使えれば英会話が楽になる熟語表現② 英語文法解説 中級編 part 130

文法解説-中級編
この記事では、英語の学習塾で8年以上の指導経験がある筆者が、分かりやすく易しい英文法解説をしています。ケンブリッジ大学で出版された文法書シリーズを参考にしており、初級編・中級編・上級編のそれぞれを解説しています。簡単なイラストを交え、中学生から社会人まで、幅広い層に対応できる英語の文法学習を提供しています。筆者は生徒たちから「分かりやすい!」と評判であり、その指導経験を活かした文章が魅力です。ぜひ、英語の学習に役立ててみてください。
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第130回:「形容詞+前置詞」の形を作る熟語①

形容詞の後に続ける前置詞は、
何を言いたいのかによって、使い分ける必要があります。

Q. この記事で、一番大事なことって何?

A. 大事なことを、1枚の画像にまとめました。

いちいちノートにまとめるのが面倒だという方、また、
ノートにまとめることが苦手だという方は、ご活用ください。

形容詞+前置詞の熟語表現一覧

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Q. 今回気をつけることは…?

A. 前置詞の後の文の作り方に
気をつける必要があります。

熟語表現をそれぞれ確認してみましょう。

人の性格などを表す形容詞+前置詞

  • nice/kind/good/generous/polite/stupid/silly + of + 人 + to 動詞の原形
    ex) It was very kind of you to help me.
    (助けてくれるなんて本当に親切だね。)
    ex) It is stupid of me to go out without a coat in such cold weather.
    (こんな寒い日にコートを着ないで外出するなんて自分はバカだなぁ。)
  • nice/kind/good/generous/polite/rude/friendly/cruel + to + 人
    ex) They have always been nice to me.
    (彼らはいつも私に親切にしてくれる。)
    ex) Why were you so unfriendly to her.
    (なぜ君は彼女に対してそんなにそっけないの?)

※単語の意味
nice:親切な・気さくな
kind:親切な
good:良い
generous:寛大な・心の広い
polite:礼儀正しい
stupid:馬鹿な・愚かな
silly:馬鹿げた
rude:はしたない・粗雑な
friendly:気さくな
cruel:酷い

「形容詞+about/with」

  • angry/annoyed/furious/upset + about…(事柄)
    ex) There’s no point in getting angry about things that don’t matter.
    (どうでもいい問題について怒るのは無駄だ。)
  • angry/annoyed/furious/upset + with + 人 + for 動詞ing …
    ex) Are you annoyed with me for being late?
    (私が遅れたことについて、怒ってる?)
  • excited/worried/nervous/happy + about …(状況)
    ex) Are you nervous about the exam?
    (試験があることに緊張してますか?)
  • pleased/satisfied/happy/delighted/disappointment + with…(結果)
    ex) They were delighted with the present I gave them.
    (彼らは、私があげたプレゼントに喜んでいた。)

※単語の意味
angry:怒った
annoyed:イラっとした(ウザい)
furious:激怒した
upset:動揺した
excited:興奮した
worried:心配した
nervous:緊張した
happy:幸せな
pleased:安心した
satisfied:満足した
delighted:うれしい
disappointment:失望した

「形容詞+at/by/with/of」

  • surprised/shocked/amazed/astonished/upset + at(by)
    ex) Everybody was surprised at the news.
    (皆ニュースに驚いた。)
  • impressed with(by) + 人・もの
    ex) I’m very impressed with her English. It’s very good.
    (彼女の英語に驚いた。とても素晴らしかった。)
  • fed up/bored + with …
    ex) I don’t enjoy my job any more. I’m fed up with it.
    (私はもう、自分の仕事を楽しめない。もううんざりだ。)
  • tired/sick + of …
    ex) Come on, let’s go! I’m tired of waiting.
    (もう行こう。待つのはうんざりだ。)

※単語の意味
shocked:驚いた
amazed:ビックリした
astonished:ビックリした
impressed:印象に残った
fed up:うんざりした
bored:うんざりした・退屈した

「sorry about/for」

  • sorry about + 起こってしまったこと
    ex) I’m sorry about the mess. I’ll clear it up later.
    (散らかしてごめん。後で片付けるから。)
  • sorry for(about) + 自分がしてしまったこと
    ex) I’m sorry for shouting at you yesterday.
    (昨日怒鳴ってしまってごめん。)
  • feel(be) sorry for + 人(不幸に見舞われた人)
    ex) I feel sorry for Matt. He has had a lot of bad luck.
    (マットは気の毒だと思う。多くの不幸があったから。)

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Q. これらの表現は、どんな時に使えるの?

A. この表現が使える場面をイラストにしてみました。

イラストで分かる熟語表現の使い方

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補足:イラストの日本語訳

※注)多少、意訳しております。

I’m really angry with him for making so many mistakes.
(彼はなんであんなに間違いを犯すのだろう?本当に嫌だ。)

You shouldn’t expect too much from someone.
(誰かに期待しすぎるべきでは無いよ。)

I know, but he hasn’t improved at all for a while. I’m fed up with it.
(分かってるけど、全然良くならないんだもん。もううんざり。)

If you keep thinking like that, changing your job might be an option.
(ずっと考えるくらいなら、転職も1つの手かもよ。)

Yes. It’s about time for me to consider it.
(うん。そろそろ考えるべきかもね。)

I hope you will be able to find a good job.
(良い職を見つけられると良いね。)

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Q. この記事の要点は?

A. 熟語表現を確認しました。

前置詞の後の文の作り方にも注意しながら、
それぞれの表現を使えるようにしましょう。

文法は、スポーツで言うところのルールブックみたいなもの。
英語学習のゴールは、英語を使えるようにすること!
英語を使うとは、スポーツで言うと、試合に出るようなもの。
試合にでる、つまり、会話で活用できるようにするためには、
練習をしないといけません。
文法を自由自在に活用するために、
第二言語習得理論という学問の観点から作られた、
一人でもスピーキングの基礎練習ができる参考書があります。
参考書も、自分に合った物を選ぶことが大切ですが、
英会話に割く時間がない方は、
この参考書で、一人でも英会話の練習が出来るはずです

次回の文法解説は?

この記事を作る際に参考にした文法の解説書になります。
すべて英語で書かれていますが、練習問題が付いてます。
イギリス英語なので、スペル等の表記が異なる部分もありますが、
「使い方を練習したい」「繰り返し問題を解きたい」
という方は、使ってみても良いかもしれません。

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