第4回:現在進行形として使えない動詞と、細かい注意点
今回は、動詞の使い方として、現在進行形にできない動詞を確認します。
また、細かいニュアンスの違いにも目を向けてみましょう。
Q. この記事で、一番大事なことって何?
A. 大事なことを、1枚の画像にまとめました。
いちいちノートにまとめるのが面倒だという方、また、
ノートにまとめることが苦手だという方は、ご活用ください。
Q. 現在進行形にできない動詞の共通点は?
A. その動詞が「動作」ではなく、「様子や状態」を表します。
現在進行形は、継続中の行動を表しています。なので、
そもそも、「行動」ではなく「状態」を表す動詞は、進行形に出来ません。
現在進行形にできない動詞
- like:好む
- want:欲する
- need:必要とする
- prefer:より好む
- know:知る
- realize:気づく
- suppose:〜と思う
- mean:意味する
- understand:理解する
- believe:信じる
- remember:覚えている
- belong:所属(所有)する
- fit:適する
- contain:含む
- consist:〜からなる
- seem:〜のようだ
上記の動詞は、現在進行形の形になりません。
どの動詞の意味も、「状態や様子」を表していることが分かると思います。
「think」という動詞について
「think」は、現在形・現在進行形のどちらが使われているのかによって、
意味が異なってきます。
- 「think」の意味が、「信じる・意見がある」というものなら、
現在進行形にはできません!=現在形で表します。 - 「think」の意味を、「考える」という意味で使う時には、
現在進行形にすることができます。
細かい違いですが、現在形と現在進行形のどちらを使うかによって、
意味や、ニュアンスが異なるので、違いを理解しておきましょう。
その他の現在進行形にできない動詞
「see / hear / smell / taste」も現在進行形に出来ません。
いわゆる、「知覚動詞」(人の感覚を表す動詞)も、
現在進行形にはできません。
ちなみに、これらの動詞は、「can」と一緒に使われることが多いです。
現在形でも現在進行形としても使える動詞
「look / feel」これらの動詞は、現在形でも現在進行形としても使えます。
現在形としてのニュアンスを伝えたいのか、
現在進行形としてのニュアンスを伝えたいのか、
文脈に応じて使い分けられるようにしましょう。
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Q. これらの表現を使うと、どんな文ができるの?
A. 例文を何個か書いておきます。
Do you understand what I mean ?
(私の言っていることが分かりますか?)
What do you think of my ideas ?
(私のアイデアについてどう思いますか?)
He is thinking of quitting his job.
(彼は、仕事を辞めることを考えている。)
It tastes really good.
(これ、本当に美味しいね。)
I’m feeling hungry. Is there anything to eat ?
(お腹減った。何か食べるものある?)
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Q. これらの表現は、どんな時に使えるの?
A. この表現が使える場面をイラストにしてみました。
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補足:イラストの日本語訳
I think she wants me to do every housework.
(彼女は自分に全ての家事をしてほしいんじゃないか。
って思うんだよね。)
Oh, do you ?
(そうなの?)
I suppose she likes watching TV dramas while we eat dinner.
(多分、ご飯を食べながらドラマを見るのが好きなんだと思う。)
Really ?
(ほんとに?)
I’ve got a message from her. It seems she is angry right now.
(彼女からメッセージが来た。これは怒ってそうだな。)
All of what you said is your subjective point of view, isn’t it ?
(君が言ったことって、全部、君の主観だよね?)
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Q. この記事の要点は?
A. 状態を表す動詞は、現在進行形にできないことを確認しました
細かいニュアンスも含めて理解することが大切です。
現在形と現在進行形を使い分けることで、
意味やニュアンスを変えることも出来るので、
使い分けることが出来るよう、練習も繰り返してみましょう。
文法は、スポーツで言うところのルールブックみたいなもの。
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この記事を作る際に参考にした文法の解説書になります。
すべて英語で書かれていますが、練習問題が付いてます。
イギリス英語なので、スペル等の表記が異なる部分もありますが、
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という方は、使ってみても良いかもしれません。
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