第101回:「-ly」が付かない副詞と「hardly」を使った表現
単語の使い方として、それぞれの表現を確認してみましょう。
Q. この記事で、一番大事なことって何?
A. 大事なことを、1枚の画像にまとめました。
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Q. 「-ly」が付かない副詞があるって本当?
A. ホントです。
形容詞としても、副詞としても使われる単語になります。
どんな言葉があるのか、確認してみましょう。
形容詞であり、副詞でもある言葉
- well
形)体調が良い
副)良く - fast
形)速い
副)速く - hard
形)硬い、難しい
副)熱心に、懸命に - late
形)遅れた、遅い
副)遅く
「well」は、過去分詞と一緒に使われることもあります。
ex) well dressed , well known , well-educated など
「late」に「-ly」を付けてしまうと、
「lately:最近」と、意味が変わってしまいます。
また、「hard」に「-ly」を付けても、
意味が変わってしまいます。詳しく見てみましょう。
「hardly」の意味と使い方
- hardly:ほんの少し、ほとんどない
:I can hardly 〇〇
→ 難しすぎて〇〇出来ない
「hardly」を使った表現
- hardly + any / anybody / anyone / anything / anywhere
:ほとんど〇〇ない - hardly ever
:ほぼ確実に〇〇しない
ex) I’m nearly always at home in the evenings. I hardly ever go out.
(私は、夕方は大体家にいる。ほぼ確実に外出はしない。)
例文も見ながら、表現の確認を進めてみましょう。
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Q. これらの表現を使うと、どんな文ができるの?
A. 例文を何個か書いておきます。
- I didn’t sleep well last night.
(私は昨晩はよく寝られなかった。) - I’m surprised you haven’t heard of her. She is quite well-known.
(彼女のことを聞いたことが無いなんて驚きだ。彼女は有名だよ。) - I’m tired because I’ve been working hard.
(一生懸命働いているから、疲れてきた。) - Don’t walk so fast. I can’t keep up with you.
(そんなに速く歩かないで。ついていけないから。) - You’re speaking very quietly. I can hardly hear you.
(声が小さいですね。ほとんど聞き取れないですよ。) - I hate this town. There’s hardly anything to do and hardly anywhere to go.
(私はこの街が嫌いだ。何もすることが無いし、行く場所も無い。)
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Q. これらの表現は、どんな時に使えるの?
A. この表現が使える場面をイラストにしてみました。
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補足:イラストの日本語訳
I can hardly change my situation any more.
(これ以上自分の状況を変えることは出来ないんだ…)
Why do you think so? You are doing many things lately.
(何でそう思うの?最近色々なことを実践してるじゃん。)
Because I could hardly obtain any result from what I did.
(だって、自分が実践したことの成果が全く無かったんだ。)
I think what you did recently is a good thing.
(最近君がしてたことは良いことだと思うよ。)
Even if it is a good thing, it’s no use to continue unless I could get results.
(良いことだったとしても、結果が得られなければ続けても無駄だと思う。)
To keep doing it is an option. What you’re doing now might be
a thing that you can’t do in the future.
(続けるのもありだと思うよ。今していることは、
未来で出来なくなる事かもしれないし。)
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Q. この記事の要点は?
「-ly」の付かない副詞や「hardly」の使い方を確認しました。
「hardly」には、様々な表現があるので、
どの表現も活用できるようになると便利です。
「not」が無くても、「〇〇ない」という否定の意味になるので、
慣れるまでは大変かもしれませんが、練習を積み重ねてみましょう。
文法は、スポーツで言うところのルールブックみたいなもの。
英語学習のゴールは、英語を使えるようにすること!
英語を使うとは、スポーツで言うと、試合に出るようなもの。
試合にでる、つまり、会話で活用できるようにするためには、
練習をしないといけません。
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次回の文法解説は?
「so」と「such」の使い分け
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