「have」を使役動詞として使う 英語文法解説 中級編 part 46

文法解説-中級編
この記事では、英語の学習塾で8年以上の指導経験がある筆者が、分かりやすく易しい英文法解説をしています。ケンブリッジ大学で出版された文法書シリーズを参考にしており、初級編・中級編・上級編のそれぞれを解説しています。簡単なイラストを交え、中学生から社会人まで、幅広い層に対応できる英語の文法学習を提供しています。筆者は生徒たちから「分かりやすい!」と評判であり、その指導経験を活かした文章が魅力です。ぜひ、英語の学習に役立ててみてください。
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第46回:使役動詞「have」の使い方

使役動詞を使った文の型と、
その文が表すニュアンスを確認します。

Q. この記事で、一番大事なことって何?

A. 大事なことを、1枚の画像にまとめました。

いちいちノートにまとめるのが面倒だという方、また、
ノートにまとめることが苦手だという方は、ご活用ください。

使役動詞「have」の使い方のまとめ画像

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Q. そもそも、「使役動詞」って何?

A. 「…させる」を表します。
make / have / let の3つが大事です。

今回は、「have」に注目して、
文の作り方や意味を解説します。

使役動詞「have」の使い方

  • have + 「もの」 + 過去分詞
    ①(誰かに)〇〇させる
    ②(人や人の所有物に)何かが起こる
    (大抵は悪いことが起こったことを表す)

上記にあるように、過去分詞の位置に気をつける必要があります。

「今、〇〇させる」ことを表す場合は、「have」
「昔、〇〇させた、(してもらった)」ことを表す場合は「had」を使います。
時制にも気をつけながら、文を作るようにしましょう。

また、「have」の代わりに「get」を使うことも出来ます。
例文と合わせて、文の作り方や意味を確認してみましょう。

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Q. これらの表現を使うと、どんな文ができるの?

A. 例文を何個か書いておきます。

  • The last time I had my eyes tested was a year ago.
    (前に目を検査されたのは、一年前だ。)
  • We need to get this document translated as soon as possible.
    (私達は、この書類をできるだけ早く翻訳する必要がある。)
  • When was the last time you had your hair cut ?
    (前に髪を切ったのはいつ?)
  • I think you should have that coat cleaned.
    (そのコートは、クリーニングに出すべきだと思うよ。)
  • She had her smartphone stolen.
    (彼女はスマホを盗まれた。)

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Q. これらの表現は、どんな時に使えるの?

A. この表現が使える場面をイラストにしてみました。

イラストで分かる使役動詞「have」の使い方

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補足:イラストの日本語訳

※注)多少、意訳しております。

I had my hair cut yesterday. What did you do yesterday?
(自分は、昨日髪を切ってたんだ。君は何してた?)

I had the window that was broken by the earthquake repaired.
(自分は、地震で壊れた窓を直してもらってた。)

The earthquake hit the city again.
(地震がまた、街を襲いました。)

Were you OK yesterday ?
(昨日は大丈夫だった?)

I wasn’t injured, but the window was broken again.
(怪我はしなかったけど、また窓が割れた。)

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Q. この記事の要点は?

A. 「have」を使って、「使役」の文を作りました。

語順と意味を、正確に覚えることが大切です、
また、文脈によって意味が変わるので、
どのような文脈で使うのか。よく理解しておくことも大切です。

文法は、スポーツで言うところのルールブックみたいなもの。
英語学習のゴールは、英語を使えるようにすること!
英語を使うとは、スポーツで言うと、試合に出るようなもの。
試合にでる、つまり、会話で活用できるようにするためには、
練習をしないといけません。
文法を自由自在に活用するために、
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参考書も、自分に合った物を選ぶことが大切ですが、
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次回の文法解説は?

この記事を作る際に参考にした文法の解説書になります。
すべて英語で書かれていますが、練習問題が付いてます。
イギリス英語なので、スペル等の表記が異なる部分もありますが、
「使い方を練習したい」「繰り返し問題を解きたい」
という方は、使ってみても良いかもしれません。

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