「〇〇が一番…」を表すには 英語文法解説 中級編 part 108

文法解説-中級編
この記事では、英語の学習塾で8年以上の指導経験がある筆者が、分かりやすく易しい英文法解説をしています。ケンブリッジ大学で出版された文法書シリーズを参考にしており、初級編・中級編・上級編のそれぞれを解説しています。簡単なイラストを交え、中学生から社会人まで、幅広い層に対応できる英語の文法学習を提供しています。筆者は生徒たちから「分かりやすい!」と評判であり、その指導経験を活かした文章が魅力です。ぜひ、英語の学習に役立ててみてください。
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第108回:比較表現、最上級の文を作る

「〇〇が一番…」という、最上級の文の作り方を確認します。

Q. この記事で、一番大事なことって何?

A. 大事なことを、1枚の画像にまとめました。

いちいちノートにまとめるのが面倒だという方、また、
ノートにまとめることが苦手だという方は、ご活用ください。

最上級の文の作り方のまとめ画像

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Q. 「〇〇が一番…」という文は、どのように作れば良い?

A. 「the + 形容詞-est」「the most …」
のどちらかの形を作りましょう。

「-est」を付ける時は、単語を発音した時に、
「ア・イ・ウ・エ・オ」の音が1個、
「most」を使う時は、単語を発音した時に、
「ア・イ・ウ・エ・オ」の音が2個以上あります。

また、最上級の文では、「the」を付け忘れないようにしましょう。

「est」や「most」を付けた時の単語のスペルを確認

  • long → longest
    hot → hottest
    easy → easiest
    hard → hardest
  • most famous
    most boring
    most difficult
    most expensive
  • good → best
    bad → worst

最上級の後の「in」と「of」の使い分け

  • 基本となる使い分け
    in → 範囲・グループの中で
    of → 個数の中で
  • 少し応用的な使い分け
    in → 場所・組織や人々の集団の中で
    of → 期間の中で

最上級を使った後では、完了形の文が使われることもあります。
例文を見ながら、文の形や表現を確認してみましょう。

---

 

Q. これらの表現を使うと、どんな文ができるの?

A. 例文を何個か書いておきます。

  • It’s the cheapest restaurant in the town.
    (これは、街で一番安いレストランだ。)
  • It was the happiest day of my life.
    (あれは、人生の中で一番幸せな日だった。)
  • It was one of the worst experiences of my life.
    (あれは、人生の中で一番最悪な経験だった。)
  • It’s one of the most famous universities in the world.
    (ここは、世界で最も有名な大学の1つだ。)
  • That’s the funniest joke I’ve ever heard.
    (あれは、自分が今まで聞いた中で、一番面白い冗談だった。)
  • It was the worst mistake I’ve ever made.
    (あれは、自分がしたミスの中で、一番最悪な間違いだった。)

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Q. これらの表現は、どんな時に使えるの?

A. この表現が使える場面をイラストにしてみました。

イラストで分かる最上級の使い方

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補足:イラストの日本語訳

※注)多少、意訳しております。

I think the most difficult thing for me is to try something new.
(私にとって一番難しいことは、
何か新しいことに挑戦することだと思う。)

Oh, really? Why do you think so?
(何でそう思うの?)

Because I couldn’t do anything last year.
Even the thing I wanted to do last year couldn’t be done.
(去年も何も出来なかったし。
やってみたいことでさえ、出来なかった訳で。)

Well, now is the youngest moment of your life.
Why don’t you try as many things as possible?
(今が人生で一番若い時だよ。
できるだけ色々なことに挑戦したら?)

I know, but I’m afraid of making mistakes.
(分かってる。けど、失敗することが怖いんだ。)

I think you can learn many things through making mistakes.
(失敗しながらでも、多くのことを学べると思うよ。)

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Q. この記事の要点は?

A. 比較表現の最上級について確認しました。

「the」を忘れない。「-est / most」を付ける、「in / of」を使い分ける。
これらのことを踏まえた上で、様々な表現を使えるように
練習を積み重ねましょう。

文法は、スポーツで言うところのルールブックみたいなもの。
英語学習のゴールは、英語を使えるようにすること!
英語を使うとは、スポーツで言うと、試合に出るようなもの。
試合にでる、つまり、会話で活用できるようにするためには、
練習をしないといけません。
文法を自由自在に活用するために、
第二言語習得理論という学問の観点から作られた、
一人でもスピーキングの基礎練習ができる参考書があります。
参考書も、自分に合った物を選ぶことが大切ですが、
英会話に割く時間がない方は、
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次回の文法解説は?

この記事を作る際に参考にした文法の解説書になります。
すべて英語で書かれていますが、練習問題が付いてます。
イギリス英語なので、スペル等の表記が異なる部分もありますが、
「使い方を練習したい」「繰り返し問題を解きたい」
という方は、使ってみても良いかもしれません。

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