「say」を受動態の文で使うと… 英語文法解説 中級編 part 45

文法解説-中級編
この記事では、英語の学習塾で8年以上の指導経験がある筆者が、分かりやすく易しい英文法解説をしています。ケンブリッジ大学で出版された文法書シリーズを参考にしており、初級編・中級編・上級編のそれぞれを解説しています。簡単なイラストを交え、中学生から社会人まで、幅広い層に対応できる英語の文法学習を提供しています。筆者は生徒たちから「分かりやすい!」と評判であり、その指導経験を活かした文章が魅力です。ぜひ、英語の学習に役立ててみてください。
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第45回:「say」などの動詞を受け身で使えるようにする

「say」や、ある一部の動詞は、
受け身の文を作る時に注意することがあります。

Q. この記事で、一番大事なことって何?

A. 大事なことを、1枚の画像にまとめました。

いちいちノートにまとめるのが面倒だという方、また、
ノートにまとめることが苦手だという方は、ご活用ください。

受け身の文の作り方のまとめ画像

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Q. 「say」を受け身の文にすると、どうなるの?

A. ① It is said that … / ② 主語 + is said to + 動詞の原形

①か②のいずれかの形を作る必要があります。
他にどんな単語が、この文の形を作るのかを見てみましょう。

It is 〇〇 that … / 主語 + is 〇〇 to + 動詞の原形を作る動詞

  • said / alleged / believed / considered / known
    reported / thought / understood

これらの単語が、「It is 〇〇 that … / 主語 + is 〇〇 to + 動詞の原形」
の〇〇の部分に使われます。

これらの単語を使って受け身の文を作る時は、
「It」を主語にするか、「主語 + be動詞 + 〇〇 + to + 動詞の原形」
の形を作るということを覚えておきましょう。

「be supposed to + 動詞の原形…」の意味

  • be supposed to + 動詞の原形…
    :〇〇と言われている
    :〇〇らしい
    :〇〇のはず
  • be not supposed to + 動詞の原形…
    :〇〇すべきではない

「be supposed to …」の形で、様々な意味を表すことも出来るので、
合わせて覚えておくと、便利な表現だと思います。

例文も確認しながら、これらの表現の使い方を確認してみましょう。

---

 

Q. これらの表現を使うと、どんな文ができるの?

A. 例文を何個か書いておきます。

  • It is expected that the weather will be good tomorrow.
    (明日の天気は良くなると予想される。)
  • The weather is expected to be good tomorrow.
    (明日の天気は良くなると予想される。)
  • It is reported that the building has been badly damaged by the fire.
    (火事により、建物が酷く損傷したと報じられている。)
  • The building is reported to have been badly damaged by the fire.
    (火事により、建物が酷く損傷したと報じられている。)
  • I shouldn’t be eating this cake really. I’m supposed to be on a diet.
    (私は。このケーキを食べるべきではない。ダイエット注だし。)
  • You’re not supposed to park your car here.
    (車をここに停めるべきではありません。)

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Q. これらの表現は、どんな時に使えるの?

A. この表現が使える場面をイラストにしてみました。

イラストで分かる受け身の表現の使い方

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補足:イラストの日本語訳

※注)多少、意訳しております。

It is said that we need to reduce our energy consumption
even if it’s too hot.
(暑かったとしても、エネルギーの消費を抑えるように
って言われているよね。)

I know. I heard that from today’s news.
(うん。今日のニュースで聞いた。)

But, It is also reported that we should use air conditioning
to reduce the risk of heatstroke.
(でも、熱中症のリスクを抑えるために、
エアコンは使うべきだって言われているよね。)

That’s right. I feel it contains some contradiction.
(うん。ちょっと矛盾がある感じもするね。)

What should we do then ?
(どうすべきなんだろうね。)

Be careful not to become a heatstroke.
(熱中症にならないように気をつけよう。)

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Q. この記事の要点は?

A. It is 〇〇 that … / 主語 + is 〇〇 to + 動詞の原形
の受け身の形を作る動詞を確認しました。

それぞれの動詞を覚えたり、「supposed to…」といった表現も
覚える必要があります。文の意味と、使う場面を理解して、
実際に使えるようになると、様々な場面で応用が利く表現だと思います。

文法は、スポーツで言うところのルールブックみたいなもの。
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次回の文法解説は?

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