「be going to」の細かいニュアンス 英語文法解説 中級編 part 20

文法解説-中級編
この記事では、英語の学習塾で8年以上の指導経験がある筆者が、分かりやすく易しい英文法解説をしています。ケンブリッジ大学で出版された文法書シリーズを参考にしており、初級編・中級編・上級編のそれぞれを解説しています。簡単なイラストを交え、中学生から社会人まで、幅広い層に対応できる英語の文法学習を提供しています。筆者は生徒たちから「分かりやすい!」と評判であり、その指導経験を活かした文章が魅力です。ぜひ、英語の学習に役立ててみてください。
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第20回:「be going to」が表すニュアンスとは?

「be going to」=「〜するつもり」と覚えると思いますが、
実は、「〜するつもり」だけでは表しきれないニュアンスがあります。

Q. この記事で、一番大事なことって何?

A. 大事なことを、1枚の画像にまとめました。

いちいちノートにまとめるのが面倒だという方、また、
ノートにまとめることが苦手だという方は、ご活用ください。

「be going to」が表すニュアンスのまとめ画像

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Q. 「be going to~」が表すニュアンスは何?

A. 「これから〇〇することを決めた」
という意味が含まれています。

細かく内容を確認してみましょう。

未来を表す現在進行形と「be going to」の違いはある?

結論から言うと、細かい違いなので、
どちらを使っても、今後の予定を伝えることが出来ます。
厳密に書き表すと、

  • 未来を表す現在進行形
    =もう予定として決めて、予定を動かさない未来
  • be going to
    =やることを決めただけで、予定として組み込んでいない未来

くらいのニュアンスの違いになります。
とりあえず、
「〇〇することを決めた」ということを表す時は、
「be going to」を使う。と理解しておいて大丈夫です。

「be going to」が表せること

別のニュアンスとして、
ほぼ確定して起こる未来を表すときにも「be going to」が使えます。

例えば、
「It’s going to rain.(雨が降りそう)」と表現した時には、
雨雲がもうそこにあって、ほぼ確定して雨が降ることを表しています。

「was/were going to」が表すこととは?

  • was/were going to~
    ① 〇〇しようとしたけど、しなかった
    ② 〇〇が起こりそうだったけど、起こらなかった

ということを表します。
例文も合わせて、確認を進めてみましょう。

---

 

Q. これらの表現を使うと、どんな文ができるの?

A. 例文を何個か書いておきます。

I’m going to call him tonight.
(今晩彼に電話しようと思う。)

She is going to buy some books.
(彼女は何冊か本を買う予定です。)

The environmental situation is bad now and things are going to get worse.
(今の環境は悪く、今後更に悪くなるだろう。)

I was going to buy some books yesterday, but
I was busy and didn’t have time to go to the shops.
(昨日本を買おうとしたけれど、忙しくて店に行く余裕がなかった。)

I’m sorry I interrupted you. What were you going to say?
(ごめん。話遮ってしまった。何を言おうとしたの?)

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Q. これらの表現は、どんな時に使えるの?

A. この表現が使える場面をイラストにしてみました。

イラストで分かる「be going to」の使い方

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補足:イラストの日本語訳

※注)多少、意訳しております。

What were you doing yesterday ?
(昨日は何してた?)

I watched a movie. I was going to study harder, but I couldn’t.
(映画を見てた。勉強しようとしたけど、無理だった。)

I heard you were going to do some exercises too.
(運動もしようとしてたって聞いたよ。)

I couldn’t do that either.
(運動も出来なかったなぁ。)

But, I’m going to do them today!
(でも、今日は勉強も運動もする予定だよ!)

Well, you are saying the same thing for two days.
(2日続けて同じことを言っているんだよなぁ。)

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Q. この記事の要点は?

A. 「be going to」が表すニュアンスを確認しました

意味の裏にあるニュアンスを理解して英語を使えるようになると、
より正確に、自分が意図していることを伝えることが出来るようになりますね!

文法は、スポーツで言うところのルールブックみたいなもの。
英語学習のゴールは、英語を使えるようにすること!
英語を使うとは、スポーツで言うと、試合に出るようなもの。
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次回の文法解説は?

「will / shall」の使い方の確認①

この記事を作る際に参考にした文法の解説書になります。
すべて英語で書かれていますが、練習問題が付いてます。
イギリス英語なので、スペル等の表記が異なる部分もありますが、
「使い方を練習したい」「繰り返し問題を解きたい」
という方は、使ってみても良いかもしれません。

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