリーズを参考にしており、初級編・中級編・上級編のそれぞれを解説しています。簡単なイラストを交え、中学生から社会人まで、幅広い層に対応できる英語の文法学習を提供しています。筆者は生徒たちから「分かりやすい!」と評判であり、その指導経験を活かした文章が魅力です。ぜひ、英語の学習に役立ててみてください。
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第94回:「always」「never」「already」などの言葉の文中での位置

なんとなく使っている「頻度」などを表す言葉ですが、
ここで改めて、文中のどこで使えばいいのかを
確認してみましょう。

Q. この記事で、一番大事なことって何?

A. 大事なことを、1枚の画像にまとめました。

いちいちノートにまとめるのが面倒だという方、また、
ノートにまとめることが苦手だという方は、ご活用ください。

頻度を表す言葉の使い方のまとめ画像
 

Q. 文中のどこで「always」などを使えばいい?

A. 基本は、「主語と動詞の間」です

ただし、気をつけなければいけないこともあるので、
確認してみましょう。

主語と動詞の間で使われる言葉たち

まずは、どういった言葉が、
「主語と動詞の間」で使われるのかを見てみましょう。

always / often / ever / also / already / all
usually / sometimes / never / just / still / both

これらの言葉は、基本的には主語と動詞の間で使われます。

  • I sometimes eat too much.
    (私は時々食べすぎてしまう。)

注意点①「be動詞」がある場合

「be動詞」が文中にある場合は、
「be動詞」の後で、「always」などを使います。

  • I was often late for school.
    (私はよく学校に遅刻した。)

注意点②「助動詞」や「do」「完了形のhave」があるとき

  • 助動詞+always など+動詞の原形
  • do+always など+動詞の原形
  • have+just など+過去分詞

このような語順となるので、気をつけるようにしましょう。

  • I will never forget what you said.
    (あなたが言ったことを決して忘れません)
  • It doesn’t often rain here.
    (ここは滅多に雨が降りません。)
  • He has just gone out.
    (彼はちょうど出かけたとこだ。)

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Q. これらの表現を使うと、どんな文ができるの?

A. 例文を何個か書いておきます。

She often goes shopping.
彼女はよく買い物に行く。

He never speaks to me.
彼は決して私に話しかけない。

I also play the piano.
私もピアノを弾く。

They both live in Tokyo.
彼らはふたりとも東京に住んでいる。

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Q. これらの表現は、どんな時に使えるの?

A. この表現が使える場面をイラストにしてみました。

イラストで分かる頻度を表す言葉の使い方

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補足:イラストの日本語訳

※注)多少、意訳しております。

He always drinks a cup of coffee.
彼はいつも一杯のコーヒーを飲んでいる。

He often goes to that cafe and buys it.
彼はよくあのカフェに行ってコーヒーを買ってるよ。

Yes. I often see him when I go there.
うん。私があのカフェに行くと、彼がいるのをよく見るよ。

Do you also go there?
あなたもあのカフェに行ってるの?

Yes. Actually, that cafe is nice. I usually buy a cup of tea.
うん。実際あのカフェは良いよ。私はよく紅茶を買うの。

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Q. この記事の要点は?

A. 「always」などの文中での位置を確認しました。

多少、気をつけないといけない点もあるので、
語順を理解し、正確な文を作れるようにしましょう。

文法は、スポーツで言うところのルールブックみたいなもの。
英語学習のゴールは、英語を使えるようにすること!
英語を使うとは、スポーツで言うと、試合に出るようなもの。
試合にでる、つまり、会話で活用できるようにするためには、
練習をしないといけません。
文法を自由自在に活用するために、
第二言語習得理論という学問の観点から作られた、
一人でもスピーキングの基礎練習ができる参考書があります。
参考書も、自分に合った物を選ぶことが大切ですが、
英会話に割く時間がない方は、
この参考書で、一人でも英会話の練習が出来るはずです

次回の文法解説は?

「still」「yet」「already」の使い分けを確認します。

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この記事を作る際に参考にした文法の解説書になります。
すべて英語で書かれていますが、練習問題が付いてます。
イギリス英語なので、スペル等の表記が異なる部分もありますが、
「使い方を練習したい」「繰り返し問題を解きたい」
という方は、使ってみても良いかもしれません。

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