使えれば英会話が楽になる熟語表現③ 英語文法解説 中級編 part 131

文法解説-中級編
この記事では、英語の学習塾で8年以上の指導経験がある筆者が、分かりやすく易しい英文法解説をしています。ケンブリッジ大学で出版された文法書シリーズを参考にしており、初級編・中級編・上級編のそれぞれを解説しています。簡単なイラストを交え、中学生から社会人まで、幅広い層に対応できる英語の文法学習を提供しています。筆者は生徒たちから「分かりやすい!」と評判であり、その指導経験を活かした文章が魅力です。ぜひ、英語の学習に役立ててみてください。
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第131回:「形容詞+前置詞」の形を作る熟語表現②

前回の内容に引き続き、
「形容詞+前置詞」の形を作る熟語を確認してみましょう。

Q. この記事で、一番大事なことって何?

A. 大事なことを、1枚の画像にまとめました。

いちいちノートにまとめるのが面倒だという方、また、
ノートにまとめることが苦手だという方は、ご活用ください。

熟語表現一覧

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Q. 熟語表現を覚える時のコツは?

A. 前置詞の持つニュアンスを考慮することも大切です。

ということで、前置詞の持つニュアンスも思い出しながら、
表現を確認してみましょう。

「形容詞+of」

  • afraid/frightened/terrified/scared + of…
    ex) Are you afraid of spiders?
    (蜘蛛を怖いと思いますか?)
  • fond/proud/ashamed/jealous/envious of…
    ex) Why are you always so jealous of other people?
    (なぜあなたはいつも他人のことを羨むの?)
  • suspicious/critical/tolerant of …
    ex) He didn’t trust me. He was suspicious of my motives.
    (彼は私のことを信じない。私の動機を疑っている。)
  • aware/conscious of …
    ex) I wasn’t aware of that.
    (それに気づかなかった。)
  • capable/incapable of …
    ex) I’m sure you are capable of passing the examination.
    (君は試験に合格するだけの能力があると確信している。)
  • full/short of…
    ex) I’m short of money.
    (お金が無いんだ。)
  • typical of …
    ex) He’s late again. It’s typical of him to keep everybody waiting.
    (また彼は遅れている。彼が皆を待たせるのはよくあることだ。)
  • certain/ sure of(about)…
    ex) I think she’s arriving this evening, but I’m not sure of that.
    (彼女は今晩には到着すると思うけど、確かではない。)

※単語の意味
afraid:怖がる
frightened:怯える
terrified:ぞっとする
scared:ビックリする
fond:大好きである
proud:誇りに思う
ashamed:恥じる
jealous:羨む
envious:羨む・妬む
suspicious:疑う
critical:批評する
tolerant:寛容な
aware:気づく
conscious:気づく
capable:能力がある
incapable:能力がない

「形容詞+at/to/from/in/on/with/for」

  • good/bad/brilliant/better/hopeless at…
    ex) I’m not very good at repairing things.
    (ものを直すのは得意ではない。)
  • married/engaged to…
    ex) He is married to an American.
    (彼はアメリカ人と結婚した。)
  • similar to …
    ex) Your writing is similar to mine.
    (君の筆跡は、自分のものと似ているね。)
  • different from …
    ex) The film was different from what I’d expected.
    (この映画は自分が予想したものとは違っていた。)
  • interested in …
    ex) Are you interested in art?
    (芸術に興味がありますか?)
  • keen on …
    ex) We stayed at home because he wasn’t keen on going out.
    (私達は家にいた。なぜなら彼が外出に乗り気じゃなかったからだ。)
  • dependent on …
    ex) I don’t want to be dependent on anybody.
    (私は誰にも頼りたくない。)
  • crowded with …
    ex) The streets were crowded with tourists.
    (通りは観光客で混雑していた。)
  • famous for …
    ex) The Italian city of Florence is famous for its art treasures
    (イタリアの都市であるフィレンツェは、
    芸術的な価値があることで有名だ。)
  • responsible for …
    ex) Who was responsible for all that noise last night?
    (昨夜の騒音は誰の仕業なの?)

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Q. これらの表現は、どんな時に使えるの?

A. この表現が使える場面をイラストにしてみました。

イラストで分かる熟語の使い方

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補足:イラストの日本語訳

※注)多少、意訳しております。

I feel hopeless in this society at the moment.
(今はもうこの社会に希望を感じないんだ。)

What’s happened? Why do you feel that way?
(どうかしたの?なんでそんなことを考えてるの?)

I’m not sure why I’m living now. And I can’t find any purpose in my life.
(生きてる理由が分からないんだ。生きる目的も見つけられないし。)

It seems like you’re overthinking things.
What would you like to do right now?
(なんか考えすぎてるのかもね。今はなにかしたいことある?)

I want to find some hobbies and…
(何か趣味を探したり…)

If you’re interested in something, you should pursue it.
Don’t worry about what others think.
(何かに興味があるなら、それをやってみなよ。
周りの人の考えなんて気にする必要ないよ。)

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Q. この記事の要点は?

A. 熟語表現を確認しました。

様々な単語に前置詞が付いていますが、
そもそもの単語の意味が分からなければ、その単語の意味も合わせて
覚えてしまいましょう。

文法は、スポーツで言うところのルールブックみたいなもの。
英語学習のゴールは、英語を使えるようにすること!
英語を使うとは、スポーツで言うと、試合に出るようなもの。
試合にでる、つまり、会話で活用できるようにするためには、
練習をしないといけません。
文法を自由自在に活用するために、
第二言語習得理論という学問の観点から作られた、
一人でもスピーキングの基礎練習ができる参考書があります。
参考書も、自分に合った物を選ぶことが大切ですが、
英会話に割く時間がない方は、
この参考書で、一人でも英会話の練習が出来るはずです

次回の文法解説は?

この記事を作る際に参考にした文法の解説書になります。
すべて英語で書かれていますが、練習問題が付いてます。
イギリス英語なので、スペル等の表記が異なる部分もありますが、
「使い方を練習したい」「繰り返し問題を解きたい」
という方は、使ってみても良いかもしれません。

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