「may/might」が表すこと 英語文法解説 中級編 part 29

文法解説-中級編
この記事では、英語の学習塾で8年以上の指導経験がある筆者が、分かりやすく易しい英文法解説をしています。ケンブリッジ大学で出版された文法書シリーズを参考にしており、初級編・中級編・上級編のそれぞれを解説しています。簡単なイラストを交え、中学生から社会人まで、幅広い層に対応できる英語の文法学習を提供しています。筆者は生徒たちから「分かりやすい!」と評判であり、その指導経験を活かした文章が魅力です。ぜひ、英語の学習に役立ててみてください。
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第29回:「may / might」が表すニュアンスの確認

今回は、助動詞「may / might」について、
確認を進めていこうと思います。

Q. この記事で、一番大事なことって何?

A. 大事なことを、1枚の画像にまとめました。

いちいちノートにまとめるのが面倒だという方、また、
ノートにまとめることが苦手だという方は、ご活用ください。

助動詞may/mightが表す意味のまとめ画像

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Q. そもそも、「may/might」の意味は何だっけ?

A. may/might:〜かもしれない/たぶん〜/おそらく〜
を表します。

「may / might」は、何かが可能であることを表したり、
「おそらく」ということを表す助動詞です。
細かく確認を進めていきましょう。

「may / might」を活用する

  • may/might:たぶん、(今)〇〇かもしれない
  • may/might not :たぶん、(今)〇〇ではないかもしれない
  • may/might + have + 過去分詞
    :たぶん、(昔)〇〇したかもしれない
  • may/might + not + have + 過去分詞
    :たぶん、(昔)〇〇してなかったかもしれない

今のことについて表現したい場合は、「may/might」
昔のことについて表現したい場合は、「may/might + have + 過去分詞」
いつのことなのかに応じて、使い分けるようにしましょう。

※注意点

「could」も「may」や「might」と似たような意味で使われますが、
「could not have + 過去分詞(〇〇出来なかったはず)」と、
「may not have + 過去分詞(〇〇してなかったかもしれない)」では、
意味が大きく異なるので、注意しておきましょう。

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Q. これらの表現を使うと、どんな文ができるの?

A. 例文を何個か書いておきます。

It may be true.
(それは本当かもしれないね。)

He might want to be alone.
(彼は一人になりたいのかもしれない。)

It may not be true.
(それは本当ではないかもしれない。)

She might not want to see him.
(彼女は彼に会いたくないのかもしれない。)

She might have gone shopping.
(彼女は買い物に行ったのかもしれない。)

You might have left your umbrella in the restaurant.
(あなたは、レストランに傘を忘れたのかもしれません。)

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Q. これらの表現は、どんな時に使えるの?

A. この表現が使える場面をイラストにしてみました。

イラストで分かる「may/might」の使い方

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補足:イラストの日本語訳

※注)多少、意訳しております。

Do you know about this book ?
(この本知ってる?)

I might not know about it.
Actually, I didn’t read many books when I was a kid.
(知らないかも。
実際、子供の頃よく本を読んでいたわけでもないし。)

You might have read about it. This story is really famous.
(読んだことあるかもしれないよ。この話は有名だし。)

What is the story like ?
(どんな話?)

This is a story about a fish. Have you ever heard about it ?
(魚の話だよ。聞いたことある?)

I couldn’t remember it. Besides, I don’t even see the title of this book.
(思い出せないなぁ。それに、この本のタイトルを見たことさえないし。)

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Q. この記事の要点は?

A. 「may/might」の意味と活用の仕方を確認しました

今のことなら、「may/might + 動詞の原形」
昔のことなら、「may/might + have + 過去分詞」
を活用して、文を作ることが出来るようにしましょう。

文法は、スポーツで言うところのルールブックみたいなもの。
英語学習のゴールは、英語を使えるようにすること!
英語を使うとは、スポーツで言うと、試合に出るようなもの。
試合にでる、つまり、会話で活用できるようにするためには、
練習をしないといけません。
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次回の文法解説は?

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