「〇〇のように」・「まるで〇〇のように」を表現するには? 英語文法解説 中級編 part 118

文法解説-中級編
この記事では、英語の学習塾で8年以上の指導経験がある筆者が、分かりやすく易しい英文法解説をしています。ケンブリッジ大学で出版された文法書シリーズを参考にしており、初級編・中級編・上級編のそれぞれを解説しています。簡単なイラストを交え、中学生から社会人まで、幅広い層に対応できる英語の文法学習を提供しています。筆者は生徒たちから「分かりやすい!」と評判であり、その指導経験を活かした文章が魅力です。ぜひ、英語の学習に役立ててみてください。
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第118回:「l___」を活用したり「a_ i_」を活用する。

「〇〇みたい」といったニュアンスを表現するには、
どんな単語を活用しないといけないのか、確認してみましょう。

Q. この記事で、一番大事なことって何?

A. 大事なことを、1枚の画像にまとめました。

いちいちノートにまとめるのが面倒だという方、また、
ノートにまとめることが苦手だという方は、ご活用ください。

〇〇みたい・まるで〇〇のように、を表す表現のまとめ画像

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Q. 「〇〇みたい」は、英語でどう表現すればいい?

A. 「like」を活用できれば解決です!

別の単語を使った表現や、注意点も含めて、
内容を見てみましょう。

「like」を活用する

「like」と「look / sound / feel」を一緒に使うことで、
以下のような表現を作ることが出来ます。

  • look like:〇〇みたい / 〇〇しそう
    ex) That house looks like it’s going to fall down.
    (あの家は今にも崩れてしまいそうだ。)
  • sound like:〇〇みたい
    ex) He sounded like he had a cold, didn’t he?
    (彼、なんだか風邪ひいてるみたいじゃなかった?)
  • feel like:〇〇な気分
    ex) I don’t feel like I’ve had a holiday.
    (休んだ感じがしない。)

特に、「look / sound」の場合は、
「it looks like / It sounds like」の形で使われることもあります。

「like」は「as if / as though」で言い換えられる。
  • look like → look as if (though)
    :〇〇みたい / 〇〇しそう
    ex) That house looks as if (though) it’s going to fall down.
    (あの家は今にも崩れてしまいそうだ。)
  • sound like → sound as if (though)
    :〇〇みたい
    ex) He sounded as if (though) he had a cold, didn’t he?
    (彼、なんだか風邪ひいてるみたいじゃなかった?)
  • feel like → feel as if (though)
    :〇〇な気分
    ex) I don’t feel as if (though) I’ve had a holiday.
    (休んだ感じがしない。)

「like / as if / as though」を活用する

  • 「like / as if / as though」は、
    人がどのような振る舞いをしているのかを表せます。
    日本語に訳す際には、
    「まるで〇〇のように」
    という訳が、そのニュアンスを適切に表しています。

    ex) After the interruption,
    the speaker went on talking as if nothing had happened.
    (遮られた後で、その司会は何事も無かったかのように話し続けた。)
    ex) When I told my plan, they looked at me as though I was mad.
    (自分の計画を話すと、皆、気が狂ったんじゃないか?
    みたいな目で私を見た。)
「as if / as though」の注意点
  • as if + 過去形 → 今のことについて話している。
  • as if + 過去完了形 → 昔のことにについて話している。

「as if / as though」は、「if」や「wish」と同じように使われます。(仮定法
時制と、意味の違いに気をつけることが大切です。
例文を通して、表現の確認を進めてみましょう。

---

 

Q. これらの表現を使うと、どんな文ができるの?

A. 例文を何個か書いておきます。

  • It looks like it’s going to rain.
    (なんだか雨が降りそう。)
  • It sounds like they’re having an argument.
    (なんだか彼らは口論をしているみたい。)
  • He is walking as if he hurt his leg.
    (彼は、まるで足を怪我したかのように歩いている。)
  • Everybody ignored me as if I didn’t exist.
    (皆が、まるで自分がそこに居ないかのように無視した。)
  • It was a long time ago that we first met, but I remember it
    as if it were yesterday.
    (私達が初めて会ったのは昔のことだけれど、
    今も、昨日のことのように思い出せる。)

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Q. これらの表現は、どんな時に使えるの?

A. この表現が使える場面をイラストにしてみました。

イラストで分かるas if / likeの使い方

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補足:イラストの日本語訳

※注)多少、意訳しております。

I think this project is really interesting. You should join this.
(この企画は本当に面白いよ。入ってみるべきだね。)

It sounds like fun. I’ll check it later.
(面白そうだね。後で見てみるよ。)

I’m sure that this project makes a great impact on society like a revolution.
(この企画は革命みたく社会に大きな影響を与えることは間違いないね。)

OK. I know. Please let me have some time to think about it.
(うん。分かったから。考える時間をちょうだい。)

I don’t think he will join it. He won’t move as if he were a gigantic rock.
(きっと参加しないなぁ。巨大な岩みたく動くことは無いんだろうなぁ。)

It seems he doesn’t think anything. He is like a scarecrow without a brain.
(彼は何も考えていないんだろうなぁ。脳がないカカシみたいだ。)

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Q. この記事の要点は?

A. 「like / as if / as though」を使った表現を確認しました。

仮定法のように、時制が異なる表現もあるので、
実際に使う際には、気をつける必要があります。
使い慣れると、会話の幅も広がるでしょう。

文法は、スポーツで言うところのルールブックみたいなもの。
英語学習のゴールは、英語を使えるようにすること!
英語を使うとは、スポーツで言うと、試合に出るようなもの。
試合にでる、つまり、会話で活用できるようにするためには、
練習をしないといけません。
文法を自由自在に活用するために、
第二言語習得理論という学問の観点から作られた、
一人でもスピーキングの基礎練習ができる参考書があります。
参考書も、自分に合った物を選ぶことが大切ですが、
英会話に割く時間がない方は、
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次回の文法解説は?

この記事を作る際に参考にした文法の解説書になります。
すべて英語で書かれていますが、練習問題が付いてます。
イギリス英語なので、スペル等の表記が異なる部分もありますが、
「使い方を練習したい」「繰り返し問題を解きたい」
という方は、使ってみても良いかもしれません。

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