ある動詞の後は、語順が2パターンある 英語文法解説 初級編 part 96

文法解説-初級編
この記事では、英語の学習塾で8年以上の指導経験がある筆者が、分かりやすく易しい英文法解説をしています。ケンブリッジ大学で出版された文法書シリーズを参考にしており、初級編・中級編・上級編のそれぞれを解説しています。簡単なイラストを交え、中学生から社会人まで、幅広い層に対応できる英語の文法学習を提供しています。筆者は生徒たちから「分かりやすい!」と評判であり、その指導経験を活かした文章が魅力です。ぜひ、英語の学習に役立ててみてください。
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第96回:「動詞+物+to+人」と「動詞+人+もの」

今回の記事では、2パターンの語順を作ることができる
動詞があるということを、理解出来ると思います。

Q. この記事で、一番大事なことって何?

A. 大事なことを、1枚の画像にまとめました。

いちいちノートにまとめるのが面倒だという方、また、
ノートにまとめることが苦手だという方は、ご活用ください。

英語の文型で、語順が2パターンある動詞のイラスト
 

Q. どんな動詞の時に、2パターンの語順を作れるの?

A. まずは、「give/lend/pass/send/show」の5つを覚えましょう

今回は、語順の違いに注目してみましょう。

動詞+もの+to+人

  • Give it to me.
    (それを私に渡して)
  • Show them to her.
    (それらを彼女に見せて)
  • I lent these books to my friend.
    (私は、それらの本を友達に貸した)

今回は、言葉の並べ方に注目しましょう。
動詞ものto+人
この型が作られていることが分かると思います。

動詞+人+もの

  • He gave her some advice.
    (彼は彼女にいくつかアドバイスをした)
  • She showed me pictures.
    (彼女は私に写真を見せた)
  • Can you pass me the salt, please?
    (塩を取ってくれませんか?)

ちなみに、「buy/get」もこの語順を作ることが出来ます。

  • I bought her a present.
    (私は彼女にプレゼントを買った)
  • Can I get you anything?
    (何か買ってきますか?)

また、「buy/get」については、
「動詞+もの+for+人」になることにも注意です。

  • I bought a present for her.
    (私は彼女のためにプレゼントを買った)
  • Can I get anything for you?
    (何かあなたのために買ってきましょうか?)

どちらの語順を使えばいいかというと…

正直なところ、どちらでもいい。のですが、
ネイティブの感覚だと、「もの」の部分が、「it/them」の時は、
「動詞+もの+to+人」
が良いそうです。

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Q. これらの表現を使うと、どんな文ができるの?

A. 例文を何個か書いておきます。

He gave it to his sister.
(彼はそれを彼女にあげた)

I gave her some chocolates.
(私はチョコレートを彼女にあげた)

Can you lend me an umbrella?
(私に傘を貸してくれませんか?)

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Q. これらの表現は、どんな時に使えるの?

A. この表現が使える場面をイラストにしてみました。

イラストで分かる文型の違いの使用例

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補足:イラストの日本語訳

※注)多少、意訳しております。

Can you give me your eraser?
(消しゴムをくれませんか?)

OK.
(いいよ)

Can you give me your pen?
(ペンをくれませんか?)

Sure.
(どうぞ)

I’ll sell them to you for 300 yen.
(これらをあなたに300円で売ってあげます)

OK. I’ll buy them.
(うん。買います。)

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Q. この記事の要点は?

A. 2パターンの語順を確認しました。

言葉の並べ方を定着させて、
どちらの語順も使えるようにしましょう。

 

文法は、スポーツで言うところのルールブックみたいなもの。
英語学習のゴールは、英語を使えるようにすること!
英語を使うとは、スポーツで言うと、試合に出るようなもの。
試合にでる、つまり、会話で活用できるようにするためには、
練習をしないといけません。
文法を自由自在に活用するために、
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次回の文法解説は?

文と文を繋げるにはどうすればいい?

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この記事を作る際に参考にした文法の解説書になります。
すべて英語で書かれていますが、練習問題が付いてます。
イギリス英語なので、スペル等の表記が異なる部分もありますが、
「使い方を練習したい」「繰り返し問題を解きたい」
という方は、使ってみても良いかもしれません。

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